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中国の歴史(四) (講談社文庫―中国歴史シリーズ)
中国の歴史(四) (講談社文庫―中国歴史シリーズ)
陳 舜臣
講談社 1991-01-08

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作家・陳舜臣による、中国の歴史を解説したシリーズの第4巻。
隋による天下統一から唐の時代、五代十国と北宋の成立、そして金の侵攻による北宋の滅亡までを扱っている。

隋と唐は王家が鮮卑系ということもあってか、朝鮮半島や西域といった周辺諸国への進出志向が強く、結果として遣唐使で知られるように、世界国家としての性格が強いことが分かる。

また、隋唐では煬帝、李世民、則天武后、玄宗ら、五代十国では朱全忠や李克用、柴栄といった個性豊かな人物が登場する。
鮮卑、突厥、契丹、女真と遊牧民の進出や節度使など地方勢力の台頭、士大夫と宦官の対立、江南の経済力向上などの多くのトピックがあり、この時代のイメージの一端が伝わってくる。

この時代から官僚登用試験である科挙が始まり、皇帝の権力が強まった一方で家臣たちが小粒になってきたような気がするのも興味深い。

この時代を描いた小説では『水滸伝』があるものの、『三国志演義』や『史記』、『春秋』などに比較して日本で知られる史書や小説が少ないように思うが、初めて知ることも多い。



[本書で扱った時代を描いた歴史小説]


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