日付 | 記事タイトル |
2016/11/29 | 『癒しの言葉 (いのちの言葉)』 |
2016/11/28 | 『世界市場を動かす5の歴史的視点』 |
2016/11/27 | 『心の持ち方 完全版』 |
2016/11/26 | 『2017年 世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』 |
2016/11/25 | 『決定版 簡単に「疲れ」をとる!』 |
2016/11/24 | 『知れば知るほど面白い 戦国武将』 |
2016/11/23 | 『ブラタモリ 4 松江 出雲 軽井沢 博多・福岡』 |
2016/11/21 | 『知れば知るほど面白い 黒田官兵衛 忍従と野望』 |
2016/11/20 | 『自分の心をみつけるゲーテの言葉』 |
2016/11/19 | 『1830m』 |
2016/11/18 | 『金融商品にだまされるな!-本当に正しい預金、債券、個人年金の使い方』 |
2016/11/17 | 『呉子 (中公文庫BIBLIO)』 |
2016/11/16 | 『たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書』 |
2016/11/15 | 『ブラタモリ 3 函館 川越 奈良 仙台』 |
2016/11/14 | 『ヒルティ 老いの幸福術』 |
2016/11/12 | 『「限りなく少なく」豊かに生きる』 |
2016/11/10 | 『レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる』 |
2016/11/09 | 『ローマの名言一日一言』 |
2016/11/08 | 『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか』 |
2016/11/03 | 『信長はイエズス会に爆殺され、家康は摩り替えられた-驚くべき戦国時代の闇』 |
2016/11/02 | 『カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』 |
2016/11/01 | 『ゲーテに学ぶ賢者の知恵』 |

古今東西のさまざまな人物による名言、小説や映画、アニメなどの名セリフなどの中から、癒されたり勇気づけられたりするような言葉を100紹介している作品。
ゲーテや西郷隆盛、チャーチルのようないかにも偉人という感じの人による言葉から、爆笑問題の太田光や中川家の剛(お兄ちゃん)のような芸人、ミスチルやザ・ブルーハーツのようなミュージシャンと、語り手は多岐にわたる。
扱われている言葉としては、失敗したり迷うのが人間で当然だとする言葉や、時間が悲しみや苦しみをいやすという言葉、生きていること自体が大切ですばらしいことだと語る言葉などで、味わい深いものが多い。
『炎の宅急便』というゲームからは「逆風も振り返れば追い風!」という言葉が収録され、その原作を書いた島本和彦という漫画家の作品はこの手の熱い言葉が散りばめられているそうで、かなり気になっている。
手元に置いて読み返したい言葉が多く、読んで良かったと思う。

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投資をする上で知っておく必要がある世界情勢について、その歴史的背景や今後についての解説、そして個人投資家へのアドバイスなどを行っている作品。
著者の2人は、証券会社の役員と管理職ということで、そうした立場の人が書いたことを念頭に入れる必要がある。
中東で宗教や石油資源が絡んで紛争が耐えない事情、シェール革命による産油国への打撃、ユーロ危機が発生する背景となる構造的問題とEUが成立した意義、経済危機への対策からバブルが発生するメカニズムなど、数百年から数千年のスパンでの話がなされていて、世界史の本に近い。
シェールオイルでは採掘技術の発達によって採算が取れるラインがどんどん下がり、採掘する場所が減っても生産高はむしろ増えるという現象が起こっていたり、アメリカが石油の輸出国に転じることで中東への関心が弱まっていく可能性が語られているのが興味深い。
ギリシャ、スペイン、イタリアのような南欧諸国では地下経済の規模が大きいことで、経済危機が伝えられる政府の財政だけで判断するのは早計だという意味のことが書かれているのに驚く。
歴史的に、現在の形での徴税システムの歴史が浅いことが原因らしい。
経済危機の後にバブルが発生するという現象が繰り返されたことを複数の例を用いて解説していて、中でもFBR議長だったアラン・グリーンスパンによる、「バブルは崩壊して初めてバブルとわかる」という名言は特に印象に残る。
表現を変えると、相場がどのくらいのポジションにあるのかなんてプロでも分からないのだから、素人の個人投資家に分かるわけがないということだろう。
投資のタイミングを図る自信がなければ、積み立て投資でタイミングを分散して高値掴みのリスクを減らすのが無難かと思う。
終盤ではポートフォリオの組み方や、インデックスファンドやETFの活用方法など、個人投資家へのグローバル投資のすすめをしていて、まとまった内容になっているように思う。
注意としては著者たちが金融商品を販売する立場の人たちなので、「この国や地域はしばらくはダメ。投資してはいけない」みたいなことは書きづらいようで、そうした傾向を考慮して読んだ方がいい。
思っていた以上に幅広い視点から投資について書かれた作品で、なかなか役立つ内容だった。

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心の持ち方 完全版 (ディスカヴァー携書) | |
![]() | ジェリー・ミンチントン (著), 弓場 隆 (翻訳) ディスカヴァー・トゥエンティワン 2015-07-16 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書) あなたがなりうる最高のあなたになる方法 じょうぶな心のつくり方 自信の法則 自分の価値に気づくヒント (ディスカヴァー携書) うまくいっている人の考え方 1分間でやる気が出る146のヒント (ディスカヴァー携書) 後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義なものにする30の方法 ポジティブの教科書―自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則 自尊心を育てるワークブック |
悩み多き人生において、正しい形で自尊心を持つことでより心豊かに生きる方法を、見開き2ページの92項目で語っている作品。
先日読んだ著者の『うまくいっている人の考え方 完全版』が良かったので、続けて購入した。
内容としては自分が思っているよりも自分は価値ある人間であること、いい意味で自分本位であるべきこと、自分と他人の違いを受け入れた上で接すること、他人に支配されたり他人を支配しようとしてはいけないことなどを語っている。
嫌なことについて考え込んでもろくなことがないこと、親切も不親切も周囲に伝わっていくものなので親切にしたほうがいいこと、攻撃的な人は自尊心の低さに由来することが多いなど、なかなかそのように考えたり行動したりできないが、その意図は伝わってきたので、このあたりも少しずつでも改善できたらいいなと思う。
著者の作品としてはさらに『自分の価値に気づくヒント』という本も出ているので、これも読んでみるつもりである。
- 著者の作品について書いた記事
- 『うまくいっている人の考え方 完全版』

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長谷川慶太郎による、国内外の政治や経済の状況を解説している作品の2017年版。
まず、伊勢志摩サミットで安倍首相が見せたリーダーシップについての話が印象に残る。
安倍首相は大きく語ってはいないが、どうやらG7のシステムを国連ができないことをする組織として改革・強化を試みていると書かれていて、成果を上げられれば大きい。
それが各国に受け入れられる理由としては、日本が「失われた20年」の間に大きな代償を払ってシステムをデフレ経済に対応させたことで、長期資金を貸し出せる国が日本だけになっていることを挙げている。
こうした傾向についての報道はあまりされないが、海外では大ニュースだったとのことで、日本のマスコミ報道の残念さが伝わってくる。
消費税増税の延期理由とされた「リーマンショック前に似ている」という話についても、イギリス、フランス、ドイツなどの主要銀行で経営危機に陥っていることを考慮すると、実際にはさらにひどいかもしれないという。
ただ、こうした話をすると現実化するので、報道はできない。
これに関しては昭和2年の日本で国会答弁が銀行の倒産につながった教訓から、90年代に長銀や山一證券が破綻する前に竹下登と当時新進党だった小沢一郎が政争の具にしないよう打ち合わせて被害を最小限にとどめた話が紹介されている。
他に報道できない、報道を遠慮している事柄には東芝が粉飾決算していたとはっきり書けないことや、セブンアンドワイホールディングスで鈴木敏文が失脚したのは長男を取締役にした事を創業者の伊藤雅俊に嫌われたことを鈴木に遠慮しているためだとしている。
それにしても現在の民進党幹部が政府に対し、公開できない・すべきでない性質の情報のものを公開するよう執拗に迫ったり、では自身はどうかというと、代表が二重国籍に関連した疑惑を晴らす(はずの)書類の公開を拒み続けるなど、この政党が日本の国益に寄与する気があるのか疑問を持たざるを得ない。
他には中国の富裕層が日本国債や大坂南港の太陽光発電所を買い付けている事情、中国が金正恩政権を打倒することでアメリカの合意を得たという話、非常用に大量の米と石油を備蓄している日本にパク・クネ政権が擦り寄ってきた話などが語られている。
そして、著者がかなりのハイペースで本を出している秘密も語っている。
実は執筆ではなく語り下ろしで、30年くらい前にそうした方が短時間に多くの文字数を出力できるため、文章にしてもおかしくないような語り方ができるように訓練したとあって驚く。
この数ヶ月に起きたトランプの大統領選勝利や、韓国でのパク・クネ政権のつるし上げなどについて書かれた本も読みたいところである。
- 著者の作品について書いた記事
- 『2016年〜世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』
- 『2015年〜世界の真実-これは単なる予測ではない、すでに見えている現実だ!』
- 『世界はこう激変する-長谷川慶太郎の大局を読む』
- 『今世紀は日本が世界を牽引する』
- 『ロシア転覆、中国破綻、隆盛日本』
