fc2ブログ
読んだ本の感想をつづったブログです。


阪神タイガース暗黒時代再び (宝島社新書)
阪神タイガース暗黒時代再び (宝島社新書)
野村 克也
宝島社 2012-12-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
人生賭けて: ~苦しみの後には必ず成長があった~
阪神の四番 七転八起 (PHP新書)
感じるままに生きてきて
戦力外通告 第2の人生を生き抜く男たち
野村「ID」野球と落合「オレ流」野球


先日楽天の名誉監督を退任したノムさんこと野村克也氏による、阪神タイガースの根本的な問題について語っている作品。

著者が監督を務めた1999年から2001年は3年連続で最下位、その後星野仙一氏が監督となって2年目にリーグ優勝、そして岡田監督時代にもリーグ優勝をするなど2000年代の阪神タイガースは黄金時代を迎えたが、2009年から2011年の真弓明信氏、そして昨年からの和田豊氏が監督を務める近年は成績が落ちてきている。

今オフも西岡や福留といったメジャーリーグ帰りの選手を獲得するなど精力的に補強しているが、生え抜きの若手が主力に定着しておらず、このままだと90年代の暗黒時代に逆戻りすると警鐘を鳴らしている。
確かに同じセリーグで最下位の横浜DeNAでは筒香や国吉といった将来主力になりそうな選手が試合に出ていることと比較しても、それは感じられる。

また、関西マスコミのへの過剰な報道が選手を勘違いさせやすいことや、阪神の野球という伝統の欠如、生え抜きでこれはという名捕手の不在など、阪神の問題点を次々と指摘していく。
著者が監督を務めた際に反省したこと、例えば当時のオーナーだった故・久万氏から星野氏と比べると補強における具体性が欠けると指摘されたエピソードなども触れており、何をやってもマスコミから叩かれるというのは大変だと思う。

その上で、正捕手を育成していくことや阪神の野球を構築していくこと、昨年ドラフト1位で獲得した藤波晋太郎投手の育成など、時間をかけて伝統球団として阪神タイガースの再建を提言している。

阪神ファンではないが、ノムさんから見た最近の阪神の話ということで、興味深かった。



[著者が阪神タイガースについて書いた他の作品]
あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)

野村 克也
角川書店 2008-02

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




関連タグ : 野村克也,