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読んだ本の感想をつづったブログです。



テクニカラー・タイムマシン (ハヤカワ文庫 SF 193)
ハリイ・ハリスン (著), 浅倉 久志 (翻訳)
早川書房 1976/6



30年ほど前に書かれた、タイムトラベルもののユーモアSF。

映画会社が経営危機に瀕し、しかも締め切りまで時間がわずかという危機的状況に際して主人公の映画監督が選んだ方法が、マッドサイエンティストの建造したタイムマシンを用いてバイキング映画を製作、一発逆転を狙うというストーリーで、当然ながらトラブルが連続しドタバタを繰り広げる。

主要キャストは本物のバイキング、脚本家には三葉虫がうじゃうじゃ生息する時代にカンヅメにして脚本を書かせ・・・といった具合で映画制作が進められていき、タイムパラドックスもなんのそのという感じで物語が進んでいく。
おっちょこちょいな主人公である監督のバーニィをはじめとして、陽気で粗暴なバイキングのオッタル、偏屈なヒューイット教授など登場人物たちも魅力的で楽しい。

既に絶版となった古い作品だが内容は全く古びていないので、販売戦略をきちんと立てれば復刊しても売れると思う。
『ルパン三世』のモンキー・パンチがイラストを描いているのも内容とうまくマッチしていてこれも良かった。




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