読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル
2012/08/30『FCバルセロナ』
2012/08/29『タイムスリップ戦国時代』
2012/08/28『妖かし斬り   四十郎化け物始末1』
2012/08/27『高次意識トートが語る ベールを脱いだ日本古代史』
2012/08/25『タダで入れる美術館・博物館-お得で楽しいTOKYO散歩』
2012/08/21『宇宙ヨットで太陽系を旅しよう――世界初! イカロスの挑戦』
2012/08/20『ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』
2012/08/19『最後の喫煙者―自選ドタバタ傑作集〈1〉』
2012/08/18『セキュリティはなぜ破られるのか―10年使える「セキュリティの考え方」』
2012/08/16『2012年 大恐慌に沈む世界 甦る日本』
2012/08/14『希望について』
2012/08/12『復刻版 大宇宙の旅』
2012/08/09『サッカー 最強の戦略・戦術論』
2012/08/07『街の達人コンパクト東京23区便利情報地図』
2012/08/06『傾いた世界―自選ドタバタ傑作集〈2〉』
2012/08/05『それでも、日本が一人勝ち! ─秘密は世界に誇る中流の常識力』



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FCバルセロナ (ちくま新書)
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現在世界最強クラブの1つで、なおかつ多くの人を魅了するパスサッカーで知られるFCバルセロナ(バルサ)について、その戦術やチーム作り、これまでの戦績や立ち向かったライバルチームの話などが書かれている作品。

戦術的な面については著者の『サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く』と重なる部分も多いが、試合の展開によってはボランチのブスケツを前目のCBに下げたり、右サイドバックのアウベスを右ウイングに上げるなど、よりポジションを流動的にしている過程が書かれているのが興味深い。

また、引いた相手に対してもポゼッションで圧倒して得点してしまうバルサに対し、アーセナルやモウリーニョ監督が率いるレアル・マドリードなどの対戦チームがバルセロナに対して取った戦術についても書かれている。
結論としては、連戦での疲労などでコンディションの落ちている場合を除くと、バルサに勝つのは極めて難しいということになる。

ただし、バルサに現在につながる戦術を伝えたヨハン・クライフが勝率は80%程度と語ったらしく、常に勝てるわけでもないのがサッカーという競技の面白いところなのだろう。

また、バルサはメッシ、シャビ、イニエスタ、ブスケツ、ピケといったカンテラ(下部組織)出身の選手が多くを占めるチーム構成となっている。
これはチームワークがしっかりしていて控え選手が出ても戦術がぶれない反面、イブラヒモビッチのように外様のスター選手がチームに合わない場合があるなど、まだ若いとはいえポスト・メッシをどうするかという問題を提起している。
確かにメッシはバルサのカンテラ出身とはいえ、育てることができない選手、野球の野村克也・楽天名誉監督が言うところの「エースと4番」であり、ここのポジションに入る選手によってチームの形は変わってくると思う。

バルサの魅力を再認識し、楽しんで読むことができた。



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タイムスリップ戦国時代 (講談社文庫)
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鯨 統一郎
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女子高生・麓うららが活躍するタイムスリップシリーズの第5作。
今回は戦国時代を舞台に、歴史を変えようとする悪人と戦うというストーリーとなっている。

第2作の『タイムスリップ明治維新』と構成が似ていて、それに登場した剣崎薔薇之介と石松の2人とともに、うららが戦国時代にタイムスリップすることとなる。

戦国時代では北条早雲、斎藤道三、毛利元就、織田信長といった戦国大名の史実を改変しようとするマフィア組織「むらさきの光」のエージェントたちの策謀に対し、うららたちは”ちょっとそれはどうなの?”という形で対抗していく。

時事ネタを随所に盛り込んでいるなど、シリーズの他の作品と同様気軽に読んでいくことができるが、完成度はほかに比べるといまひとつという印象だった。
既に多くの人々によってネタとして扱われてきた時代が舞台だっただけに、斬新さを出すのが難しかったのかもしれない。




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妖かし斬り   四十郎化け物始末1   (角川文庫)
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風野 真知雄
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カラスに付けねらわれている浪人の四十郎が怪奇事件に挑戦する、時代小説の連作。

主人公の四十郎は派閥争いに巻き込まれて脱藩した過去があり、リストラされたサラリーマンを思わせるキャラクターとなっている。
彼は占い師に死相があると言われたことや家族の事情で金に困っていることなどの事情で、これまでの用心棒だけでなく妖怪がからんだと思われる事件も引き受けることとなる。

事件に当たっては結核で寝込んではいるものの読書家で賢い妻や、近所に住む美女の桃千代らの助けを借りたりもして、事件を解決していく。
多くの事件では四十郎の座右の銘である「心に闇、人が化け物」という言葉どおりの展開になり、ミステリーの要素もある。

腕は立つもののちょっとおっちょこちょいで、なかなか懐具合が良くならない四十郎のキャラクターに好感が持て、気軽に読むことができる。



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坂本政道 高次意識トートが語る ベールを脱いだ日本古代史
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坂本 政道
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よく分からないが、高次意識のトートなどという、神だか霊だか異星の生命体だかの要素を持った存在に、邪馬台国や大和朝廷といった日本の古代史を語ってもらったという内容が書かれている作品。
本書は書評サイトの「本が好き!」様より献本いただいた。

著者はその「よく分からないもの」(私にとって)の著作が多く、あるきっかけで出会った女性音楽家の協力を得ることで、本書で分かった経緯を書いている。

そして古代史の謎をめぐる本でしばしば登場する、箸墓や三輪山、石上神宮といった場所を訪れ、その「よく分からないもの」の話を聞いていくことになる。

内容としてはポジティブなタイプのシリウスから来た存在(生命体かどうかもよく分からない)と、ネガティブなタイプのオリオン座から来た存在の2種類があり、前者が後者から圧迫されたり、いやになったこともあってか、自ら封印される形になったという。

こうした異星から来た存在が、邪馬台国から大和朝廷への移行、そして物部氏と『古事記』に登場するニギハヤヒとの関わり、『古事記』や『日本書紀』がいかに改ざんされていったかなどがひとつひとつ書かれている。

「よく分からないもの」の話ということと、展開される論理についていけなかったこともあり、かなり消化不良の読後感となった。
面白いかどうかはともかくとして、もう少し俗人に分かりやすく書いてもらえるとよかったのではないかと思う。



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