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読んだ本の感想をつづったブログです。


勝小吉事件帖―喧嘩御家人 (祥伝社文庫)
勝小吉事件帖―喧嘩御家人 (祥伝社文庫)
風野 真知雄
祥伝社 2004-07

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勝海舟の父であり、不良旗本とされながらも破天荒な生き方をした勝小吉が、座敷牢で推理をするというミステリー時代小説の連作。

小吉は自伝の中で、20代はじめの頃に悪行が過ぎて父親から3年間ほど座敷牢に入れられていたと書いており、その頃を舞台としている。

流れとしては、子分に当たる又四郎や岡っ引きの仙吉から話を聞き、生まれて間もない麟太郎(後の海舟)の仕草から推理をするという形を取っている。

不良浪人と警戒されるだけあって当然正義のためなどではなく、金儲けや座敷牢から出たいという考えからの推理だが、このあたり著者の『四十郎化け物始末』シリーズとかなり似ている。
また、推理は当たっても当初の目論見が果たされずにがっかりするところも比べることができて楽しい。

気軽に楽しめる1冊だった。



[本書の新装版]

喧嘩旗本 勝小吉事件帖 新装版 (祥伝社文庫)喧嘩旗本 勝小吉事件帖 新装版 (祥伝社文庫)

風野 真知雄
祥伝社 2013-10-11

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残照 (ハルキ文庫)
残照 (ハルキ文庫)今野 敏
角川春樹事務所 2003-11

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佐々木蔵之介主演のドラマ『ハンチョウ』の原作となった安積班シリーズの1冊で、暴走族がらみの殺人事件を扱った長編。
(当時流行していた)カラーギャングのリーダーがお台場のゲームセンター近くで背後からナイフで刺される形で殺害され、その際に現場から風間智也のものと思われる自動車が逃走したとの証言があり、捜査本部では風間が容疑者との線で捜査を進めることとなった。

その風間は一度も警察に現行犯逮捕されたことのない暴走族として有名だったが、安積の同期で捜査本部に参加した交通機動隊の速水は、風間は背後からナイフで刺すような人物ではないと語り、安積は困惑しつつも捜査を進めていく。

これまで読んだ安積班シリーズは三人称で書かれていたが、本書では安積の一人称で書かれており、速水や部下たち、そして捜査本部の面々についての考えも書かれていて興味深い。

今回は速水がカーチェイスを演じるなどかなりの大活躍をしていて、他のドラマで例えれば、『相棒』で伊丹刑事が活躍するような形に近いのではないかと思う。

スリリングな展開で、一気に読み進めることができた。



[シリーズが佐々木蔵之介主演でドラマ化された作品]
ハンチョウ~神南署安積班~ DVD-BOXハンチョウ~神南署安積班~ DVD-BOX

TCエンタテインメント 2009-11-04

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姫は、三十一 (角川文庫)
姫は、三十一 (角川文庫)
風野 真知雄
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-12-22

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風野真知雄による、平戸松浦家の姫が活躍する時代小説のシリーズ第1巻。
先日読んだ著者の『幻魔斬り 四十郎化け物始末3』のあとがきで、『姫は、三十一』シリーズを執筆するために『四十郎化け物始末』はしばらく休む旨が書かれており、関心を持ったので読んだ。

主人公は『甲子夜話』の著者としても知られる平戸松浦藩主・松浦静山の娘・静湖(せいこ)姫で、タイトルにあるように31歳である。

そのため婚期を逃した話が多く出てくるが、30歳の年の年末に行きつけの居酒屋を営むおかまから、31歳はかなりモテる年になると占いの結果を告げられる。

そして年が明けて初めて行った歌会の席で、屋根の上に死体があることが発見され、静湖姫がなぜか事件解決に張り切ることになる。
そして多くの男性が登場し、今後に含みを持たせる記述が多く描かれる。

強気でストレートに感情を表す静湖姫のキャラクターを、楽しみながら読むことができた。




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阪神タイガース暗黒時代再び (宝島社新書)
阪神タイガース暗黒時代再び (宝島社新書)
野村 克也
宝島社 2012-12-10

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先日楽天の名誉監督を退任したノムさんこと野村克也氏による、阪神タイガースの根本的な問題について語っている作品。

著者が監督を務めた1999年から2001年は3年連続で最下位、その後星野仙一氏が監督となって2年目にリーグ優勝、そして岡田監督時代にもリーグ優勝をするなど2000年代の阪神タイガースは黄金時代を迎えたが、2009年から2011年の真弓明信氏、そして昨年からの和田豊氏が監督を務める近年は成績が落ちてきている。

今オフも西岡や福留といったメジャーリーグ帰りの選手を獲得するなど精力的に補強しているが、生え抜きの若手が主力に定着しておらず、このままだと90年代の暗黒時代に逆戻りすると警鐘を鳴らしている。
確かに同じセリーグで最下位の横浜DeNAでは筒香や国吉といった将来主力になりそうな選手が試合に出ていることと比較しても、それは感じられる。

また、関西マスコミのへの過剰な報道が選手を勘違いさせやすいことや、阪神の野球という伝統の欠如、生え抜きでこれはという名捕手の不在など、阪神の問題点を次々と指摘していく。
著者が監督を務めた際に反省したこと、例えば当時のオーナーだった故・久万氏から星野氏と比べると補強における具体性が欠けると指摘されたエピソードなども触れており、何をやってもマスコミから叩かれるというのは大変だと思う。

その上で、正捕手を育成していくことや阪神の野球を構築していくこと、昨年ドラフト1位で獲得した藤波晋太郎投手の育成など、時間をかけて伝統球団として阪神タイガースの再建を提言している。

阪神ファンではないが、ノムさんから見た最近の阪神の話ということで、興味深かった。



[著者が阪神タイガースについて書いた他の作品]
あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)

野村 克也
角川書店 2008-02

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ONE PIECE FILM Z 連動特別編 Zの野望[初回版] [DVD]ONE PIECE FILM Z 連動特別編 Zの野望[初回版] [DVD]

エイベックス・マーケティング 2013-05-24

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今日、週刊少年ジャンプで連載中の『ONE PIECE』を映画化した『ONE PIECE FILM Z』を観に行った。
『ONE PIECE』はアラバスタ王国編くらいまではコミックやTVアニメで目にしたような記憶があるが、ニコ・ロビンやフランキー、ブルックなどが仲間に加わったいきさつなどは知らない…

本作はよくあるアニメの本流のストーリーと離れた話で、ルフィ率いる麦わら一味による元海軍大将ゼットや海軍との戦いが扱われている。
ゼットは悪魔の実の能力者が苦手とする海と同じ効力を持つ石で右腕を武器化していて、ネオ海軍を組織して海賊だけでなく海軍とも戦っている。

そしてゼットがネオ海軍を組織するようになったいきさつが出てきたり、若い頃にゼットの指導を受けた元海軍大将が登場するなど、テンポ良くストーリーが進んでいく。

映画館でアニメ映画を見るのは久し振りで、かなり楽しめた。
普段敵役として「正義」の旗印を掲げて出てくる海軍に対し、より興味を増す1作だと思う。



[本作を小説化した作品]
ONE PIECE FILM Z (JUMP j BOOKS)ONE PIECE FILM Z (JUMP j BOOKS)

尾田 栄一郎 浜崎 達也
集英社 2012-12-17

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[本作の原作]
ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)

尾田 栄一郎
集英社 1997-12-24


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