fc2ブログ
読んだ本の感想をつづったブログです。


厚黒学―厚かましくかつ腹黒く生きよ
厚黒学―厚かましくかつ腹黒く生きよ
李 宗吾 (著), 尾鷲 卓彦 (翻訳)
徳間書店 1998-07

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
秘密の成功哲学 厚黒学: リーダーとなるためには腹黒く生きよ!
私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO)
中国の歴史
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす


中国の清末から日中戦争の時期にかけて書かれた、タイトル通り厚かましくかつ腹黒く生きる処世術について書かれた思想書。

部下を操縦したり上司に取り入るなどのテクニックについて、あけすけに書かれている。
これは表向きの儒教の道徳に対してのアンチテーゼという側面が大きいようである。

有名な歴史上の人物を例に挙げていて、厚かましさと腹黒さを兼ね備えていたのが前漢の高祖劉邦、厚かましさだけであれば蜀漢の劉備、腹黒さでのみでは魏の曹操などと書かれていて、『三国志』や『項羽と劉邦』を読んだ記憶から思い当たるところも多い。

また、厚かましさや腹黒さは表向きはカモフラージュしておくべきことや、多くの人の私欲を満足させるための厚黒が望ましいとしているところなどがポイントのようである。

このように書くと刺激的で面白い本のように見えるが、面白かったのは最初の1/4くらいで、その後は著者自身の話や、厚黒学がいかに役立つかという話が続いていて、あまりにつまらない。

時代背景などを知らなければ伝わらないと思われるところも多く、このあたりは訳者による構成がまずかったのだと思う。
題材はなかなか面白そうだっただけに、がっかりさせられた1冊だった。



秘密の成功哲学 厚黒学: リーダーとなるためには腹黒く生きよ!秘密の成功哲学 厚黒学: リーダーとなるためには腹黒く生きよ!

守屋 洋
学研パブリッシング 2013-05-28

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト