読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル
2009/10/30『電子マネーがわかる』
2009/10/29『マンボウ周遊券』
2009/10/28『かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて』
2009/10/27『銀河おさわがせ中隊』
2009/10/26 『金運が強くなる50の小さな習慣』
2009/10/25『二兎を追うものは、三兎をも得る―「ゆとり」と「お金」を手に入れるビジネス必勝法』
2009/10/24『読書進化論-人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか-』
2009/10/23『日本人の歴史〈第3巻〉お金と日本人』
2009/10/22『河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手』
2009/10/21『お金で苦労する人しない人―金銭感覚の達人』
2009/10/20『玄笑地帯』
2009/10/19『河鍋暁斎戯画集』
2009/10/18『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』
2009/10/17『オイルマネーの力 世界経済をリードするイスラム金融の真実 』
2009/10/16『WindowsXP/2000コマンドプロンプトポケットリファレンス』
2009/10/15『またまたへんないきもの』
2009/10/14『狂気の沙汰も金次第』
2009/10/13『何を書くか、どう書くか―知的文章の技術』
2009/10/12 『アシモフの雑学コレクション』
2009/10/11 『寛容力-怒らないから選手は伸びる』
2009/10/10『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』
2009/10/09『インターネットで儲ける週末副業術』
2009/10/08『魑魅魍魎の世界―江戸の劇画・妖怪浮世絵』
2009/10/07『絶妙な「報・連・相」の技術』
2009/10/06『謙信びいき』
2009/10/05『シンプル族の反乱-モノを買わない消費者の登場』
2009/10/04『オイルマネー』
2009/10/03『へんないきもの』
2009/10/02『道誉と正成』
2009/10/01『マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男』



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電子マネーがわかる (日経文庫)
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岡田 仁志 (著)
日本経済新聞出版社 2008-04

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スイカ、パスモ、ナナコ、ワオン、エディ・・・など様々な種類のカードが登場して普及の進む電子マネーについて、その種類や機能、今後の展望などについて解説している本。

まだ使っていなくてよく知らないのと、先日TBS系のTV番組であるがっちりマンデーで電子マネーを利用した節約術が紹介されていたのを観たこと、ニュースで取り上げられることが多いことなどから関心を持ち、図書館で借りて読んでみた。
(日経文庫を読むのはこれが初めてかもしれない。体裁が固そうなので敬遠していた)

電子マネーの分類にはその発行者や利用方法などから、
  • 鉄道系 : スイカ、パスモ、イコカなど
  • 流通系 : ナナコ、ワオンなど
  • その他 : エディなど
という分類されることや、技術の規格から、
  • タイプA : フィリップス社
  • タイプB : モトローラ社
  • フェリカ : ソニー
に大きく三分されること、それから支払いや利用の方法によって、
  • 先にチャージして媒体に価値を蓄積するプリペイド型
  • クレジットカードのように、後から決済がなされる後払いの決済サービス
  • プリペイド型のバリエーションとして、アクセスキーなどを介して価値を運営会社のサーバ上に蓄積するネットワーク電子マネー
など多くの種類が存在していることが書かれていて、思った以上に多くの種類があることが分かって驚く。
個人的にはクレジットカードがさらに使いやすくなったような後払い型の決済サービスなどは、安易な利用をしてしまいそうだったりリスクが高そうに感じられて少々抵抗がある。
とはいえポイントが付加されたり特典があったりと利点も多そうなので、登録の不要なワオンあたりから利用を検討してみたい。

他にも電子マネーが地域社会の振興に貢献する場合や社会の一部を変える力を秘めていることや、各国で利用されている電子マネーの形態や状況(例えばアジアでは普及しヨーロッパではあまり普及していないなど)、今後の展望などに関して書かれていて、概要が分かって興味深いものがあった。

電子マネーという形を通して、おカネという概念は何ぞやということをいろいろと思いを馳せることにつながったので良書だと思う。
利用額や残高などについて実感がわきにくいのが少々こわいところではあるが、賢い利用で生活を豊かにすることを心がけたいところである。


[コラムの中で、レジ王VS客王(両さん)のマニアックなやり取りが紹介されている作品]
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マンボウ周遊券



著:北杜夫


出版社:(株) 新潮社
発売日:1980年04月01日






北杜夫によるマンボウシリーズの一作で、旅行ものが多く収録されているエッセイ集。

  • 遠藤周作、阿川弘之という先輩とともに出かけたヨーロッパへの講演旅行
  • 阿川弘之に同伴してのマダガスカル行き
  • 星新一、大庭みな子とともに招待されての旧ソ連旅行
など、他の作家との海外への旅行の記載が多く、著者と同行者たちが珍道中を繰り広げていて楽しい。

特に、個性の強い遠藤周作と阿川弘之の2人の仲良さゆえの口げんかの模様や、星新一の夢遊病(?)やシベリア鉄道の寝室から出られなくなったことによるサスペンス(!)などが面白い。

他にも当時弱かった阪神をテレビで応援して一喜一憂する話や、遠藤周作の口車に乗せられてネスカフェのCMに出演して大変な目にあった話などが収録されている。

マンボウシリーズの中でも好きな作品の一つで、久しぶりに読み返してそのユーモアの上品さというか感じのよさを再認識した。

[著者の他のエッセイ]

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かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて
かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて
ニール・ドグラース タイソン (著), 吉田 三知世 (翻訳)
早川書房 2009-08

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2006年、国際天文学連合によって惑星の定義から外された冥王星について、歴史的・文化的な捉えられ方や、惑星か否かという論争の経緯などについて書かれている本。

冥王星は1930年にアメリカ人のトンボーによって発見され、その時期にディズニーアニメでも主人公ミッキーマウスの飼い犬としてプルート(冥王星の英語名)という名のキャラクター(以下の絵を参照)が創られたこともあって、アメリカ人にとって冥王星は他国からすると異常なほどポピュラーな存在ということが書かれている。


発見以降は太陽系第9の惑星として広く認知されてきたが、太陽系で冥王星の他にも構成の似た天体が続々と発見されたり、その構成が他の惑星の2種類グループ(地球のような岩石型と木星のようなガス型)のどちらにも属さないことなどから、冥王星は惑星と捉えることへの疑問が提起されるようになってきた。
そもそも惑星とは何かという定義があいまいだったこともあり、学者たちの間では論議が交わされていたようである。

著者はプラネタリウムの館長も務める天文学者で、従来のように9つの惑星というくくりではなく、属性による以下のようなグループ別で展示を行った。
  • 地球や火星のような岩石型惑星
  • 火星と木星の軌道の間にある小惑星
  • 木星や土星などのガス型惑星
  • 海王星の外のエッジワース・カイパーベルト天体 ←冥王星はここ
  • さらにその外、彗星からなるオールト雲
展示では冥王星が惑星であるともそうでないとも明示していなかったが、新聞記事で大々的に取り上げられるに及び、社会を巻き込んでの賛否両論の入り乱れた論争が始まることになった。

特に憤慨した小学生が多く、著者のもとへも彼らからの手紙が大量に届けられ、それらの一部が掲載されていて微笑ましい。
他にも天文学者によるもっともな意見や、一部の人々による感情的な暴論、さらにはこの論争を風刺したパロディや詩など多くのものが掲載され、アメリカ人にとって冥王星が惑星かどうかということがいかに関心のある話題だったかが分かって面白い。

やがて議論が交わされるうちに冥王星が他の惑星と同じくくりでは合わないという認識が共有されるようになり、2006年に開かれた国際天文学連合の総会で、惑星の定義に太陽を回ることや球体をしていることの他に”その軌道上にその天体に匹敵するような別の天体を一掃していること”という一項目が追加され、これが決め手となって冥王星が正式に惑星ではないということになった。

決まったら決まったで冥王星に対するなぐさめの文章やイベント、政治情勢を絡めたパロディなども大量に作られることになり、実ににぎやかな様子が伝わってくる。

冥王星は惑星ではなく準惑星ということになるが、以前読んだ『太陽系に未知の「惑星X」が存在する! 』にもあるように、冥王星よりも遠くの場所に天体がいくつも発見されていくことが期待されており、これはこれで楽しみである。

かなり遠くにあって実態もよく分からない天体について熱烈に議論が交わされる様子がユーモアのある書き方で述べられていて、興味深さとともにかなり楽しむことができた。
ある程度知られていると思われていた太陽系も、まだまだいろいろな発見があって面白いと再認識させられる。

[著者の他の作品]
ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論
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大富豪の大尉がはみだし者ぞろいの中隊に赴任し、財力と指導力で変革していくというユーモアSFシリーズの第1作。

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さらに主人公が大金持ちでスケールの大きな金の使い方をするところは、筒井康隆原作で深田恭子がドラマの主演を務めた『富豪刑事』の要素も強く持っている。

こうした癖のある連中に対してフールはそれぞれの長所を見出し、オメガ中隊はやがてまとまりを持ちつつも妙なエネルギーにあふれた中隊へと変わっていくことになる。

ユーモアとバイタリティが底抜けの前向きさに裏付けられているフールの他にも、個性的な隊員たち、さらにはフールに付き添っている語り手役の執事・ビーカーなどのキャラクターが活き活きと描かれていて楽しく読み進めることができる。

かなり以前に読んだ作品で久しぶりに読み返してみたが、やはりいい作品だと思う。




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