読んだ本の感想をつづったブログです。


日付記事タイトル
2009/12/30『東京箱庭鉄道』
2009/12/29『下天を謀る(上・下)』
2009/12/26『西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編』
2009/12/24『100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図』
2009/12/17『続 怪しい雑魚釣り隊―サバダバサバダバ篇』
2009/12/15『天皇になろうとした将軍―それからの大平記 足利義満のミステリー』
2009/12/14『エースの品格 一流と二流の違いとは』
2009/12/12『SEのフシギな職場―ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ヶ条』
2009/12/11『地下利用学―豊かな生活環境を実現する地下ルネッサンス』
2009/12/10『人間文化研究機構 連携展示 百鬼夜行の世界』
2009/12/07『徳川家康  トクチョンカガン (上・下)』
2009/12/04『スーパーロボット大戦MX』
2009/12/03『もっと知りたい歌川広重―生涯と作品 』
2009/12/02『サンクコスト時間術』
2009/12/01『イングロリアス・バスターズ』



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日付記事タイトル                                      
2009/12/17『続 怪しい雑魚釣り隊―サバダバサバダバ篇』
2009/12/12『SEのフシギな職場―ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ヶ条』
2009/11/25『わしらは怪しい雑魚釣り隊』
2009/11/20『言いにくいことを「サラリ」と言う技術』
2009/11/18『河鍋暁斎 暁斎百鬼画談』
2009/11/15『マスゴミ崩壊-さらばレガシーメディア』
2009/11/03『花のタネは真夏に播くな-日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学』
2009/10/28『かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて』
2009/10/22『河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手』
2009/10/01『マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男』
2009/09/18『千変万化に描く北斎の冨嶽三十六景』
2009/09/13『イスラムマネーの奔流 日本に押し寄せる1000兆円の津波』
2009/09/05『ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本』
2009/08/17『諸子百家 (講談社学術文庫)』
2009/08/14『熱風大陸―ダーウィンの海をめざして』
2009/08/13『アフリカにょろり旅』
2009/08/09『地下・地下・地下!』
2009/08/05『軌道エレベーター―宇宙へ架ける橋』
2009/07/14『思考・発想にパソコンを使うな-「知」の手書きノートづくり』
2009/06/23『妖怪研究家ヨシムラ 』
2009/05/30『図説 妖怪画の系譜』
2009/04/29『日本の国宝、最初はこんな色だった』
2009/04/24『熈代勝覧の日本橋―活気にあふれた江戸の町』
2009/04/01『イスラム金融入門―世界マネーの新潮流』
2009/03/24『日本文化の基層を探る ナラ林文化と照葉樹林文化』
2009/03/06『システムはなぜダウンするのか』
2009/02/26『生命の星・エウロパ』
2009/02/25『Windows DOS/コマンドプロンプト辞典』
2009/02/10『百鬼夜行絵巻―妖怪たちが騒ぎだす』
2009/01/17『百鬼夜行絵巻の謎』


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東京箱庭鉄道
東京箱庭鉄道原 宏一 (著)
祥伝社 2009-05-14

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関連商品
トイレのポツポツ
ヤッさん
床下仙人 (祥伝社文庫)
かつどん協議会 (集英社文庫)
へんてこ隣人図鑑 (角川文庫)


主人公の前に突然謎の紳士が現れ、予算400億円、期間3年という条件で東京へ敷設する鉄道のプランを立てて欲しいという依頼がなされ、メンバーを集めてプロジェクトに挑むという小説。

400億円とはいまいち実感の湧かない額だが、調査するうちに全長数キロ程度の規模しか引けないことが分かり、新宿周辺や吉祥寺あたりの不便な場所、地元から復活の要望の強い場所などでの路線案が構想され、主人公を中心に集まった5人はあれこれ議論を重ねながら話は盛り上がっていく。

そこから謎の資産家である日野宮氏の過去や、明らかに西武鉄道グループを皮肉った企業グループの暗躍などが徐々に描かれてきて、西武鉄道グループが戦後にうすら暗い手口で急成長を遂げたことに対する風刺にもなっている。

ストーリー自体は『かつどん協議会』と同じような感じで目新しさは少ないが、鉄道に対してのわくわくするような思いや鉄道プランがリアルで実際にできると面白そうで、楽しく読むことができた。


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下天を謀る(上)
下天を謀る(上)安部 龍太郎 (著)
新潮社 2009-11-27

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下天を謀る(下)
道誉と正成
小太郎の左腕
排出権商人
墨染の鎧〈上〉


安部龍太郎による、藤堂高虎の生涯を描いた歴史小説。
以前読んだ『江戸時代の設計者―異能の武将・藤堂高虎』を参考文献になっていることがあとがきに書かれており、江戸時代の城作りや街づくりなどの社会整備に多大な貢献をしたという面が多く描かれていて厚みがある。

水野家の照葉姫とのロマンス、照葉のいとこの勝成や加藤清正らとの友情、そして高虎を見出した羽柴秀長や後年重用した徳川家康とのやりとりなど、多くの名場面が描かれていてドラマとしても面白い。
特に、秀長の後継者である秀保の怪死事件を受けて秀吉への抗議の意味で高野山に出家した際、家康から山から下りるよう説得する書状が場面はタイトルと連動していて印象深かった。

他にも秀吉の晩年における変質には淀殿が裏で操っていたという話や、高虎が加藤清正や池田輝政ら豊臣家の家臣たちから兄貴分と遇されている描写、淀殿の使いにすぎない石田三成が関ヶ原で増田長盛に出した書状の中で愚痴をつづっているところに伊達政宗や大久保長安によるキリシタン同盟の陰謀など、他の作品に書かれていない場面が多く描かれていて飽きさせない。

終盤の大阪冬の陣・夏の陣での描写では少々物足りない感じもするが、火坂雅志の『虎の城 (上) (下)』と同じくらい読みごたえのあるいい作品だったと思う。



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西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
西原理恵子 (著)
新潮社 2009-09-25

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関連商品
できるかなEX (扶桑社ムック)
サイバラ茸 8
毎日かあさん家計簿2010 (小学館実用シリーズ LADY BIRD)
たまりませんな 静と理恵子の血みどろ絵日誌 (角川文庫)
アニメコミックス 毎日かあさん3


下手に見えるがインパクトの強い画風とあけすけでどぎつい内容が印象に残る西原理恵子による、FXに挑戦して期待通り(?)に大負けするという体験を描いた「金融スクエアbang!」というサイトに連載された漫画と、無頼系漫画である鳥頭日記の作品の2本立てによる作品。
近所の新古書店に100円で販売されていたものを購入した。

印象に残るのはやはり、ヒルズじゃない六本木にあるIT企業の青山社長から持ち込まれた企画により、青山社長とともにFXで散々な目にあう前半で、このあたりは以前FXをやってみてしくじった経験があるので実によく共感できた。
”底って割れるのね”という名言や、青山社長の似てないけど腹黒そうなタヌキ風の似顔絵の描写、そして随所でアブダビ投資庁やユダヤ人が多額の資金を投入した結果相場が大荒れする想像図など、うわ~と思いながら読み進んでいった。
安易に相場に手を出すとどういうことになるかが分かるという意味で有効な作品だと感じる。

著者と青山社長が経済評論家の森永卓郎と行った対談「お前ら、FXなめとんのか!?」の中で、FXではどのような世界情勢の変化がダイレクトに反映されるため、取引はこまめにクローズすること、少なくとも週末にほったらかしにするのなどは基本的にやめておくべきだという森永氏のアドバイスが書かれており、高いレバレッジをかけてこの手の取引をするのがいかにリスキーであるかを再認識させられた。

最近の著者は毎日新聞に連載されている『毎日かあさん』というほのぼのとしたシリーズでも有名なようだが、やはり印象に残るのはこうしたブラックな作品の方である。

[毎日かあさんシリーズ]

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