日付 | 記事タイトル |
2016/04/29 | 『廃城をゆく4-夢半ばにして廃された悲運の城に迫る』 |
2016/04/28 | 『お金の戦略-裕福な人たちが知っていること』 |
2016/04/27 | 『team A 5th stage 恋愛禁止条例』 |
2016/04/26 | 『「戦国大名」失敗の研究-政治力の差が明暗を分けた』 |
2016/04/25 | 『これまで貯金できなかった人もお金が貯まるようになるたった1つの習慣』 |
2016/04/24 | 『ST プロフェッション』 |
2016/04/23 | 『街道をゆく 本郷界隈II』【用語解説・詳細地図付き】 |
2016/04/22 | 『街道をゆく 本郷界隈I』【用語解説・詳細地図付き】 |
2016/04/21 | 『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』 |
2016/04/19 | 『「投資信託にだまされるな!」にだまされるな! 従来の「10年ほったらかし分散投資」はダマされて当たり前!』 |
2016/04/18 | 『30の戦いからよむ日本史〈上〉』 |
2016/04/17 | 『思わず話したくなる「深海魚」のふしぎ』 |
2016/04/16 | 『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』 |
2016/04/15 | 『1日が見えて ラクになる! 時間整理術!』 |
2016/04/14 | 『28歳貯金ゼロから考えるお金のこと』 |
2016/04/13 | 『マンガ 菜根譚』 |
2016/04/12 | 『彷徨える艦隊〈3〉巡航戦艦カレイジャス』 |
2016/04/10 | 『ありふれた手法』 |
2016/04/09 | 『雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行』 |
2016/04/07 | 『家康、江戸を建てる』 |
2016/04/05 | 『マンホール:意匠があらわす日本の文化と歴史』 |
2016/04/04 | 『秀吉ではなく家康を「天下人」にした黒田官兵衛』 |
2016/04/03 | 『みんなの投資 投資信託でゆっくり確実に資産をつくろう!』 |
2016/04/02 | 『賢者の処世術』 |

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廃城を紹介しているムック本の第4作。
戦いに敗れて攻略された城、政治情勢の変化などによって破却された城、造りかけで未完成のままとなった城を紹介している。
冒頭では現在放送中の大河ドラマ「真田丸」にちなみ、上田城、沼田城、岩櫃城といった真田の城を結んだ真田街道と呼ばれる幹線道路を取り上げている。
敗れ去った城では小谷城(浅井長政)、鳥取城(吉川経家)、月山富田城(尼子義久)、高天神城(岡部元信)、備中高松城(清水宗治)、八上城(波多野秀治)など、有名な城が収録されている。
家康と武田勝頼が争奪戦を繰り広げた高天神城は歴史小説などで重要拠点のように扱われることが多いが、実際は必ずしもそうでもなかったようで、現実は必ずしも通説のようにはいかないものだと感じた。
壊された城では朝鮮出兵の前線基地として使用された名護屋城、島原の乱の舞台となった原城、他には周山城(明智光秀)、美濃金山城(森可成)などが入っている。
未完の城では新府城(武田勝頼)、神指城(上杉景勝)、伊賀上野城(藤堂高虎)を扱っている。
このうち上杉景勝が新領地の会津120万石にふさわしい城として築城を進めていた神指城のことは知らなかったので新鮮だった。
また、伊賀上野城は藩主の居城としては完成されていると言えなくもないが、仮想敵だった豊臣家が滅亡したために西への備えとして築かれた石垣などが未完成ということになる。
そして未完の城についての考察が面白い。
例えば所定の期間だけ敵を防げばいいという意図から建設された城の場合、石垣や堀、郭などが完成していなくても、目的を果たしたという意味では十分完成された城だったと書かれていて、なろほどと思う。
城の構造や訪問の仕方についての説明はよく分からなかったりそれほど関心がなかったりして斜め読みになったが、歴史的な出来事や建設された意図についての話は面白かったのでじっくり読んだ。
他の1~3刊も読んでみようかと考えている。
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- 『一個人×歴史人 戦国武将の城』
- 『古城の風景 1 菅沼の城・奥平の城』
- 『古城の風景 2 松平の城』
- 『古城の風景〈2〉一向一揆の城 徳川の城 今川の城』

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裕福になる人はそれだけのことをしていて、そうならないのは単に怠惰だからという考えから、裕福になる人がやっていること、やらないようにしていることを100のポイントで語っている作品。
正論だがなかなかできないだろうと思われることも多いが、例えば身なりをきちんとすることや、身近な人たちと金銭の貸し借りをしないこと、金銭への偏見を持たないようにすることなどは納得でき、印象に残る。
当然ながら借金はいけないことや、金銭の使い方についての話も多く書かれていて、気をつけようという部分もままある。
自分がやろうとしていることをあまり話してはいけないとも書かれていて、これは話すことで多くの場合反対されたり足を引っ張られるためとあり、正直すぎてもいけないのだろうと感じた。
全体的には、それほど心に響かなかった。
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- 『28歳貯金ゼロから考えるお金のこと』
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AKB48・チームAにおける5番目の劇場公演曲をCD化したもので、16曲が収録されている。
先日ブックオフに980円で販売されているのを見つけ、この日は1500円以下のCDが2割引だったこともあって購入した。
収録されている曲では「大声ダイヤモンド」は元々シングル曲で、「ハート型ウイルス」は以前HKT48・チームHでやっていたのを観た「博多レジェンド公演」入っていたし、他には「ツンデレ!」、「ひこうき雲」、「黒い天使」などはAKB48グループのコンサートなどでしばしば披露されることがあるので知っていた。
初めて聴くのは表題曲や「長い光」、「109」、「JK眠り姫」、「AKB参上!」などで、なかなかいい曲が多く入っている。
この公演は初期のメンバーが何人か卒業した後に演じられていたものなので、北原里英や佐藤亜美菜、宮崎美穂といった4期以降のメンバーも最初から入っている。
北原や宮崎の声はあまりよく分からないが、AKB48を卒業後に声優となった亜美菜の声は特徴があるのでわりと聞き分けやすい。
HKT48・チームK4は今年の3月まで長らくチームBの 「シアターの女神」公演が行われていて、結局チームHと交代でチームKの「最終ベルが鳴る」公演を行うそうだが、決定前はこの「恋愛禁止条例」あたりがいいのではないかと思っていた。
例えばオリジナルが板野友美、北原里英、佐藤亜美菜の「ツンデレ!」であればギャル風の衣装が似合う本村碧唯、冨吉明日香、岩花詩乃あたりがはまりそうだと思っていて、コンサートなどで機会があれば観てみたい。
また何曲も知ることができたので、今後AKB48グループのコンサートに行った際はどれかを聴くことになるかもしれない。
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「戦国大名」失敗の研究 (PHP文庫) | |
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戦国時代に敗者とされる戦国大名などについて、政治学の観点からその失敗した要因と、滅びたりひどい目に遭わないためにはどのような手段が取りえたのかなどを語っている歴史読み物。
5章立てで、武田勝頼、足利義昭、織田家の家臣たち、関ヶ原の合戦で最終的に成功者となれなかった者、大阪冬の陣・夏の陣で滅ぼされた豊臣家関係者がそれぞれ扱われている。
武田勝頼は敗者となったためにイメージが悪いが、客観的に実績を見ると非凡な将だったことがまず語られている。
それが失敗した理由としては、「諏訪四郎」、「伊奈四郎」と呼ばれた一武将から信玄の後を継いだことで信玄時代からの武将からの支持が低く、勝頼側近の武将との対立が影響したことが書かれている。
そして武田家が長篠の合戦で弱体化、上杉家が謙信死後の後継者争い(御館の乱)で弱体化した中では織田・徳川連合あるいは北条家の少なくともどちらかとは関係を良好にしなければならなかったのに御館の乱に介入して北条家と対立してしまったことで、政治的に手詰まりになったことが致命的だったとされ、納得できる。
足利義昭についてはまず、最初は「前将軍の弟」以外に権力も財力も兵力もない状態から、長年謀略一本で戦い続けてきたというしぶとさはすごいという意味のことが書かれていて、イメージは悪いが考えてみれば確かにそうである。
そして義昭の役割を現代の国連事務総長、例えば冷戦期のウ・タントと比較して仲介者としてあまり適性がないとしたり、カンボジアのシアヌーク国王と変節ぶりを比較したりと、かなり面白がって書いているように感じる。
織田家の家臣についての話で印象に残る部分は多くなかったが、信長と柴田勝家の関係を田中角栄と側近だった二階堂進の関係を対比させている部分がちょっと新鮮だった。
関ヶ原の合戦については
- 豊臣政権のやり方に適応しすぎて自分の勢力を作れなかった石田三成
- 三成を除くために家康に過大な期待をしてしまった加藤清正や福島正則
- 本戦に参加できなかったことで貢献が無駄になった真田昌幸
- 西軍の中心人物だったのに家康にも内応して悲惨な末路をたどった増田長盛
- 西軍のリーダーだったのにスタッフとしての思考から脱却することができずに著者から「家臣の命をもてあそぶ小器」と非難された毛利輝元
中には合戦が予定されていた場所で米を買い占めてどちらが勝ってもいいようにして成功した鍋島直茂のような人物もいて、改めて複雑な経過をたどったのだろうと思う。
最後の豊臣家の話では、家康は最初豊臣家が徳川家に臣従して公家のようなポジションに収まることを受け入れていれば滅ぼさなかった可能性がそれなりにあったとして、そうならなかったのは旧豊臣系大名が味方をしてくれるだろうという希望的観測によって現実を受け入れられなかったことがあるとしていて、政治的なセンスのある人材もいなくなったことで家康から翻弄されたことが書かれている。
昨今の政治家の例を引き合いに出すことで戦国武将たちの政治的な動きが分かるような気分にさせてくれ、なかなか興味深く読むことができた。
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