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読んだ本の感想をつづったブログです。


ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
pha
技術評論社 2012-08-03

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日本一のニートを自称する人物による、ニートという生き方もひとつの方法であることを語っている作品。
著者は京都大学を卒業して一般企業に就職したが、性格的に会社に勤める生き方が苦痛だったという。
その後インターネットやプログラミングを趣味としたことをきっかけに、会社を辞めてニートとしての生活を始めることとなる。

元々内向的だった著者だが、インターネットによる仲間たちとのつながりや、シェアハウスを活用すること、アフィリエイトやせどりなどを行うことで、それなりに楽しい生活を送っていくようになる過程を書いている。

当然それまでは試行錯誤も多くやっていたようで、ニート生活を送る上での実践的なアドバイスも充実していて、ニート以外にも役立つ内容も多い。

一般的には正社員として会社に勤めて・・・というモデルを送ることを周囲から求められるわけだが、職場や人間関係、性格的なところなどから苦痛を感じる人はあまりに多い。
そうしなければならないという観念にとらわれて自殺したり病気になるくらいなら、ニートという生き方もあることを語っていて、少し気が楽になる。

著者はかなりの読書家のようで、多くの本が紹介されているのもいい。
もちろん人によって向き不向きはあるが、大いに参考になる1冊だったと思う。



[本書で紹介されていた作品]


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いま資産を守るためにいちばん大切なこと―大恐慌を読み解く10の真実
いま資産を守るためにいちばん大切なこと―大恐慌を読み解く10の真実
増田 悦佐
徳間書店 2012-01-28

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7日で知識がガラリと変わる 増田悦佐の経済教室
世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する
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日本と世界を直撃するマネー大動乱


増田悦佐による、今後5年間の世界情勢についての分析を語っている作品。
タイトルに「資産を守る」とあるが、金がインフレ・デフレともに強いこと、日本以外で有望な国は少ないことなどが書かれているものの、投資自体ではなく、その分析材料を提供する形となっている。

ユーロ、円とドル、インフレ・デフレ、グローバル化、中東問題、エネルギー・資源・食糧問題、中国、エリート、政党政治、金価格と、10のテーマで解説を行っている。

レバレッジをかけてつかの間の繁栄の代償を払うこととなった欧州諸国、環境汚染を無視した石炭焚きボイラーの多用で無駄なものを作り続ける中国、オイルショックなどエネルギー価格の高騰に対応するために格差を拡大する社会になったアメリカなど、日本のマスコミであまり報道されない諸外国の内情が書かれていて興味深い。

特に中国については、あの朝日新聞ですら中国経済のあやしさについて報道しているというのに、日本経済新聞は経済紙ならではのしがらみがあるのか、いまだに中国経済を礼賛する書き方になっているという。経済紙だから客観的に書かれているかといえば、そんなことはないということか。

また、中国共産党政府から発表される各種の経済データが改ざんされたものであることは公然の秘密と言っていいが、実はアメリカも消費者物価指数などで見た目を良くするための改ざんを行っているという内容には少々驚いた。
日本でも財務省や農水省が省益のために偏ったデータを出すことがあるが、基礎データをいじるというのはやっていないと思っており、世界の中ではむしろ珍しいのかもしれない。

基調としては他の著作と同様、日本で報道されないことの多い日本の有利な点や、礼賛されがちな諸外国の裏事情を分かりやすく書いており、興味深く読むことができた。



世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する

増田 悦佐
東洋経済新報社 2012-04-27

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なぜ日本経済は世界最強と言われるのかなぜ日本経済は世界最強と言われるのか

ぐっちーさん
東邦出版 2012-09-14

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宇宙軍士官学校―【前哨/スカウト】― 1 (ハヤカワ文庫JA)
宇宙軍士官学校―【前哨/スカウト】― 1 (ハヤカワ文庫JA)
鷹見 一幸 (著), 太田垣 康男 (イラスト)
早川書房 2012-07-24

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宇宙軍士官学校―前哨(スカウト)― 2(ハヤカワ文庫JA)
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近未来を舞台に、地球が銀河文明の一員となるために選抜された若者たちが、戦士の教官となるために訓練をしていく設定で描かれているSF小説。

異星人が地球を訪れ、全人類にある種のイメージを配布した上で重力を操作する装置など、多くの技術供与を受けることになる。
当然それには条件があり、宇宙軍を創設することの他、適性のある子供たちを軍で訓練することが要求され、子供たちの教官となるべく宇宙軍と地上軍から45名の若き士官たちが選抜された。

主人公である、治安維持軍として地上での任務に当たっていた有坂恵一少尉もその特別士官候補生として、異星人の建設した巨大な宇宙ステーション・アルケミスに送られる。

彼らの教官としては「教導者」(インストラクター)と呼ばれる異星人がつき、宇宙での感覚を養うトレーニングや戦術的なシミュレーションなどの訓練をこなしていくことになる。

恵一はスウェーデン出身のライラやアフリカ出身のバーツらと親しくなる一方、エリート意識の強いアメリカ出身のリーとは反目するなど、ライトノベルにありがちな人間関係も随所で描かれる。

徐々に明らかになっていく訓練の内容や、以前は「教導者」たちが暮らしていたというアルケミスの事情、恵一がグループの中でどのように振舞っているかなど、しっかりした設定と分かりやすい書き方となっていて、面白くて早く読み終えることができた。

もうすぐ続編が出るので、これも読んでみたい。



[本書の続編]
宇宙軍士官学校―前哨(スカウト)― 2(ハヤカワ文庫JA)宇宙軍士官学校―前哨(スカウト)― 2(ハヤカワ文庫JA)

鷹見 一幸 (著), 太田垣 康男 (イラスト)
早川書房 2012-11-22

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カオスだもんね! PLUS 2 (電撃コミックス EX 136-2)
カオスだもんね! PLUS 2 (電撃コミックス EX 136-2)
水口 幸広
アスキー・メディアワークス 2010-09-27

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週刊アスキーで連載している『カオスだもんね!』シリーズが『カオスだもんね! PLUS』に変わってからの第2作。
週刊アスキーを立ち読みすることはあったが、単行本の購入は2年ぶりくらいとなる。

話題になっている事柄だけでなく、ややマニアックな事柄も扱っているレポートマンガであり、絵の細かさや登場する3人のやり取りも面白く、安定して楽しむことができる。

本書で扱われているネタとしては、フィギュアの作成や赤澤氏の新たな車椅子の取材、単行本の書店での営業など、何度か読み返しても面白い。

特に、カオスキャラクターのフィギュア作成では原型師がいなくても、フリーフォームという3Dイメージ作成ソフトと3Dのイメージを実体化させるプリンターを用いることで作成される過程が描かれている部分には、かなり驚いた。
また、その際に桜井氏のリアルなヘッドフィギュアも作成して着せ替えを行っている回では、色々とふざけているところで笑ってしまう。

そして赤澤氏関連では車椅子だけでなく、ケンちゃんカーと呼ばれる愛車も実弟から譲られる形で替わった回も納められており、いかに長く連載が続いてきたかが実感される。

久しぶりに単行本で読んだが、安定の面白さだったと思う。




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野球のメキキ 観戦力が高まる本
野球のメキキ 観戦力が高まる本
野村 克也
東邦出版 2012-05-25

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野村の「人生ノート」 夢をつかむ特別講義
野村の見立て わたしが見抜いた意外な長所・短所
理想の野球 (PHP新書)
野村のDNA 頭脳野球とは何か
人生を勝利に導く金言


今年春に書かれた、ノムさんによるペナントレース開始後のプロ野球界の状況とその展望を語っている本。
ルーキー、監督、捕手、投手、打者、新戦力、フロント・コーチングスタッフ、球界と8章で構成され、そのうちの7章までは12球団別の戦力分析がなされ、最後の球界の章ではルールや選手のメジャー挑戦などについて書かれている。

読んだのがペナントレース終了後なので既に結果が分かっている状況から読んだ形となるが、その時々の状況だけでなく球団の補強戦略や監督の采配、選手のタイプによる分析も書かれているので、全体としては的確な分析だったことが分かる。

場当たり的な補強となっている楽天、オーナー企業が変わったが戦略が定まっていないように見える横浜、基盤がしっかりしているため余裕のある補強ができているソフトバンクなど、球団の違いが分かりやすい。

今年のペナントレースで印象に残ったのは日本ハムが栗山新監督のもとでリーグ優勝を果たしたことと、巨人が中盤から圧倒的な勝ちっぷりから日本一になったこと、阪神の低迷ぶりなどで、そうした要素となっていることもけっこう書かれている。

また、ノムさんの野球はデータ野球ではなく準備野球であることや、メジャーリーグに移籍する選手が多い流れは止められないこと、統一球の導入によって打者の技術がこれまで以上に問われていることなどの意見も多くて興味深い。



[本書の前作にあたる作品]
野村の見立て わたしが見抜いた意外な長所・短所野村の見立て わたしが見抜いた意外な長所・短所

野村 克也
東邦出版 2011-06-18

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[著者の他の作品]
オレとO・NオレとO・N

野村 克也
小学館 2012-10-24

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私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと

野村 克也
海竜社 2011-07

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