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だから日本はズレている (新潮新書 566)
だから日本はズレている (新潮新書 566)
古市 憲寿
新潮社 2014-04-17

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時々観るフジテレビ系の番組「ワイドナショー」に出演し、長嶋一茂や坂上忍といった他の出演者や視聴者がイラッとするようなコメントをする社会学者の古市憲寿による、日本でズレた考え方や行動について語っている作品。

ズレている考えとしては例えば、政治に強いリーダーシップを求めたり、テクノロジーやSNS、若者といったおじさんたちがいまひとつ理解し切れていない存在に対して過度の期待を持ったり、学歴が役に立たないとしたりノマドに引かれたりといったあたりである。

こうしたズレに対して、社会に影響を与える個人や企業が増えて政治でできることは昔よりも少なくなっており、期待しているほどにはもてはやされる存在は盛んでもないし、むしろ個人による目立ちにくい活動が徐々に世の中を変えているというニュアンスで書かれている。

読み始めてしばらくは、なんとなく感じていた違和感を語ってくれるような感じがして面白かったが、読み続けていくと論旨がなんとなく読めるようになってきて少し退屈した部分もある。
おそらくコラムの形であれば関心を持たせ続けられたのかもしれないが、単行本レベルではやや弱いように思う。

「昔は良かった」的な論調に対して歴史的な裏づけから反論したり、尾木ママや勝間和代といった文化人をおちょくっているあたりはちょっと笑ってしまった。
後半少しだれた気もするが、そこそこ面白く読んだ。




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