読んだ本の感想をつづったブログです。


日付記事タイトル
2010/03/30『早雲の軍配者』
2010/03/29『人間の考え方 プログラムの考え方―なぜプログラムはそう考えるのか?』
2010/03/28『察知力』
2010/03/27『左ききのたみやさん。 哀愁ただよう左きき爆笑エッセイ』
2010/03/26『バスカビル家の犬』
2010/03/25『桶狭間 信長の深謀・義元の誤算』
2010/03/24『すぺるむ・さぴえんすの冒険 小松左京コレクション』
2010/03/23『モンゴル大紀行』
2010/03/22『常識として知っておきたいプログラムのしくみ』
2010/03/21映画『時をかける少女』2010年版
2010/03/20『空白の桶狭間』
2010/03/19『毎月新聞』
2010/03/18『現代語訳 論語と算盤』
2010/03/17『ももこの世界あっちこっちめぐり』
2010/03/16『シュレディンガーの猫は元気か―サイエンス・コラム175』
2010/03/15『耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前』
2010/03/14映画『シャーロック・ホームズ』
2010/03/13『科学キャラクター図鑑 周期表―ゆかいな元素たち』
2010/03/12『「優柔決断」のすすめ』
2010/03/11『人には聞きにくい嫌われない作法101』
2010/03/10『〈入門ビジュアルテクノロジー〉最新 半導体のすべて』
2010/03/09『テクニカラー・タイムマシン』
2010/03/08『発作的座談会〈2〉いろはかるたの真実』
2010/03/07ELECOM キャリングバッグ BM-SA04BK を購入した
2010/03/06『幽霊画談』
2010/03/05『悪い笛―エハイク 2』
2010/03/04『メモ帳でHTML修得―Simple Home Pageのすすめ』
2010/03/03『カオスだもんね!PLUS 1』
2010/03/02『野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方』
2010/03/01『自殺うさぎの本』



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早雲の軍配者
早雲の軍配者富樫 倫太郎 (著)
中央公論新社 2010-02

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関連商品
プロメテウス・トラップ (ハヤカワ・ミステリワールド)
獅子の門 人狼編 (カッパ・ノベルス)
叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
鉄の骨
小太郎の左腕


北条早雲に見出された少年が、さまざまな経験を積むことで北条家の軍配者として成長していく過程を描いた歴史小説。
扱われているのが好きな戦国大名の一人である北条早雲関連で、カバーに描かれた主人公のイラストもNARUTOっぽくてかっこいいのに興味を引かれて早速読んだ。

伊豆・相模の2カ国を一代で征服した伊勢宗瑞(北条早雲)は、孫の千代丸(後の氏康)の代に補佐となりうる有望な少年を探しており、韮山の寺で雑用をこなす小太郎という少年を住職から紹介される。
その小太郎は北条家で働く忍者の遺児で、武芸や忍術よりも学問において飛びぬけた才能を示すことが分かり、軍配者となるべき下野の足利学校へ派遣されることとなる。
やがて様々な苦難や出会いを経験した小太郎は北条軍の一員となり、足利学校での学友と戦場で出会うなど多くの出来事が起こり奮闘していくこととなる。

軍配者というのは一般的にイメージされる軍師や参謀という役割の他に、易や陰陽道などの占い、気象予測、戦場での作法など範囲が多岐に渡る役職であり、特に軍事的才能のある軍配者は引っ張りだこだったことが書かれている。
以前読んだ『戦国名軍師列伝』では大友家の角隈石宗や島津家の川田義朗などが典型的な軍配者だったらしい。

本書で舞台となっているのがこれまであまり扱われていない北条氏綱の代における関東で、北条氏と扇谷上杉氏の武蔵をめぐっての合戦が描かれているのが新鮮に感じる。
小説としても、小太郎や早雲の他にも十兵衛や四郎左、冬之介など魅力的なキャラクターが多数登場して一気に読み進んでいくことができた。
一昨年ブレイクした『のぼうの城』よりも面白かったと思う。


[山本勘助が主人公として活躍する、本書の続編]
信玄の軍配者
「信玄の軍配者」
 著者:富樫 倫太郎
 出版:中央公論新社
 発売日:2010-12
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人間の考え方 プログラムの考え方―なぜプログラムはそう考えるのか?人間の考え方 プログラムの考え方―なぜプログラムはそう考えるのか?

藤田 英時 (著)
ナツメ社 2002-09

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プログラミングの基礎となる知識や考え方を紹介している入門書。
このところこの手の知識の復習というか基礎固めを心がけており、図書館にあったものを借りて読んだ。

本書では2進数に基づく機械語で動作するコンピュータや電子機器に対して、人間が読みやすく書きやすい言語で書き、それを翻訳されるものがプログラム言語であるということを重視して書かれているのが分かる。

基本的にはペンティアムなどのプロセッサーによって機械語の仕様は異なり、機械語に変換されるべき高級言語も大きくその影響を受けるが、Javaでは仮想マシンという仕組みを用いることで、多くの機種でも動作するようになっている。
また、C言語は機械語やアセンブリ言語のような低級言語のようにメモリのアドレス指定など細かな操作ができるようにもなっていることが特徴で、下手な組み方をするとメモリが占有されたままになると聞いたことを思い起こすと納得できた。

ここから各種の言語の種類や仕組み、プログラムで使用される考え方などの説明と続き、C言語系やJavaの練習問題、ダウンロードできるコンパイラなどのツールでのコーディング案内などが書かれている。

広く浅く丁寧な説明がなされている作品で、高級言語だけでなくアセンブリ言語についての説明もなされているのが特徴であるように感じた。
これまであまり関わることがないと思って近寄らなかったアセンブリ言語がどのようなものとしてイメージすればいいかがつかめたのも興味深いところだった。

[Amazonのレビューで、こちらの方がいいと勧められていた作品]
プログラムをつくるとは?―できるプログラマーの発想法 (I・O BOOKS)
「プログラムをつくるとは?
―できるプログラマーの発想法 (I・O BOOKS)」

 著者:大澤 文孝
 出版:工学社
 発売日:2007-06
 価格:¥ 1,995
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[著者の他の作品]

パソコン入門からIT専門書まで幅広く取り揃えています。セブン-イレブン受取り手数料無料のセブンネットショッピング。

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察知力 (幻冬舎新書)
察知力 (幻冬舎新書)
中村 俊輔 (著)
幻冬舎 2008-05

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関連商品
夢をかなえるサッカーノート
自然体?自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)
中村俊輔 リスタート
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)
知事の世界 (幻冬舎新書)


サッカー日本代表MF中村俊輔による、これまでの経験に基づいて成長するにあたっての方法論を語った自己啓発書。

子供の頃からテクニシャンだった中村は中学のジュニアユース時代に少し天狗になったことなどが原因で横浜マリノスのユースチームに昇格できなかったことが最初の大きな挫折となり、この経験から自分の目標をかなえるにあたっての課題の設定や解決策の模索を考えるようになったことを語っている。

こうした心構えができたことから、プロ入り後においても思ったよりも早くレギュラー定着してしまった戸惑い、代表で左アウトサイドをやらされた違和感、2002年W杯でトルシエ監督に出場メンバーから外された屈辱、イタリア・レッジーナに移籍後における環境への適応や監督の戦術に合わないと見られてスタメン落ちするなどの逆境においても、それらをバネにレベルアップしてきたことが分かってくる。

強調されていることで印象に残ったのが、
  • 自らを阻む壁を見つけ、それから逃げずに立ち向かう
  • 経験したことや感じたことをノートにつけ、それらを思い出すことで自らにフィードバックさせる
  • うまくいかない場合は原因を探り、何ができるかを模索する
  • 引き出しを増やすことで、こなせる役割の幅を広げて目標達成しやすくする
といったあたりで、タイトルの察知力というのは自らの課題や求められている役割、何をすべきかなどを察知するということから話がつながってくる。

特にノートをつけるという事例については昨年読んだ『思考・発想にパソコンを使うな-「知」の手書きノートづくり』でも紹介されており、これに倣ってできる範囲で仕事関係のノートをつけるようになった。
さすがに目標設定をした上で逆算して何をするかというところまで書くと却って窮屈になりかねないので、ゆるめのスタンスで書くようにしているが。

天才肌と思われている中村が考えて努力を重ねてきた過程が分かり、また参考になることも多く書かれていて参考になった。
いずれ監督としてチームを指揮したいという熱い思いも書かれており、将来指導者として活躍する姿も期待したくなった。





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左ききのたみやさん。―哀愁ただよう左きき爆笑エッセイ左ききのたみやさん。―哀愁ただよう左きき爆笑エッセイ

たみや ともか
宝島社 2005-12

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近所の古本屋にて200円で購入した、左利きの悲哀や思いをゆるいイラストでつづったコミックエッセイ。

普段左利きの人を意識するのは食事の際に友人や同僚が左手で箸やスプーンを使っているのを見た時と、野球やサッカーなどを観る際に多少気にするくらいなので、これまであまり分からなかった左利きの気持ちというものをかいま見ることができたことは少しためになった。

しばしばストレスを感じるものとして右側に切符を入れるようになっている自動改札機が多く描かれており、言われてみれば確かに不便だ。
現在はスイカやパスモといったかざすタイプの媒体が出ているので多少マシになっているにしても、使いづらいことに変わりはない。

他にも
  • 横書き(腕で書いた文字が隠れるので回りこむような不自然な格好になりがち、鉛筆やシャープペンシルだと左手が黒くなる)
  • ひじコツ(食堂などで右利きの人と隣り合った際のあの現象)
  • 書道を右手で書かされたという著者の小学生時代の体験(皆そうなのだろうか?)
  • ハサミや彫刻刀など右手向きに設計された道具の使いづらさなど
などについて書かれ、想像する以上にストレスを感じるものがあることに気付かされる。
ゆるいタッチのイラストで描かれた漫画に笑わされつつも、なるほどと思うこともいくつかあって興味深かった。

私は右利きなので、左手を使って何かをするということで思いつくのは、ビリヤードで右手で打ちづらいポジションに球がある場合に左手でキューを打つことくらいである。
(体が固いためか不器用なだけかキューを背中に回して打つのが苦手で、左手で打つ方が少なくともコントロールはややマシ)


[左利き関連作品]
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