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アイドル国富論: 聖子・明菜の時代からAKB・ももクロ時代までを解く
アイドル国富論: 聖子・明菜の時代からAKB・ももクロ時代までを解く
境 真良
東洋経済新報社 2014-10-03

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80年代から現在に至るアイドルの変遷と、日本経済の関連を考察している作品。
著者は経済産業省の官僚で、かつモノノフ(ももクロ=ももいろクローバーZのファン)でもあるという。

話は「アイドル」という言葉がなかった頃のアイドル的な存在である山口百恵あたりから松田聖子の80年代アイドル、おニャン子クラブの時代からアイドル氷河期と呼ばれる時期、モーニング娘。とその後の調整期、そしてAKB48やももクロなどの登場から現在のアイドル戦国時代と呼ばれる時代を振り返る。

それと並行して高度経済成長期、バブル期、バブル崩壊後といった日本経済の流れも描き、大衆の意識がどのようにアイドルと関連しているかを考察している。
争いを好まないヘタレが優勢だった80年代まで、争ってでも結果を求めるマッチョが優勢だった90年代を経て、競争社会を受け入れつつも本質的にはヘタレな「ヘタレマッチョ」の時代になっているという。

そしてヘタレマッチョが現在アイドルを必要としていること、アイドルの存在が社会の安定から国際関係の良好化に資するのではないかという話に持っていく。

また、モー娘。、ももクロ、AKBのシステムについても書かれていて、知らなかったところが多くてなるほどと思った。

少々話題の一部が分からなかったり、論理の組み立てにピンとこないところもあったが、なかなか興味深く読むことができたと思う。




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