読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル
2011/07/30『決して逃げなかった男たちの教え 戦国策伝』
2011/07/29小松左京氏の逝去を悼む
2011/07/28『日本男児』
2011/07/27『偽善入門―浮世をサバイバルする善悪マニュアル』
2011/07/26『ローマ帝国の盛衰―ローマ発展の軌跡とその遺産』
2011/07/25『ツノゼミ ありえない虫』
2011/07/24『運用以前のお金の常識』
2011/07/22『決定版 世界の幻獣 危険FILE』
2011/07/20『北斎漫画  第三巻「奇想天外」』
2011/07/19『考える野球』
2011/07/18『こころの朝―たった1つの教訓で、もっと明るく生きられる』
2011/07/16『機動戦士ガンダムさん つぎの巻』
2011/07/15『雲のカタログ 空がわかる全種分類図鑑』
2011/07/14『SFはどこまで可能か?』
2011/07/13『話すチカラをつくる本』
2011/07/12『ザッケローニ 新たなる挑戦』
2011/07/11『よくわかる「世界の幻獣(モンスター)」事典―ドラゴン、ゴブリンからスフィンクス、天狗まで』
2011/07/10『北斎漫画 第二巻「森羅万象」』
2011/07/09『図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説』
2011/07/08『みんなのたあ坊の賢人訓 中国編―今も新鮮な70のことば』
2011/07/07『私とプロ野球』
2011/07/06『ホリエモンの宇宙論』
2011/07/05『北斎漫画  第一巻「江戸百態」』
2011/07/04『そのとき野村が考えていたこと ~野村克也の野球論、人材育成・組織術』
2011/07/03『ガンダム占い0079‐0080―アナタの性能完全分析』
2011/07/02『無料ブログSEOバイブル-アクセスをガンガン集めよう!』
2011/07/01『天界・魔界に生きる幻想生物事典』



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決して逃げなかった男たちの教え 戦国策伝
決して逃げなかった男たちの教え 戦国策伝
山口謠司(やまぐち・ようじ)
ラピュータ 2010-11-25

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関連商品
六韜 (中公文庫)
春秋左氏伝〈中〉 (岩波文庫)
春秋左氏伝〈下〉 (岩波文庫)
春秋左氏伝〈上〉 (岩波文庫)


中国の戦国時代の話をまとめている『戦国策』から100話を取り出し、生きていく上での教訓として構成している作品。
1項目あたり見開きで2ページという構成となっていて、どこからでも読めて読みやすい。

『戦国策』についての作品は徳間文庫版講談社学術文庫版の2冊を読んでいるが、本書ではそれらと内容があまりダブっておらず、新たなに読む話として楽しむことができる。

傾向としては戦国時代の物語というよりも、教訓的な話やビジネスでのヒントという要素が強い。

最初に概略を知ったり物語を楽しむために読むには、張儀や蘇秦、孟嘗君といったくせ者たちが多く登場する前述の2冊の方がいいと思う。
一方、役立てることを重視すると本書の方が使いやすいと思う。

読みやすくてためになる内容なので、折に触れて読み返してみたい。



[著者の他の作品]

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日本を代表するSF作家の一人である小松左京氏が逝去されたとのニュースに接し、また一人偉大な人物が世を去ったと残念な気持ちになった。

小松氏の代表作として有名な作品は映画化もされた『日本沈没』であり、それ以外にも壮大なスケールの作品、緻密な設定が重厚さを加えている作品、関西人らしいユーモアあふれる作品など多くの作品を残し、故・星新一氏や筒井康隆氏とともに、戦後のSF小説界をリードしてきた。

小説以外にも大阪万博、つくば博、花博などに関わった他、冷戦下に東西のSF作家を日本に招いて国際SFシンポジウムを成功させるなど、プロデューサーとしての功績も大きい。

小松氏のエッセイである『SF魂』や>『宇宙にとって人間とは何か―小松左京箴言集』の記事などでも触れたが、人類に対しての厳しさとやさしさ、宇宙という巨大な対象に対してどう向き合うかといったあたりが作品から感じられることも魅力である。

ご冥福をお祈りいたします。
合掌。


[小松氏の作品]

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関連タグ : 小松左京,

日本男児
日本男児長友佑都
ポプラ社 2011-05-25

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心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
やめないよ (新潮新書)
泣いた日
長友佑都 100人の証言 (別冊宝島) (別冊宝島 1775 カルチャー&スポーツ)
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「世界一のサイドバック」を目指して昨年のワールドカップ日本代表として大活躍し、その後FC東京→チェゼーナ→インテルとステップアップしているサッカー選手・長友佑都による自伝。

自身の生い立ちから話が始まり、少年時代の家庭事情や中学時代にゲームセンターに入り浸った日々、そして熱血指導のサッカー部顧問の指導により更生するなど、いくつものエピソードがつづられていく。

長友については、岡田監督時代に突然抜擢されてあれよあれよという感じでレギュラーに定着、その後順調に活躍していった印象があるが、これまでは必ずしも順調なばかりのサッカー人生ではなかったことが分かってくる。

愛媛から強豪の東福岡高校に進学したが、プロからのスカウトはなかったようで明治大学に進学、そこで運動量やスピードを買われてMFからサイドバックにコンバートされる。

中学生のころまではスタミナがなかったことや、大学時代からしばしばヘルニアに悩まされていることなど、これまで頑丈な印象が強かったのでかなり驚いた。

こうした壁にぶち当たって課題や目標を設定し、着実にクリアしていく過程は、元日本代表の中村俊輔による『察知力』にも通じる感じがあった。

全体的には参考になるという感じはあまりなかったが、長友の努力を続ける才能には感じ入るところがあり、まあまあ興味深く読むことができた。

最近少し不調に陥っているとの報道を目にするが、必ずや乗り越えてさらなる活躍につなげてくれると信じている。



[本書の文庫版]

(807-1)日本男児: 長友佑都物語 (ポプラポケット文庫)(807-1)日本男児: 長友佑都物語 (ポプラポケット文庫)

長友 佑都
ポプラ社 2013-07-05

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偽善入門―浮世をサバイバルする善悪マニュアル
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小池 龍之介
サンガ 2008-09

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仏教対人心理学読本
読むうちに悩みが空っぽになる「人生相談」 (王様文庫)
煩悩フリーの働き方。
沈黙入門 (幻冬舎文庫)
「自分」から自由になる沈黙入門


東大卒の僧侶による、善悪の感情や言動などについて語っている作品。

まず善行にはいくばくかの偽善は確実に含まれているという意味のことを語り、意外性を抱かせる。
そして、逆にどんな偽善にも善意の感情は含まれているとして、偽善を積み重ねることでその善意の割合を上げると論理を展開させていく。
この話は行動が感情や考えを変えるという、以前何かで読んだ考え方につながっているので受け入れやすい。

また、偽善とは反対の偽悪という概念についても触れている。
これは他人と違ったところを見せたいという感情に基づいているが、現在多くの人がこれをやっているため意味がないとしている。
ということは、目立ちたくなければ偽悪をやればいいということになるのだが、このあたりについては触れていない。

そして、恨みや欲望、迷いといったどちらかと言えばマイナスに近い感情をコントロールする話に移る。
こうした負の感情を持ったまま行動することがさらに良くない結果となるという悪循環に陥るので、基本としては冷静さや後先を考えるだけの視野を持って行動することが望ましいということになるようだ。

悪行を重ねて成功した人がいることはしばしば語られるが、こうした人は善悪に対しての感覚が鈍くなっている分、そのマイナスの影響が意識しないレベルで大きくなっているとしている。
あまりいい死に方をしないという表現は、ある程度当たっているということか。

負の感情はなかなかやっかいで、嫌な記憶や感情からはなかなか離れられないことを確認してしまうことも多い。
そして、そうした感情は自身をむしばんでいくことも何となく分かってもいるので、多少なりとも切り替えができればと思う。

思い当る感情の動きなどがくだけた文章で書かれていて、読みやすい。



[著者の他の作品]

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