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読んだ本の感想をつづったブログです。


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ゴーマニズム宣言スペシャル AKB48論
ゴーマニズム宣言スペシャル AKB48論
小林 よしのり
幻冬舎 2013-09-26

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漫画家・小林よしのりによる『ゴーマニズム宣言』シリーズのAKB48編。
小林は昨年くらいからAKB48へ傾倒してメディアなどでAKB48についての見解を発信しており、気になっていたので読んでみた。

基本的な論旨は昨年出た対談である『AKB48白熱論争』で語られていた内容と同様だが、その後AKB48グループのメンバーたちと仕事で話す機会が多かったため、彼女たちの魅力などについても多く書かれている。

具体的には、AKB48へのバッシングに対する反論や、メンバーたちのストイックさやサービス精神に対する賛美、恋愛禁止をどうするかといったことなどで、いつもながらその熱い思いに少し引きつつも興味深い。
そこから日本社会や政治における問題点へも話が及ぶのも、このシリーズらしい。

昨年のスキャンダル発覚後、著者がことあるごとに悪口を言ったり、直接の対談では言い負かされてしまうなど、著者がどうしても気になって仕方がないHKT48の指原莉乃についても当然書かれていて、指原の絵が悪意むき出しの妖怪じみたものが多くて笑ってしまう。

著者によると、指原は『おぼっちゃまんくん』などの著者の漫画のキャラクターに似ているから苦手と自己分析していて、このあたりも面白い。

絵について言えば著者の作風から、AKB48のメンバーのイラストは似ていないだろうなと予想していたが、思っていた以上に似ていなくて苦笑してしまった。

『ゴーマニズム宣言』シリーズの中では軽いほうに属するが、楽しんで読むことができたと思う。





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関連タグ : AKB48,

街道をゆく 35 オランダ紀行 (朝日文庫)
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司馬 遼太郎
朝日新聞出版 2009-04-07

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司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズのオランダ編。
アムステルダムやライデン、マーストリヒトといったオランダの都市や農村の他、アントワープなど隣国のベルギーにも足を伸ばしている。

オランダと言えば低地を干拓して国土を造ったことで知られ、世界でもいち早い市民社会の成立、当時強大な植民地帝国を築いていたスペインからの独立戦争、貿易による繁栄、そしてそれを妬んだ英仏からの攻撃と、欧州の強国に囲まれた小国が苦闘してきたことが多くのエピソードとともに書かれている。

また、鎖国で知られる江戸時代に日本が清国とともに貿易をしていた国でもあり、三浦按針(ウィリアム・アダムズ)やヤン・ヨーステン、シーボルトといった江戸時代の日本に影響を与えた人物の話も出てくる。
オランダからもたらされた多くの書物によって既に幕末期の日本人は西欧の物理的な知識を理解しており、例えば福沢諭吉がアメリカを訪れても工場の機械を見てもさほど驚かなかったエピソードが紹介されている。

オランダは商人の気質が強い国のようで、これが教会の影響が強かったカトリックではなくプロテスタントが多くて宗教戦争を繰り広げたり、絵画も宗教画ではなく一般市民や静物画を描いたものが流行するなどの現象につながっていることも書かれていて興味深い。

絵画のところでは、レンブラントやルーベンス、そしてゴッホについてオランダらしさを考察している。
特にゴッホについては7章も割いていて少々食傷してしまったが、著者がゴッホに対する関心の強さはそれだけ伝わってきた。

後半ゴッホの話をしすぎたところはちょっと辛かったが、多くの興味深い話題がいくつも書かれていて、楽しんで読むことができた。




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警視庁神南署 (ハルキ文庫)
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今野 敏
角川春樹事務所 2007-02

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神南署安積班 (ハルキ文庫)
硝子の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
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虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)


TBSドラマ『ハンチョウ』の原作ともなった安積班シリーズの1冊。

タイトルにあるように、本書では安積班は湾岸地区の臨海署ではなく、新設された神南署で活動している。
この神南署は繁華街に位置し、元々あった渋谷署と原宿署と管轄を接していることもあって、それらに協力を乞うことも多い。

本作では銀行員の山崎が公園でオヤジ狩りに遭い、神南署へ被害届を出すところから話が進む。
怪我が癒えた山崎は謎の紳士に出会い、オヤジ狩りをした少年たちへの復讐を持ちかけられて被害届を取り下げるが、ここから事態が展開していく。

こっぴどくやられたのに被害届けを取り下げることに対して不審を持った安積は捜査を継続することにしたが、その後オヤジ狩りをした少年たちが暴行を受ける事件が発生し、一連の事件の真相に迫っていく。

先日読んだ『神南署安積班』のように、湾岸地域ではなく繁華街で活躍する安積班というのもなかなか様になっていて面白い。

オヤジ狩りや、住専がらみの不良債権処理といった当時の世相を反映したものとなっており、他の作品同様に楽しむことができた。




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関連タグ : 今野敏, 安積班シリーズ,

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AKB48
キングレコード 2013-08-20

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先日購入した、AKB48の2013年選抜総選挙の結果を反映したシングル。
今回はHKT48の指原莉乃が1位となり、センターを務めている。

楽曲自体は楽しい感じのやや緩い曲で、口ずさんだり踊ったりしやすいものとなっている。
MVも福岡ドーム周辺の道路で収録されたもので、かなりの人数を集めているのが分かる。

また、A版にはカップリングとしてアンダーガールズ(選抜総選挙17~32位)の「愛の意味を考えてみた」とネクストガールズ(選抜総選挙33~48位)の「今夜こそエクスタシー」が収録されている。

「愛の意味を考えてみた」ではあまり知名度がないと思われるSEK48の柴田阿弥がセンターで、その次が今年色々あったAKB48の峯岸みなみとなっている。
MVを見ると柴田よりも峯岸がやけにゴリ押しされた撮り方となっていて少々イラッとする。

「今夜こそエクスタシー」ではAKB48の佐藤亜美菜がセンターで、他にも片山陽加や倉持明日香といった比較的年上のメンバーが多いためか、セクシーでかっこいい感じの曲となっている。
あまりセンターになることのない亜美菜がセンターなのが新鮮で、MVでもかっこいい表情や虚無的で魅力的な表情を見ることができる。
また、あまり知らなかったSKE48の梅本まどかやNMB48の上西恵の魅力を知ったり、年が若いAKB48の田野優花やHKT48の兒玉遥が顔が濃いので意外と様になっていたことなどが印象に残る。

なかなか楽しめた1枚だったと思う。







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