読んだ本の感想をつづったブログです。



 日付 記事タイトル
 2009/03/29  『ブログ進化論-なぜ人は日記を晒すのか』
 2009/03/28  『聖☆おにいさん 1』
 2009/03/27  『怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道』
 2009/03/26  『水木しげるの憑物百怪〈上〉〈下〉』
 2009/03/24  『日本文化の基層を探る ナラ林文化と照葉樹林文化』  
 2009/03/22  『ブラック・ジョーク大全』
 2009/03/18  『ワルに学ぶ「実戦心理術」』
 2009/03/17  『文科系のための暦(こよみ)読本』
 2009/03/14  『初心者でもわかるアクセスアップの成功強化書』
 2009/03/11  『ひとつ目女』
 2009/03/09  『星の民俗学』
 2009/03/06  『システムはなぜダウンするのか』
 2009/03/03  『人類と建築の歴史』
 2009/03/02  『水木しげるの妖怪伝大画集』
 2009/03/01  『7つの贈り物』


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ブログ進化論-なぜ人は日記を晒すのか
ブログ進化論?なぜ人は日記を晒すのか
岡部 敬史
講談社 2006-04-21

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関連商品
ウェブログの心理学
ブログ 世界を変える個人メディア
超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り (角川oneテーマ21)
ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書)
ブログ炎上-Web2.0時代のリスクとチャンス (アスキービジネス)

ブログの急激な普及と定着に関して、その背景や社会的な影響、今後の可能性などを具体的な人気ブログを例にとってさまざまに語っている本。

本文は大きく3章から構成され、以下のようになっている。
  1. 日記としてのブログ
  2. メディアとしてのブログ
  3. ビジネスとしてのブログ

まず1章では日記のような構成のブログがいかに一般の人が書く上でのハードルを下げたかや自分の何かを他人に知らせるという欲求を満たすか、そしてブログを書く人が増えることでネット社会において礼儀を守る人が増えることが期待できるといったあたりが書かれている。

次の2章では誰でもブログで情報を発信できることから、これまで大手メディアに独占されがちな傾向にあった事件やニュースに関して捏造や歪曲を監視することが可能になりつつあることや、ブログを通して様々な才能を見出すという利用方法についての可能性について論じている。

最後の3章では企業の担当者ブログや店主ブログなどを例に上げ、顔の見える情報発信やきめ細かなコミュニケーションをうまくやることができることや、ブログが検索で上位に表示されやすい特性、アフィリエイトなど収益やビジネス、就職などに関わることを扱っている。

それぞれの項目について簡潔かつ具体的な例を挙げて書かれており、ブログが果たしている役割についての理解が整理されて興味深く読むことができた。


[著者の他の作品]
このWeb2.0がすごい!
「このWeb2.0がすごい!」
 著者:岡部 敬史
 出版:日経BP社
 発売日:2006-12-22
 価格:¥ 1,260
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聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
中村 光
講談社 2008-01-23

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関連商品
聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)
聖☆おにいさん 3 (3) (モーニングKC)
荒川アンダーザブリッジ (1) (ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダーザブリッジ (2) (ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダーザブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)

ブッダとキリストが現代の東京で日常生活を営むという設定のコメディ漫画。
通常漫画はそれほど買わないが、かなり評判がいいようなのと設定に興味を持ったので購入して読んでみた。

世紀末を無事に乗り切るという仕事に成功した2人は、休暇で立川のアパートに2人暮らしをして東京生活を楽しんでいる。

お金に細かくて家事をせっせとこなすブッダと、東京のあれこれに積極的な興味を示して無駄遣いをしてしまうイエスのキャラクター設定が面白い。
ただしそこはあくまで聖人なので、ブッダが徳の高いことを言ったり怒ったりすると後光が出るし、イエスも無理な我慢を続けると聖痕が出てしまったりとそれぞれの特徴が出てしまう。

ゆるい感じの笑いが随所にちりばめられており、楽しく読み進んでいける。
特にブッダが子供たちに額を狙われても仏罰を与えようとしないあたりはさすがだと思った。

仏教やキリスト教の小ネタも伏線として活かされており、なかでも2人が着ているTシャツに書かれた文字の内容がツボにはまった。

[著者の他の作品]
中村工房 (1) (ガンガンWINGコミックス)
「中村工房 (1) (ガンガンWINGコミックス)」
 著者:中村 光
 出版:スクウェア・エニックス
 発売日:2002-11
 価格:¥ 580
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怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)
怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)
高野 秀行
集英社 2007-09-20

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関連商品
神に頼って走れ!―自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)
巨流アマゾンを遡れ (集英社文庫)
幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)
怪しいシンドバッド (集英社文庫)
ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)

怪しいルポを多く書いているライターによる、インドで発見報告のあった幻の魚?を探しに出かけた顛末を描いたノンフィクション。

若い頃のように海外のあちこちに出かけなくなった著者は、病的に好きな未知の探し物ができないフラストレーションのあまり、ブログで探し物がないか募集を行ったところ、投稿の中からUMA(未確認動物)として怪魚ウモッカというのがあった。
これはインドの漁村で網にかかっていたのをある日本人旅行者が目撃したもので、背中にとげがあり鋭い歯やシーラカンスを思わせるひれなど、従来の生物学の分類に属しそうにないものというイラストで紹介されていた。なお、それはぶつ切りにされカレーの具にされたともあった。

仮に発見されるとシーラカンス以来の生物学上の大発見ということに舞い上がった著者はこの件に飛びつき、出来る限りで大掛かりな準備を始めた。
まずはサイトの管理人や目撃者から生物学者などの専門家に話を聞き、現地語を在日中のインド人に習ったりウモッカの手配書を作成するなど、呆れるほどのエネルギーを費やしていく過程が前半で描かれている。

ところがその後冒険小説などではまずありえないような展開になっていく。
後半のあらすじだけ述べると簡単で地味というか間抜けというか、ともかく脱力系の状態になっていくが、さすがにネタバレになるので触れない方がいいだろう。
ただしその際に著者があがいたり妄想したりする過程が克明に描かれていてこれはこれで笑えてくる。
Amazonのレビューで怒っていた人がいたのも分からないではないが、ノンフィクションならではの出来事ということで、楽しんで読んだほうがいいところだろう。



[著者の他の作品]

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水木しげるの憑物百怪〈上〉 (小学館文庫)
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水木しげるの憑物百怪〈下〉 (小学館文庫)
図説 日本妖怪大全 (講談社プラスアルファ文庫)
水木しげる 妖怪百物語
神秘家列伝〈其ノ壱〉 (角川ソフィア文庫)
今昔物語(下)―マンガ日本の古典 (9) 中公文庫

水木しげるによる、人や動物、器物、家系など様々なものに取り付いて怪異をもたらす憑物(つきもの)についてイラストとエッセイ風の解説で構成されている本。

元はハードカバーで1冊、そしてイラストが白黒だったものを文庫化するにあたって上下巻に分けてイラストがカラーとなりカラフルで楽しみやすくなっている。
ただし1項目の憑物に当たり、見開き2ページのイラストの後にまた見開き2ページで文章という構成になっており、文を読んで前に戻ってイラストを見返すという読み方を強いられ、構成に難がある。

憑物というように、著者がよく描く妖怪とは少々趣が違うものとして書かれ、目には見えないが不可思議な現象として現れるものだという。
このあたり霊やアニミズム的な神との関係にも繰り返し語られていて、著者の憑物観が感じられる。

具体的にはキツネツキや管狐、四国の狸のような比較的広く知られているものの他、コックリさんやトイレの花子さん、人面犬など憑物といっていいか疑問なもの、全国各地に伝わる伝承などが書かれていてまあまあ面白い。

[憑物落としのシリーズもの小説]

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