読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2017/04/29『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』
2017/04/28『座右の諭吉 才能より決断』
2017/04/26『よくわかる論語―やさしい現代語訳』
2017/04/25『警視庁公安部・青山望 国家簒奪』
2017/04/24『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』
2017/04/23『「菜根譚」を読む』
2017/04/22『仕事にやりがいを感じている人の 働き方、考え方、生き方。』
2017/04/21『警視庁FC』
2017/04/20『アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン』
2017/04/19『高校生が感動した「論語」』
2017/04/18『日本史に刻まれた最期の言葉』
2017/04/17『「四書五経」の名言録―儒教の精神・経営の心』
2017/04/16『「眠りが浅い」がなくなる本』
2017/04/15『人生がばら色に変わる50の言葉』
2017/04/14『古代史の謎は「鉄」で解ける - 前方後円墳や「倭国大乱」の実像』
2017/04/13『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』
2017/04/12『[現代訳]論語』
2017/04/11『免疫力が上がる!「腸」健康法: 若さも健康も「腸内環境」で決まる!』
2017/04/10『中国知将「一日一話」―練りに練られた「知恵の宝庫」』
2017/04/09『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 決定版』
2017/04/08『漫画版 世界の歴史〈3〉十字軍とイスラーム』
2017/04/07『[新訳]読書について 知力と精神力を高める読み方』
2017/04/06『眠れない人がぐっすり眠れる本 - あなたの睡眠が劇的に改善!Dr.鴨下式超快眠法』
2017/04/05『機動戦士ガンダムMSV‐R ザク編』
2017/04/04『保険ぎらいは本当は正しい』
2017/04/03『戦国武将の明暗』
2017/04/02『[抄訳]葉隠 - 組織人としての心得を学ぶための百言百話』
2017/04/01『見るだけで運がよくなる「聖なる絵本」』


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イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書)
イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか (新潮新書)
宮田 律
新潮社 2013-09-14

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イスラム研究者による、イスラム圏の人々の間で親日傾向が強いことについて解説している作品。

日本人に見られる礼儀正しさやおもてなしの精神などがイスラムの教えや風習と合っていることや、欧米人と異なり上から目線の態度をしないことなどを挙げている。

歴史的な経緯についても、トルコのエルトゥールル号遭難事件、日露戦争勝利が与えた影響、第二次世界大戦時の軍政の良さ、戦後に独立戦争に協力した日本人が多かったこと、シベリア抑留時の日本軍人の働き、出光のタンカーがイランに石油買い付けに行った話、アフガニスタンやイラクでの復興に際しての自衛隊やNGOの活躍などが書かれている。

国としてはトルコ、イラン、ウズベキスタン、サウジアラビアなどが多く扱われていて、改めてこうした国との関係は大切に品kればならないと感じる。

他にもイスラムでテロを起こす集団はごく一部であり、大多数は平和を愛する人々であることや、日本に対してはもっとイスラムの風習を理解してほしいこと、広報活動に力を入れてほしいなどの要望なども書かれている。

多くの知らなかった話が分かりやすく書かれていて、興味深く読むことができた。






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座右の諭吉 才能より決断 (光文社新書)
座右の諭吉 才能より決断 (光文社新書)
齋藤 孝
光文社 2004-11-13

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福沢諭吉の言動や考え方について、『福翁自伝』をはじめとする著書の記述から解説している作品。

1万円札の顔になっているのでどうしても偉人というイメージを持ってしまうが、実際は自分で「カラリとした精神」と語るように、気さくでさばけた雰囲気の人物だったようである。

考えても仕方がないことはくよくよ悩んだりせずに切り替えや立ち直りが早く、悩む暇があったら目の前のことを実行していくなど、かなり合理的な考え方をしていることが分かってくる。

人間関係にクールなことも随所で語られていて、このために例えば悪人や破滅型の人間に引きずられたり、情に流されての失敗が少なかったことにつながっているようである。

他にも健康とお金は大切だと考える一方で交際や服装に無頓着な傾向があること、変なプライドを持たずに雑事も積極的にこなすなど、現代にいても成功しているタイプの人なのだろうと感じた。

著者が諭吉の言説から考察している話も興味深く、比較的早く読み進むことができた。
まだまだ諭吉については知らないことが多いことを自覚しているので、さらに諭吉に関する本を読んでいこうと思う。






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よくわかる論語―やさしい現代語訳よくわかる論語―やさしい現代語訳

永井 輝
明窓出版 2001-02

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『論語』をまずは一通り通読してもらうことを重視して現代語訳している作品。
その意図から、白文や読み下し文は入れておらず解説も最小限に抑えていて、現代語訳のみで書かれている。

「仁→人間愛」、「君子→立派な人」、「小人→つまらない人」のように、いかにも儒教っぽい表現をできるだけ一般的な言葉に置き換えていて、読み進めるのが容易になっている。
訳者も本書はあくまで『論語』の入り口になればということをあとがきで書いていて、その試みは成功していると思う。

さすがに孔子や『論語』に関係する本を30冊以上読んできたので、ある程度の感じがつかめるようになってきた。

本書と近いスタンスで現代語訳した作品では、下村湖人訳の『[現代訳]論語』と佐久協訳の『高校生が感動した「論語」』を読んでいて、訳の仕方によって感じが違っているのも興味深い。
私の好みでいくと、下村訳>本書>佐久訳の順になる。

1冊を何度も繰り返して読み返す方法もあるが、『論語』については異なる現代語訳の本や解説書を読む形で読んできたことになる。
まだ何冊か読んでいない『論語』に関連した本を積読しているので、これらも読んでいくつもりである。






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警視庁公安部・青山望 国家簒奪 (文春文庫)
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濱 嘉之
文藝春秋 2017-01-06

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警視庁公安部・青山望シリーズの第9作。

名古屋を拠点とする暴力団の若頭が、組で禁止されているはずの覚醒剤を取り引き後に爆殺されるところから話が始まる。
藤中がこの事件を、龍がユーロ建て生命保険にまつわる特殊詐欺事件を追うこととなり、青山と大和田も一連の事件を捜査していくこととなる。

コリアンマフィアとその背後にいるチャイナマフィアの関係、人民解放軍の困窮、ユーロ圏の混乱、各国での政治情勢、警察内部の反社会勢力への内通者の問題など、政治や社会に関する近年の話題を存分に盛り込んでいて、シリアスな話におののきながら読み進んでいくことになる。

オルレという韓国式トレッキングを九州で流行らせようとしていることに不愉快な思いをしたり、ある国の居住者の情報に関して外交上の駆け引きがあったり、度重なる暴露で税金逃れが難しくなった話などが印象に残る。

登場人物では悪役の大物が逮捕されたり殺害されたりして退場して小粒になってきたのが少しつまらないので、新たな悪役を登場させたほうがいいように感じた。
元組長の清水の存在感は安定しているし、青山の情報提供者となっている白谷もキャラが立ってきたので、これからの活躍にも期待できる。

そして、『孤独のグルメ』のような感じで、青山や藤中が出張先で舌鼓を打つ食べ物のシーンも魅力である。

フィクションの形態を取った警鐘を鳴らす作品であり、興味深く読んでいった。





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