読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル
2011/06/29『15のわけあり小説』
2011/06/28『ほっとする親鸞聖人のことば』
2011/06/27『光に向かって100の花束』
2011/06/26『社会科見学を100倍楽しむ本』
2011/06/25『超訳 古事記』
2011/06/24『歴史REAL vol.3』
2011/06/23『無限がいっぱい』
2011/06/22『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
2011/06/21『太陽系外惑星に生命を探せ』
2011/06/20『ネットで儲ける!ブログでアフィリエイト』
2011/06/19ウィルコムPHSデータ通信サービスをアップデートした
2011/06/18『にっぽん町工場遺産』
2011/06/17『宇宙に知的生命体は存在するのか』
2011/06/16『赤と黒の軍旗が暴く、信長の秘密 色で読み解く日本の歴史』
2011/06/15『新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき』
2011/06/14『もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら タケコプターで読み解く経済入門』
2011/06/13エプソン Endeavor Na04mini
2011/06/12『世界中が日本に憧れているその理由―古いのに新しい「クール・ジャパン」の読み解き方』
2011/06/11『巨流アマゾンを遡れ』
2011/06/10『聊斎志異 (バベルの図書館 10)』
2011/06/09『現地発 エジプト革命――中東民主化のゆくえ』
2011/06/08『最新宇宙プロジェクトがわかる本』
2011/06/07『野村ボヤキ語録 人を変える言葉、人を動かす言葉』
2011/06/06『読書のチカラ』
2011/06/05『今日の早川さん』
2011/06/04『もっと知りたい葛飾北斎―生涯と作品』
2011/06/03『殴り合う貴族たち―平安朝裏源氏物語』
2011/06/02没後150年 歌川国芳展 を観に行った
2011/06/01『折れそうな心の鍛え方』



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15のわけあり小説 (新潮文庫)
15のわけあり小説 (新潮文庫)
ジェフリー アーチャー (著), 戸田 裕之 (翻訳)
新潮社 2011-04-26

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イギリスの作家ジェフリー・アーチャーによる15の短編小説集。
そのうち10編は、実話を元に書いているという。

その中でも、以下の作品が面白かった。
  • 「ハイ・ヒール」 : 倉庫火災の不審な点を調べる、損害保険の調査員による大仕事
  • 「メンバーズ・オンリー」 : 名門ゴルフクラブのメンバーになろうと努力した男の波乱万丈な生涯
  • 「人は見かけによらず」 : 怪しい隣人にまつわるサスペンス
  • 「迂闊な取引」 : 癌にかかった経営者と悪魔との取引
  • 「裏切り」 : 司法取引に応じた故買屋と、ダイヤモンド強盗犯のやり取り
  • 「女王陛下からの祝電」 : 百歳を迎える夫妻のほのぼのとした話

ストーリーの展開や、結末で読者をあっと驚かせるところなどはさすがアーチャー、一定以上のレベルの作品を書くと感じる。
実話をネタにしたものも多いということで、そうした話を人から聞き出し、小説として完成させることにも長けているということだろう。

アーチャーの数字を短編集には他にも『十二の意外な結末』、『十二本の毒矢』、『十二枚のだまし絵』、『十四の嘘と真実』などがあり、これらも面白い。
ただし、絶版となっているのが残念。



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関連タグ : ジェフリー・アーチャー,

ほっとする親鸞聖人のことば
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親鸞が遺した言葉について、浄土真宗大谷派に属する尼僧兼アナウンサーの文章と、女流書家の書で構成されている本。
実家が浄土真宗(本願寺派)なので、その意味でも関心を持って読んだ。

構成としては以下の4章立てで、70語が収録されている。
  1. 悪人を自覚してこそ
  2. 他力-あるがままに
  3. 本願-浄土での救済
  4. 凡夫として生きよ

親鸞と言えば真っ先に思い浮かぶ有名な”悪人正機”、そして浄土宗系として”他力本願”、”浄土”、”南無阿弥陀仏”といったよく知られる言葉から、一見とっつきにくいが解説を読むと納得できる言葉まで幅広い。

親鸞の教えとしては自力にこだわって頑張りすぎないこと、自力だけでなく他力に生かされていることを認識し感謝すること、目の前のことを淡々とこなすなどといったところを説いていることが分かってくる。
また、こだわりによる苦しみから解放されるための教えという感じも強い。

中でも、念仏は自分一人のものではなく、目の前の人と向き合っていくものという言葉が印象に残っている。

賢さを追求することは自力を頼むことで、他人を見下すことにつながるので注意すべきという意味のことも書いてあり、そうなのかもしれないと思った。
ただし、賢さへの欲望というか欲求(賢くなりたい気持ち)は抑えるつもりはなく、まあほどほどに気をつけようと思う。

書も味があり、色紙も模様があったり扇子などさまざまで、日本画的な美しさを楽しむこともできる。

繰り返し読むことで心にしみると思うので、何度か読み返したい。



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新装版 光に向かって100の花束
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高森 顕徹
1万年堂出版 2010-11-02

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古今東西における、勤勉さや人への思いやり、正直さなどの重要性を説いた100の小話集
1話2~3ページと、かなり読みやすい。

勤勉さについては、スマイルズの『自助論』(『西国立志篇』)や渋沢栄一の『論語と算盤』、福沢諭吉の『学問のすすめ』に近い感じの話が多い。

また、目先の欲望にとらわれてしくじる人物、他人を甘く見て失敗する人物などの反面教師にすべき愚行も書かれている。

歴史上の人物としては豊臣秀吉、月岡芳年、左甚五郎、ベンジャミン・フランクリン、釈迦、北条早雲などが扱われている。
著者が秀吉好きなのかいいところばかりが書かれていて秀吉の話だけはちょっと違和感があるが、それ以外は興味深い。

”我が家は悪人ばかりだからけんかをしない”など、味わい深い言葉が頻出する。

ちょっとした言動で性格が分かったりするので、気をつける必要があるとも思わされた。
これは見方を変えると、少々動機が不純でもいい言動を続ければ本物になるかもしれないわけで、行動から性格を変えるという手法も結構有効なのではないかと思う。

日本でよく信じられる言霊も、言った本人と聞いた人、さらにはうわさなどでの広がりによる心理的な影響が大きいということを意味しているのだと思う。
だからといって、リスクを論じないことはまた別の問題だが。

さほど押し付けがましくないので、受け入れやすい。



[著者の他の作品]

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社会科見学を100倍楽しむ本 (アスペクトムック)
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工場見学が少し前からブームとなっていて、工場だけでなく発電所や廃虚、地下施設など、幅広い種類の社会化見学のガイドブック。

  • 大谷石という石材を採掘した結果、地下に巨大空間が広がる大谷石採掘場跡
  • 地下型の水力発電所である神流川発電所
  • 洪水対策として地下に建設された首都圏外郭放水路
  • 数年前に上陸が許可された長崎の軍艦島
  • 地球深部探査船「ちきゅう」
など、興味深い施設が多く掲載されている。

日本各地にこのような施設があることに改めて驚き、一度くらい見ておくのも悪くないと思った。
行きやすい場所ばかりではないが、近くを旅行する際などは見学を検討したいと思う。



[大人も楽しめる社会化見学について書かれている作品]

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