読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル
2010/11/29『ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科(連邦軍篇)』
2010/11/28『個性を捨てろ! 型にはまれ!』
2010/11/27『街道をゆく 4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか』
2010/11/26 『新釈 伝習録―現代「陽明学」入門』
2010/11/25『人生は負けたほうが勝っている―格差社会をスマートに生きる処世術』
2010/11/24『古代天皇はなぜ殺されたのか』
2010/11/23『イラストでよむ議事録と故障と検査のはなし』
2010/11/22『妖怪絵巻-日本の異界をのぞく』
2010/11/20『バルタザール・グラシアンのすごい頭のいい生き方―人は“したたかに考える”葦である!』
2010/11/19『大不況時代の 新 お金のたまる人 たまらない人』
2010/11/18『チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People』
2010/11/17『今さら聞けないクラウドの常識・非常識』
2010/11/16『雑学のすすめ』
2010/11/15『佐藤一斎「人の上に立つ人」の勉強-歴史的名著「言志四録+重職心得箇条」』
2010/11/14『反骨の画家 河鍋暁斎』
2010/11/13『街道をゆく 32 阿波紀行、紀ノ川流域』
2010/11/12『論語物語』
2010/11/11『爆笑問題のニッポンの教養 人間は動物である。ただし…… 社会心理学』
2010/11/10『ゲゲゲの女房』
2010/11/09『ワイドで楽しむ奇想の屏風絵』
2010/11/08『ローマから日本が見える』
2010/11/07『[新訳]十八史略-人と組織を活かすリーダーのための百言百話』
2010/11/06『爆笑問題のニッポンの教養 深海に四〇億年前の世界を見た! 地球微生物学』
2010/11/05『真釈 佐藤一斎「重職心得箇条」』
2010/11/04『新C言語入門 スーパービギナー編』
2010/11/03『孔子 (新潮文庫)』
2010/11/02『SDガンダム Gジェネレーションスピリッツ』
2010/11/01『使えるレファ本 150選』



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ガンダムの常識宇宙世紀モビルスーツ大百科連邦軍篇
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ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科(ジオン軍篇)
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ガンダムの常識 モビルスーツ大全 Z&ZZ&逆シャア編
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ジオン系のモビルスーツを解説した『ガンダムの常識 宇宙世紀モビルスーツ大百科(ジオン軍篇)』に続く、地球連邦軍に属するモビルスーツを解説した作品。

連邦と名がつくので、時代は一年戦争からVガンダムの時代まで、また組織もエゥーゴ、ティターンズ、ロンド・ベル隊、リガ・ミリティアなどを含む。

旧ジオン系の外観でさまざまな機体が登場したティターンズのモビルスーツを除くと、多少のバリエーションの幅はともかくとして少品種大量生産という連邦軍の運用思想が感じられるのが興味深い。

エース機やワンオフ機として活躍したガンダムはもちろんのこと、連邦軍の主力としてそのそれなりの性能それなりのコストそれなりの使いやすさで敵勢力を圧倒したジム系のモビルスーツや、特殊用途の機体として活躍したガンキャノンやガンタンクなどにもそれなりにページが割かれているのが厚みを持たせていて面白い。

どうしてもやられるシーンばかりが印象に残るネモやジェガンを含むジム系のモビルスーツに対して、妙に関心を持ってしまった。
SDガンダム・ジージェネレーションなどのゲームをする時にも、ジム系を色々と使ってみたくなった。



[連邦軍の主力モビルスーツとして活躍した、ジムシリーズのプラモデル]

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個性を捨てろ! 型にはまれ! (だいわ文庫)
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三田 紀房
大和書房 2009-08-10

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汗をかかずにトップを奪え!『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾
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ドラゴン桜 公式ガイドブック 東大へ行こう! (KCDX (2038))


大ヒットした漫画『ドラゴン桜』の著者による、型の重要性を主張している作品。

少し前まではしばしば個性、自由、オンリーワン、ゆとりなどがもてはやされてきたが、これに真っ向から反論して型の重要さやタテ社会の良さなどを、著者自身の漫画家としての経験を踏まえて具体的に語っている。

型というのをパクると置き換えると、以前読んで多大な影響を受けた『パクる技術』の内容と重なる部分が多い。
これに加えて、本書の場合はさらに情熱的に話をエスカレートしているのでより刺激的な作品に仕上がっている。

また、いまいちな印象のある平凡とか普通にということがいかに難しくすばらしいものであるかを語り、まずはある程度の結果が得られる型を身につけて普通レベルになることで、個性は自ずから出すことができると主張しており、確かにそうだと思えるところが多い。

本書での例としては剣道や大相撲が挙げられているが、そこまでいかなくてもあいさつをきちんとするとか、背筋を伸ばして姿勢のいい歩き方をする、早寝早起きをするなどという生活習慣も立派な型の一種と言える。
これらを少し心がけるようになってから以前よりも気持ちに余裕が持てるようになった気がするので、型を身につけることは効果的な方法だと思う。

さらに、この手のビジネス書や自己啓発書を読むこと自体、役立つ型を得るために読んでいると書かれていて、全くその通りだと肯定するしかない。

他にも、日本人が振り返るのにいいのは貧しい下級官僚の武士道よりも豊かな生活を謳歌した商人道の方がいいとしていたり、ゆとり教育で学力が下がったというペーパーテストの妥当性にケチをつける人はほとんどいないなど、ごもっともと思えることが多く書かれている。

中にはちょっと極端で反動的かなと思えるところが一部あるが、単に型を使うだけでは成長しないという問題点も指摘しているなど、興味深く読むことができた。



[著者の代表作]
ドラゴン桜(1) (モーニングKC (909))
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 [コミック]
 著者:三田 紀房
 出版:講談社
 発売日:2003-10-22
 価格:¥ 540
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街道をゆく 4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか (朝日文庫)
街道をゆく 4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか (朝日文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞出版 2008-08-07

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街道をゆく 3 陸奥のみち、肥薩のみちほか (朝日文庫)
街道をゆく 2 韓のくに紀行 (朝日文庫)
街道をゆく 8 熊野・古座街道・種子島みちほか (朝日文庫)
街道をゆく 1 湖西のみち、甲州街道、長州路ほか (朝日文庫)
街道をゆく 6 沖縄・先島への道 (朝日文庫)


司馬遼太郎の街道をゆくシリーズの第4作。
この回では以下の街道を旅している。
  • 牛若丸で知られる鞍馬や、中世に不遇な生涯を送ったと思われる天皇が葬られた山国陵などを通る洛北諸道
  • 美濃から飛騨を通り、越中へ抜ける郡上・白川街道
  • 明智光秀が本能寺へ向かった丹波篠山街道
  • 自由都市・堺をしのぶ堺・紀州街道
  • 北国街道とその脇街道

洛北諸道では鞍馬寺のお札を売るために江戸時代に派遣されたスタスタ坊主(ねじり鉢巻に上半身裸という格好で町をねり歩く)や、幕末に河内山半吾という長州人が山国郷の農民たちを組織して官軍に味方する義勇軍を仕立て上げた話などが書かれ、初めて知ることが多く面白かった。

特に、山伏は戦国時代に来日した宣教師から見ると悪魔の姿をしているとしか見えず、祈祷の際に出す不動明王の象も悪魔の像だと記録に残されているという話には吹き出してしまった。

滋賀県西部から福井県の中部にかけての北国街道では、越前の三国出身の継体天皇は傀儡ではなくて北方の実力者で強い指導者として迎えられたのではないかと推察していたり、越前、若狭、近江の三国にまたがる山岳地帯が交通を妨げていたことが日本の歴史に様々な影響を与えていたことを、信長の金ヶ崎退き陣や秀吉VS柴田勝家による賤ヶ岳の戦いなどを例として語っているあたりが興味深かった。

歴史とあまり関係がない旅行の話としては、泊まった敦賀のホテルが和洋折衷を謳いつつ客への対応が微妙にぞんざいだったことに対し皮肉たっぷりに語っていて、くすくす笑いながら読んだ。

著者と同行している画家の須田氏の言動も相変わらずエキセントリックで、このあたりも楽しむことができた。



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新釈 伝習録―現代「陽明学」入門 (PHP文庫)新釈 伝習録―現代「陽明学」入門 (PHP文庫)
(1989/02)
守屋 洋

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王陽明が始めた陽明学のバイブルに当たる『伝習録』を現代語で抄訳し、ところどころで解説を入れている作品。
絶版になっているが、ほんだらけで販売されていたものを購入した。

構成としては上巻、中巻、下巻に分かれ、上巻と下巻では王陽明と弟子の問答、中巻では王陽明自身の著述がなされている。

これまで読んだ陽明学関連の作品としては『陽明学と禅のこころ―人間学の王道に学ぶ人生を快活に生きる知恵』くらいで、あまり理解できているとは言えないが、陽明学では知行合一致良知などがキーワードとなっていることは分かった。

また、弟子とのやり取りでは日常の仕事をきちんとやることがすなわち修行となること、善悪を個人の好悪ではなく天理に従って判断することなどが書かれていて、実践を重視する考え方が強く出ていると感じた。

人間の本性が良知であって欲望でさえぎられているなどの著述を読むと、『孟子』の影響が強いのかと感じたり、老荘思想や仏教との違いが、行動するかしないかの違いのように書かれているようにも思えたりした。

全体としては弟子たちが修行という言葉を使っていて、それについての話が例えば『論語』に比べると難解に感じられた。
解説でも書かれている通り、言葉を尽くして知るのではなく、禅のように感じたり悟ったりする必要があるのだろう。

他にも陽明学の本を何冊か読んで理解を深めたいと考えている。



[伝習録について書かれている作品]

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