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凍りついた空 エウロパ2113 (創元SF文庫)
凍りついた空 エウロパ2113 (創元SF文庫)
ジェフ・カールソン (著), 中原 尚哉 (翻訳)
東京創元社 2014-10-31

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木星の衛星であるエウロパを舞台としたファースト・コンタクトもののSF長編。

約100年後の未来、人類は木星圏へも進出し、資源の採掘や知的生命体の探査を始めていた。
主人公の女性科学者であるボニーが同僚のバフマンとラムの3人でエウロパでの探査を始めてすぐ、事故でバフマンとラムが亡くなってしまう。

ボニーはラムの意識をAI(人工知能)に転移させることで助けを借り、スカイフィッシュと呼ばれるエウロパの原住生物の攻撃を受けながらも氷の世界を必死で逃げ延びていく。
そしてこのラムのAIは物語の後になるまで影響を与え続けてく。

その後もボニーが属するEUの探査チームのクルーたちとの人間関係や、EUとブラジルや中国といった国家間の争い、エウロパの資源やスカイフィッシュの遺伝子情報などの利権を狙う大企業からの圧力など、多くの問題が発生し、ボニーはこうした問題に悩みながらも立ち向かっていく。

氷に覆われながらも火山活動が活発というエウロパの苛酷な環境や、人類に敵対的な行動をとるように見えたスカイフィッシュの行動、ロボットやクローン技術といった近未来の技術などがリアルに描かれていて読みごたえがある。

舞台が氷で覆われた場所ということで少し伝わりにくいところもありはしたが、かなり楽しめたと思う。




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