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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2015/05/30『たけみつ教授のホントは非常識な通説日本史』
2015/05/29『僕たちは戦わない』
2015/05/27『天下 家康伝 上』
2015/05/26『日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】』
2015/05/24『ガンダムの常識 モビルスーツ大百科 ガンダムSEED 連合・オーブ篇』
2015/05/20『明治国家のこと-幕末・明治論コレクション』
2015/05/19『ごたごた気流』
2015/05/18『AKB48総選挙公式ガイドブック2015』
2015/05/16『デスクワークの肩こり・腰痛・身体疲れを取る』
2015/05/15『「ムダ」が多い人ほど、よく伸びる-思わぬ成果を上げるラテラルシンキング仕事術』
2015/05/14『妖怪ウォッチ 1』
2015/05/13『イスタンブールでなまず釣り。』
2015/05/12『夜のかくれんぼ』
2015/05/11『2015年〜世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』
2015/05/10『幕末維新のこと-幕末・明治論コレクション』
2015/05/09『ニーチェ先生-コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた』
2015/05/08『あやしい探検隊 不思議島へ行く』
2015/05/07『約束』(東京女子流)
2015/05/06『大破局の「反日」アジア、大繁栄の「親日」アジア』
2015/05/05九州国立博物館「戦国大名-九州の群雄とアジアの波涛」
2015/05/04『トニーたけざきのガンダム漫画』
2015/05/03『保険 こう選ぶのが正解!』
2015/05/02『スーベニア』
2015/05/01『私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと』


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たけみつ教授のホントは非常識な通説日本史 (リイド文庫)たけみつ教授のホントは非常識な通説日本史 (リイド文庫)

武光 誠
リイド社 2005-04

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「宮本武蔵は吉岡一門と戦っていない」、「推古天皇は蘇我氏の傀儡ではない」、「細川ガラシャは自殺していない」など、一般的に認識されている歴史上の事柄が実際とは異なっていたエピソードや、「近藤勇と後藤象二郎には友情があった」、「大谷吉継の子らは戦場から逃亡した」に見られる吉継の人柄、「大岡政談の中のホントの話」にある大岡越前守忠相の名判断などのような意外な史実などを数ページの項目ごとに書かれている作品。

最も印象に残ったのは、江戸時代の南部藩で藩主が若くして急死した際に替え玉として親類の若者が秘密裏に藩主に就任し、その養子が幕府に認められてしばらくして亡くなったという話である。
資料には意図的に本名を消されていて分からない状態になっていて、他の藩でもあったのかもしれないと思ったりした。

陰謀や暗殺といった政治的事件については著者の見解を前面に出しすぎるところがあったりするが、構成がコンパクトで読みやすかった。
見解についての部分がもう少し客観的に書かれていると、もっと面白かったと思う。




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僕たちは戦わない Type C【通常盤】
僕たちは戦わない Type C【通常盤】
AKB48
キングレコード 2015-05-19

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僕たちは戦わない Type B【通常盤】
僕たちは戦わない Type D【通常盤】
僕たちは戦わない Type A【通常盤】
AKB48総選挙公式ガイドブック2015 (講談社 MOOK)
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AKB48のシングルで、今年のAKB48グループ選抜総選挙の投票券が入っている。
6月6日にヤフオクドームで行われる開票イベントを観に行く予定なので、投票することでより盛り上がれるだろうと思って購入した。

ここではHKT48劇場で出張公演を観たことがあるAKB48・チーム8の曲「汚れている真実」が収録されているTypeCについて書く。

表題曲は島崎遥香がセンターを務めるダンス曲で、「戦わない」とタイトルにあるように戦いがテーマに入っていることから、MVでは謎の組織と格闘するシーンが多く出てくる。
島崎は顔立ちとか振る舞いなどから苦手な部類に入るが、演出もあってか思ったよりは踊れているように見えた。

2曲目はセレクション16という16人による「Summer side」で、明るくて印象に残りにくいというカップリング曲らしいものとなっている。
メンバーは若手が多い中に峯岸みなみ、宮澤佐江、須田亜香里、渡辺美優紀といったベテランが入っていて少し違和感があるが、先日行ったヤングメンバーのコンサートの入りの悪さを考えると営業的に入れざるを得ないのだろう。
他の2曲と比べると明らかにMVに金がかかっていないのが分かって苦笑してしまった。

そして3曲目の「汚れている真実」は少しシリアスな感じの曲となっている。
過去3回観た出張公演でそれぞれセンターを務めていた中野郁美(鳥取)、坂口渚沙(北海道)、永野芹佳(大阪)を初めとして、チームAと兼任の山田菜々美(兵庫)や11月の公演で印象に残った佐藤七海(岩手)などがMVで確認できた。
センターが中野と坂口で身長差がありすぎるのが少しバランスが悪いような気もするが、結成して1年ちょっとであることや日常的に劇場公演ができないことを考えるとダンスの上達が早いのだろう。

選挙について言えば、5月20日に速報の結果が発表されていた。
HKT48劇場で観たことのあるHKT48とチーム8について言えば、HKT48では初めて速報にランクインしたメンバーが多数だった一方、チーム8はランクインはいなかった。
これは総選挙の投票では、自分にとって握手やイベントのように目に見えるメリットがないので、投票するファンがつくには一定の時間が必要ということなのかと思う。

HKT48では2期生から渕上舞、神志那結衣、岡田栞奈、秋吉優花、冨吉明日香、後藤泉が初めてランクインしていて、劇場公演での頑張りがファンに認められたのだろうと感じた。
また、1期生からはやや不遇なイメージのある下野由貴も初のランクインで、驚きとともに好意的な声が多かったように思われるのも同じ理由からだろう。

あと1週間で開票イベントが開催されるので、楽しみにしている。







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天下 家康伝 <上>
天下 家康伝 <上>
火坂 雅志
日本経済新聞出版社 2015-04-25

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天下 家康伝 <下>
劉邦(上)
常在戦場 (文春文庫)
帳簿の世界史
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火坂雅志による、家康の生涯を描いた歴史小説の上巻。

家康を人間臭くも義を重んじてしぶとく生き抜いていく武将として描いていて、三河一向一揆で家臣の半分が離反する中で苦闘するところから話が始まる。

まずは後に家康の腹心となる本多正信が一向一揆軍の参謀として立ちはだかり、次いで今川領侵攻、武田信玄・勝頼父子との戦いと続いていく。

よく知らない作家の作品とすればそこそこ面白かっただろうが、火坂作品としてハードルを上げた状態で読むと、家康や周りの人物にいまひとつ感情移入できなかった。
特に、家康の正室である築山殿や長男の信康についての言動が少々雑な感じがした。
逆に、正信のくせものっぽさや今川氏真のヘタレぶりはなかなか良かったと思う。

これまでに読んだ著者の『黒衣の宰相』『黄金の華』、『虎の城』などと比較すると、家康の人物像が通説とあまりかけ離れていないのが少し物足りない。
これは主人公が有名すぎて意外性を出す余地が少なく、制約に縛られているためなのだろうと思う。

少し辛く評してしまったが、一定の水準で面白いのは面白いので、さらに面白くなっていくことを期待して下巻も読んでみる。




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関連タグ : 火坂雅志, 徳川家康,

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)
日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)
竹村 公太郎
PHP研究所 2014-07-03

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日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫)
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竹村公太郎の「地形から読み解く」日本史 (別冊宝島 2326)


元建設官僚の竹村公太郎がインフラを中心とした視点で歴史を語る『日本史の謎は「地形」で解ける』シリーズの第3作。

信長が安土を選んだ心理的な理由や家康が大御所となって駿府を選んだ地形的な理由、江戸時代の洪水対策が明治時代よりも優れていた点、稲作を行うために国土改造を行った人々の攻撃的な姿勢など、これまでの作品と同様にインフラが歴史に与えた影響を興味深い形で書かれている。

本作では『幸運な文明―日本は生き残る』にも書かれていたような環境や社会情勢の不安に対する希望を書いているところも多い。
例えば肥料の原料となるリン鉱石の枯渇に対しては冬みず田んぼ(冬でも田に水を張る方法)を行うことで渡り鳥がもたらす糞に含まれるリンが得られる他、イネの害虫を食べるカエルを養うなどの方法を語っていて、なるほどと思ったりする。

また、大阪が都市の原型としている理由や、正倉院が盗賊の被害を受けなかった理由、日本が雪が積もる島だったことと技術が発達したことの関連など、環境と人間についての密接な関わりについての話も多い。

江戸時代に動力が人力だったことを語る章では、塩野七生によるローマ人の物語シリーズの『すべての道はローマに通ず』という作品がインフラ整備に関わる人からは絶賛されているということが書かれている。
どうやらローマの道路を中心としたインフラにまつわる話が書かれているらしく、それまでの作品を読んでいなくても十分楽しめると紹介されていたので、『ハンニバル戦記』から読んでいなかったが、久しぶりに読んでみようかと考えている。

多くの知見が得られるシリーズで、面白かった。



ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)

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ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫)ローマ人の物語〈28〉すべての道はローマに通ず〈下〉 (新潮文庫)

塩野 七生
新潮社 2006-09-28

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