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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
池上 彰
集英社 2009-06-26

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TV番組などで社会情勢を分かりやすく解説することで知られる池上彰による、マルクスの『資本論』を解説している本。

昨今の金融危機や派遣切りなどで『資本論』が再評価された事情から話を始め、マルクスの生きた時代の社会情勢や20世紀の社会主義国家や共産主義国家の成立と崩壊に続き、『資本論』の解説に入っていく。

この『資本論』に書かれている表現がわざわざ難しくしたとしか思えないようなものが多くて読みにくく、池上氏もこの点については何度も皮肉っている。
これをかなり分かりやすく解説されていて、概略が理解できた気になった。

商品とは何か?という定義や、分業が経済を発展させる一方で格差を生み出すことにもつながるなど、資本主義の感じがつかめてくる。
労働者の革命が起こるという結論が正しいかはさておき、マルクスが19世紀の段階で資本家と労働者の関係を具体的なモデルとして描いていることには改めてすごいと思う。
また、そのモデルがある種の人々を熱狂させたという部分も少し理解できた気がする。

引用された表現からして『資本論』の翻訳を読む気にはとてもならないが、本書を読んで『資本論』のあらましの一部を知ることができたのは良かったと思う。




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