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読んだ本の感想をつづったブログです。


刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 (じっぴコンパクト新書)
刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 (じっぴコンパクト新書)
オフィステイクオー
実業之日本社 2014-01-11

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関連商品
刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 捜査現場編 (じっぴコンパクト新書)
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「刑事ドラマあるある」はウソ?ホント?―元刑事が選ぶ本当にリアルな刑事ドラマ大全
警察のウラ側がよくわかる本
殺人捜査のウラ側がズバリ!わかる本 (KAWADE夢文庫)


警察組織やその活動の実態について、警察もののドラマなどと比較しながら解説している作品。
警察の各部署における職務内容、階級組織、現状の問題点、ドラマでの演出と実際の操作の比較と、多岐にわたって書かれている。

部署では捜査一課、捜査三課、組対四課(マル暴)、生活安全部、鑑識、SIT、SAT、SP、科捜研、機動捜査隊など、それぞれの部署を扱ったドラマを引き合いに出して紹介している。
初動捜査を担当する機動捜査隊は当時の警視総監が『機動捜査隊』のドラマが大好きだったことから、そのドラマから名前がつけられたなど、思わぬトリビアがあって驚いたりもした。

そして本庁と所轄、キャリアとノンキャリアといった警察組織のピラミッドに話が移る。
キャリアは国家公務員で、研修期間を除いてほとんど捜査に関わらないことや、捜査ではドラマで下に扱われることの多い所轄が主役であることなどが書かれている。

警察の問題点についても触れていて、職務によるストレス、時効の是非、被害者・加害者家族のケア、パチンコ業界との癒着、サイバー犯罪など多くの問題とそれらへの取り組みを知ることができる。

ドラマならではの演出では、西部警察での武装の派手さがほとんど現実にはNGとなることや、古畑任三郎の推理は物証に欠けること、『あぶない刑事』でタカがつけているようなサングラスがNGなど、そりゃそうだろうと思う点や意外に思った点などが出てくる。

警察の実態の一部を知ることができて警察ものの作品をより楽しめそうということと、警察もののドラマが数多く紹介されていて関心を持ったことと、2つの意味で楽しく読んでいった。



[本書の続編]
刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 捜査現場編 (じっぴコンパクト新書)刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 捜査現場編 (じっぴコンパクト新書)

オフィステイクオー
実業之日本社 2014-05-01

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[本書内で扱われていたドラマの一部]


[参考文献に挙げられていた作品]


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黒田官兵衛はなぜ天下を取らなかったのか?
黒田官兵衛はなぜ天下を取らなかったのか?
爆笑問題
幻冬舎 2014-03-06

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2014年度版 漫才 爆笑問題のツーショット [DVD]
爆笑問題の日本史原論 (幻冬舎文庫)
爆笑問題の太閤記
爆笑問題の忠臣蔵
爆笑問題と考えるいじめという怪物 (集英社新書)


爆笑問題による、今年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公である黒田官兵衛について語っている作品。

田中が官兵衛の事跡についてまず解説を始め、それに対して太田が時事ネタや田中いじりに属するボケを連発して田中につっこまれるという、他の作品と同様の構成になっている。
太田のボケでは無駄に官兵衛の幼少期の出来事を自分のことと比べてみたり、みのもんたや清水健太郎、AKB48の指原莉乃や峯岸みなみなどを例えに出してみたりして、テンポのよさもあって笑いながら読んだ。

また、各章の末尾には太田による官兵衛の業績に関連したエッセイのような分が収録されていて、信長や秀吉のカリスマ性の違いや、周囲と異なる意見を主張することの難しさなどを書いている。
中でも、テレビなどでネタを披露する場合にだんだん規制が厳しくなっていることに対し、表現の仕方次第でネタの出し方はいくらでもあると語っているところが印象に残った。

官兵衛だけでなく竹中半兵衛や秀吉、小早川隆景などについても爆笑問題からの視点で語られている部分が新鮮で、興味深く読むことができた。



[参考文献に挙げられていた作品]



[著者たちの他の作品]


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[超訳]論語 自分を磨く200の言葉 (PHP文庫)
[超訳]論語 自分を磨く200の言葉 (PHP文庫)
岬 龍一郎
PHP研究所 2009-06-01

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[超訳]老子 心が安らぐ150の言葉 (PHP文庫)
中村天風 心を鍛える言葉 (PHP文庫)
「現代語抄訳」論語―欲望に振り回されない生き方
老子・荘子の言葉100選―心がほっとするヒント (知的生きかた文庫)
[現代語抄訳]言志四録


儒教の古典である『論語』を現代語訳よりもさらに一歩踏み込み、超訳としてさらに分かりやすく書いた言葉を200にまとめている作品。

『論語』を一旦英語に翻訳し、それを日本語に訳したような漢字の文になっているのが新鮮な感じがして面白い。

漢文由来の独特な韻やリズム、雰囲気といった部分が取り払われていて、味気ないと感じるか新鮮と感じるかは人それぞれでもあり、読んだ時の心理状態にもよると思う。

同じ翻訳者が書いた『「現代語抄訳」論語―欲望に振り回されない生き方』と読み比べるのも一興だろう。




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おれたちを笑うな!: わしらは怪しい雑魚釣り隊
おれたちを笑うな!: わしらは怪しい雑魚釣り隊
椎名 誠
小学館 2013-06-27

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あやしい探検隊 済州島乱入 (単行本)
無人島はつらいよ とつげき! シーナワールド! ! 2
風景は記憶の順にできていく (集英社新書)
地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。
さらば新宿赤マント


椎名誠とその仲間たちによる、怪しい雑魚釣り隊シリーズの第4作。
これまでは沖釣り誌の『つり丸』で連載されていたが、途中でその連載が終了して『週刊ポスト』へ連載が切り替わっている。

『つり丸』連載での担当編集者だったコンちゃんこと近藤氏は以降も個人で参加を続けており、『週刊ポスト』担当のケンタロウ氏をサポートしている。

残念なのは雑魚釣り隊の古参であり、釣り嫌いでワイン好きなど独特のキャラクターを見せていた西川氏が病死されたことで、まだ40代くらいだったはずなので驚いた。

一方でサントリー社員で海仁氏と並ぶエース格となった岡本氏や、弁護士なのだが頼りない雰囲気からベンゴシとカタカナ発音で呼ばれる慎也氏、紹介写真では変装姿で容姿が分かりにくいショカツ氏など新メンバーも加わっており、従来のメンバーにも劣らない個性を出している。

『つり丸』の編集長だったタコの介こと樋口氏は編集長を辞職する前後から参加頻度が減ったものの、西澤氏、海仁氏、ヒロシ氏、ザコ氏、名嘉元氏、竹田氏、天野氏、太陽氏・童夢氏兄弟といったレギュラーメンバーたちは健在である。

ザコ氏の各方面にわたる活躍や、天野氏のご飯をマンガ盛りにして食べる大食ぶり、西澤氏の粗暴さと裏腹な繊細さ、コキ使われつつも小ずるい動きをする竹田氏など、相変わらず多くの出来事が発生する。

隊長である椎名が釣りを休んでビールを飲んだり昼寝をしているシーンもしばしば出てくるが、これは年齢や多忙なことを考えると毎回参加していること自体がすごいということになる。

今回も雑魚釣り隊の面々の行状を楽しく読むことができた。
著者の年齢が少し心配になるが、継続してこの活動を続けて読者を楽しませてほしい。



[本書の文庫版]
おれたちを笑うな! わしらは怪しい雑魚釣り隊 (小学館文庫)おれたちを笑うな! わしらは怪しい雑魚釣り隊 (小学館文庫)

椎名 誠
小学館 2015-08-06

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[本文内でも取り上げられた、雑魚釣り隊のエース・海仁氏の作品]
なんて面白すぎる博物館なんて面白すぎる博物館

齋藤 海仁
講談社 2012-10-20

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関連タグ : 椎名誠, あやしい探検隊,

妖怪萬画 (第1巻 妖怪たちの競演編)
妖怪萬画 (第1巻 妖怪たちの競演編)
和田京子
青幻舎 2012-02-15

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妖怪萬画 (第2巻 絵師たちの競演編)
北斎漫画(全3巻)
鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集 (角川文庫ソフィア)
百鬼夜行絵巻の謎 (集英社新書ヴィジュアル版)
図説 妖怪画の系譜 (ふくろうの本/日本の文化)


妖怪画を文庫本サイズでカラーグラビアで掲載し、解説している作品。

冒頭では日本美術史が専門で奇想の絵に関する著作などで知られる辻惟雄氏と、中国美術史を専門とする板倉聖哲氏の対談が収録されている。
中国では日本の付喪神のように器物が妖怪に化けるという絵はあまりないらしいが、必ずしもそうした考え方がなかったわけではなく、そうした話を描いた文献があることから推測すると、絵画の形で残っているものが見つかっていないためのようである。

百鬼夜行絵巻や、酒呑童子や土蜘蛛が登場する物語、妖怪図鑑といった作品が掲載されていて、ぬらりひょんや見越し入道、ろくろ首(飛頭蛮)、猫又といったよく知られた妖怪から、鍋や五徳、琵琶などといった器物が化け物となった付喪神、そして鍾馗や護法童子のような化け物を退治するヒーロー的存在などが扱われている。

本書で扱われている妖怪の絵はユーモラスに描かれたものが多く、娯楽の一種として親しまれていたことが分かる。
江戸時代に子供の玩具にもなったそうなので、こうした文化が現代のポケモンや妖怪ウォッチにつながるのだろう。

楽しく読むことができたので、第2巻も読んでみようと思う。



妖怪萬画 (第2巻 絵師たちの競演編)妖怪萬画 (第2巻 絵師たちの競演編)

和田京子
青幻舎 2012-04-04

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妖怪ウォッチ DVD BOX 1妖怪ウォッチ DVD BOX 1

KADOKAWA メディアファクトリー 2014-10-29

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