読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2016/03/30『中国古典 逆境を生き抜くためのすごい言葉一○○』
2016/03/26『アジアの覇権国家「日本」の誕生』
2016/03/24『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方』
2016/03/23『なぜ、地形と地理がわかると江戸時代がこんなに面白くなるのか』
2016/03/22『図解+写真でばっちりわかる 宇宙はどのように誕生・進化したのか 宇宙138億年をワープしてみよう』
2016/03/20『織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代』
2016/03/16『投資信託選びでもっと知りたいこと』
2016/03/15『じみへん 仕舞』
2016/03/13『宇宙軍士官学校─前哨(スカウト)─ 8』
2016/03/12『ギリシア人の物語I 民主政のはじまり』
2016/03/11『空海の秘密』
2016/03/10『肥後の民話』
2016/03/07『もたない男』
2016/03/04『「全世界史」講義 I古代・中世編: 教養に効く!人類5000年史』
2016/03/01『株とチャートでお金持ちになる!』


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中国古典 逆境を生き抜くためのすごい言葉一○○ 角川SSC新書 (角川SSC新書)
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守屋 洋
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中国の古典のうち、『論語』、『老子』、『孫子』、『韓非子』、『三国志』といった有名なものから『酔古堂剣掃』(すいこどうけんすい)や『為政三部書』、『文中子』のような現代日本では知名度の低そうなものと幅広い範囲から、逆境に耐えたり打開することに役立ちそうな言葉100を選択し、現代語と解説をしている作品。

具体的には対人的なトラブルを避けたり、自身の身を滅ぼしかねない考えや感情の処理に当たる言葉が多い。

特に、怒りという感情についての言葉が印象に残る。
他人から受けた嫌な言動については後々まで覚えているもので、私もしばしば思い出して怒りの感情を持て余すというかとらわれることを自覚していて、この手の感情を抑えるのはつくづく難しいものだと思う。

有名な古典の言葉では既に読んだことのあるものが多い一方で、目にした記憶がない古典からの言葉は比較的新鮮に感じ、こちらへの関心が高まった。
むしろこうしたマニアックと思えるような古典からだけ引用した言葉を集めた作品というのがあったら読んでみたい気もするが、あまり出ていなさそうなのは知名度が売り上げに大きく影響しているからなのだろうかとも思ったりもした。

著者による解説の説教臭さは相変わらずとして、内容自体は興味深い。





酔古堂剣掃(すいこどうけんすい) 「人間至宝の生き方」への箴言集 (PHP文庫)酔古堂剣掃(すいこどうけんすい) 「人間至宝の生き方」への箴言集 (PHP文庫)

安岡 正篤
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アジアの覇権国家「日本」の誕生
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長谷川 慶太郎
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中国がさまざまな歪みに耐えられなくなって破綻が見えつつあること、それに抵抗して強引な言動を繰り返すことでさらに諸外国の反発を買うことなどから、代わって日本が東アジアのリーダーとして台頭していくのではないかと解説している作品。

他の著作と重なる部分も多いが、例えば北朝鮮では闇市で生活物資を手に入れるためにインド資本による携帯電話の普及が進んでいて、当局は監視するための人も金も技術もないために野放し状態にあることなど、初めて読む話もまたそれなりに書かれている。

また、北朝鮮による拉致被害者は想定されているよりも多く、北朝鮮で戦前に存在した会社の社員とその子孫が1000人以上いるなど、この問題は普段報道されている以上のインパクトがあることが分かってくる。
帰ってきたらきたでどう処遇すべきかという話も書かれていて、うまくやらないと治安の悪化などもありえると思う。

中国や北朝鮮の破綻は近いことが確実視されていて、そうなった場合に現行の法制では北朝鮮による拉致被害者や中国に在住している邦人を救出することは不可能なので、強引な憲法解釈をして安保法案の成立を急いだ事情が書かれている。

もしかすると昨年末に行われた日韓合意も、北朝鮮が破綻したら難民が押し寄せて大変なことになる韓国が日本に米などの支援を仰がなければならないという文脈で読み取る必要があるのかもしれない。

現在の民進党や共産党がやろうとしている安保法案の廃案という運動に関わっている人たちは、こうした話について問われた場合にどのような返しをするのか気になる。
どうせ、「それはデマだ」とか「ありえない」などという具体性のない答えになりそうで、期待ができないところである。

本書では中国や北朝鮮は昨年に破綻することもありえるとしていて、いろいろあったが両国の政府がまだ存在していることは幸いである。
本書も興味深く読むことができたかと思っている。




今世紀は日本が世界を牽引する今世紀は日本が世界を牽引する

長谷川慶太郎
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世界はこう激変する世界はこう激変する

長谷川慶太郎
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米中激突で中国は敗退する―南シナ海での習近平の誤算米中激突で中国は敗退する―南シナ海での習近平の誤算

長谷川 慶太郎 小原 凡司
東洋経済新報社 2016-02-05

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なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
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藤沢 数希
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数学者から投資銀行に転職したキャリアを持つ人物による、投資の世界の仕組みや金融リテラシーの重要性をみもふたもない表現で語っている作品。

まず、金融リテラシーが低かったりこうした方面への関心が低い人はピンはね率が高いギャンブルに資金をつぎ込んだり、ハイリスク・ローリターンのような消費者が損をする金融商品を購入してしまう事例を多く挙げている。

そしてギャンブルでは、客が支払った総額のうち胴元が受け取る割合や当選確率を具体的に明示した上で、いかに割に合わないかを書いているところに説得力がある。
競馬は文化という側面もあるだけまだいいが、宝くじはそれすらもないので救いようがないと表現しているのも面白い。

また、金利や株式会社の成立、リスクとリターンの関係などについても語っていて、報われるリスクと報われないリスク、という表現が印象に残った。

プロの投資家の勝率が必ずしも良くない事例として、LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)という著名な経済学者や投資家が関わった巨大ヘッジファンドが5年経たずに破綻したことを挙げ、理由として多数のプロの投資家たちが市場のゆがみを突いて利益を上げようとしのぎを削ることによって、市場の勝率がギャンブル並みに近づくという説を紹介している。

理論や計算式なども紹介した上で結論としては、インデックス型の投資信託に分散投資をするのがこの考え方からいくと地味でも利益を上げられる可能性が高いとしていて、なるほどと思う。
ただし仮に大多数の人がこの方法を取った場合は市場のゆがみが是正されなくなってプロの投資家の勝率が上がることになるが、まずそれは投資化心理からいってなさそうだと語っているのも面白い。

投資に関するクールな考え方が興味深く、比較的早く読み進むことができたかと思う。





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江戸時代に行われた事業や発生した事件について、地形や地理の観点から解説している歴史読み物。
1項目あたり2~4ページで50項目という構成で、どこからでも読める。

家康が封じられる前から関東が発展する基礎ができていた話や、徳川幕府によって行われた江戸を中心とした都市計画、現在にも残る観光名所ができた由来、幕末における海防政策によってなされた土地造成や建造物など、興味深い話が多く紹介されている。

広く薄くという感じで内容の当たり外れも大きいが、読みやすくてまずまず楽しめたかと思う。





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