読んだ本の感想をつづったブログです。


仕事が速い人はどんなメールを書いているのか
仕事が速い人はどんなメールを書いているのか
平野 友朗
文響社 2017-03-15

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メールを書く速度、送信タイミング、タイトルのつけ方、文章の構成、表現など、メールの書き方についていかに効率よくこなし、潤滑にコミュニケーションを図るかという方法を解説している作品。

タイトルを考慮するとメールの処理が早い人は、これらの対応を経験的にできるようになったか、意識してできるようにしてきたかということなのだろう。

普段やりがちなメールの書き方でなおかつ、あまりしない方がいいことがいくつも挙げられていて、ドキッとしてしまうところも多い。

例えば難しいのが、このメールを送信したことで受け取った相手がどのように考えるのか?ということで、送信タイミングやちょっとした書き方で誤解を生む場合が多々あることには気をつけたいと思った。

気を使いすぎて対応してもらえないケース、伝えたいことをストレートに書いてしまったことで関係がこじれた場合と、対面や電話に比べてメールの文だけで伝えようとすると難しいことが分かる。

本書でも少し触れられているが、メールの文章に自信がない場合は電話などでフォローするくらいはしているつもりだったが、本書に書かれていることを参考にしてさらに的確な方法を模索してみる。

参考になるポイントが多く、非常に役立つ1冊だったと思っている。






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「菜根譚」を読む
「菜根譚」を読む井原 隆一
プレジデント社 2003-07-28

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銀行で役員を歴任して多くの企業再建にも関わった人物による、中国の古典である『菜根譚』の言葉から自身の経験とともに生き方などについて語っている作品。

全体的にはいいことを書いていると思うが、著者のことをあまり知らないので少し伝わりづらい部分もある。
親の代に抱えた多額の借金を返済したり、債務超過の企業をいくつも再生させたなどの業績が語られていてすごい人というのは分かるのだが、本人以外の人からの評価を読んだり聞いたりしたことがないためだろう。

例えばSBIホールディングスのCEOである北尾正孝氏の『中国古典からもらった不思議な力』のように、経営者が書いた古典の本という感じは似ているように思う。

『菜根譚』の言葉で特に印象に残ったのは、元々勤勉は道徳のため、倹約は金銭への淡白さによるものというもので、蓄財という観点から捉えることが多かったので驚いた。
他にも労働や生き方について考えさせられる話がしばしばあり、多少は参考になった。






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仕事にやりがいを感じている人の 働き方、考え方、生き方。
仕事にやりがいを感じている人の 働き方、考え方、生き方。
毛利 大一郎
幻冬舎 2017-03-27

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仕事にやりがいを感じて取り組んでいる、さまざまな企業で活躍する人10人にインタビューし、仕事に対する考え方や、現在に至るターニングポイントなどを語ってもらっている作品。

テレビのドキュメンタリー番組のような内容となっていて、例えば1代で大企業を築いたような雲の上に感じられる人ではなく、比較的身近というか、かなりの努力をすれば到達できるのかもしれないと思われるくらいの地位の人を多く扱っているようである。

10人のそれぞれの経歴や考え方は当然ながらさまざまで、中には出会った人が良かったからいい結果につながったが、問題のある人に心酔していたらどうなったのだろう?と思ってしまう人もいる。
これは、その人が人を見る目があったということなのだろう。

生きていればいいことも悪いことも起こるわけで、その中で何を考えて次につなげていくかが重要なのだということ、考え方や行動を変えることに熟慮は必要だが恐れてはいけないことなど、考えさせられるポイントが多くあった。

興味深く読み終えることができ、何らかの形で活かすことができそうである。






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警視庁FC (講談社文庫)
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今野 敏
講談社 2014-09-12

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警視庁にFC(フィルム・コミッション)という、テレビや映画の撮影の便宜を図る部署が創設され、そこに配属された警察官がトラブルに巻き込まれるという警察小説。

警視庁の地域部総務課(交番の管理)に所属する楠木(くすき)はある日特命として警視庁FCへの兼務を命じられ、室長の長門や組対四課(マル暴)から来た山岡らとともに仕事をしていくことになる。
この楠木は警察官というよりも公務員としての意識が強く、平穏無事をひたすらに願うキャラクターとなっている。

何度か出動があった後、大物の映画監督と女優の組み合わせによる話題作の映画撮影の現場を担当することになったが、ここで殺害事件が発生する。
それなのに撮影を続行していたり、楠木から見て雰囲気があまりピリピリしていないように感じられるなどの違和感があるのだが、長門らの説明により釈然としないながらも仕事を続けていく。

本来であれば捜査本部の捜査員に引き継ぐべきところだが、楠木は山岡とともにFCの仕事に加えて捜査もさせられることとなり、独り言でのぼやきを連発する。

ひたすら余計な仕事をしたくないはずなのに、長門や山岡からは捜査がしたいと意気込んでいるかのように誤解されるシーンが出てきて、心の中でツッコミを入れているのが面白い。

楠木のキャラクターはこれも著者の作品である『マル暴甘糟』の主人公である甘糟に通じるものがあり、著者はお笑い路線での警察小説ではこのタイプが書きやすいのかもしれないと思った。

気軽に楽しく読める警察小説で、しばしば笑いながら読んだ。
あと1冊か2冊くらい続編が出てくれないかとも期待している。





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関連タグ : 今野敏,

アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1)アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1)

西川秀和
悠書館 2017-01-20

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アメリカ合衆国の歴史を、人物の活躍を中心に描いているシリーズの第1作。
本作では初代大統領となるジョージ・ワシントンが独立戦争前の若い頃、将校としてフランスとの戦いを指揮したり、ヴァージニア植民地の代表として活動する話が多く書かれている。
(りんごの木を切ってどうのという話は出てこない)

前半ではオハイオ地方をめぐってのイギリスと、フランス・インディアンの連合軍が戦ったフレンチ・アンド・インディアン戦争が描かれている。

イギリス本国から適性のない将軍が派遣されて戦略ミスを重ねたり、インディアンによるゲリラ戦に翻弄されたり、原生林が多くて行軍に支障をきたすこと、物資の不足などにより、しばしばフランスに敗れるシーンが出てくる。
その後、本国が北米に本腰を入れたこともあって勝利することになるが、ワシントンをはじめとする植民地の人々は本国の軍隊に対する複雑な感情を持つことにもなった。

そして後半では、戦後の戦費負担や税制、植民地政策などをめぐって本国政府と植民地で対立が深まり、度重なる交渉も不調に終わって戦争に至る過程が書かれている。

必ずしも本国は圧政を以て臨んだわけでもなく、負担軽減を狙った政策が植民地の人々から圧政と捉えられることが多かったことや、ワシントンたちもはじめのうちは独立を考えていなかったことも書かれている。
それでも多くの失策や行き違いが重なることで、本国の軍隊と植民地の民兵が衝突する事件が発生し、独立戦争のきっかけとなることが書かれている。

予備知識があまりない状態で読み始めたことと、名前が覚えにくいこともあって初めのうちはなかなか頭に入らなかったが、途中から話に身が入って興味深く読み進めることができた。

人物についてはワシントンとベンジャミン・フランクリンしか知らなかった状態から、アダムズやハンコック、ヘンリーといった人物の活躍が印象に残った。

かなり読み応えのある作品で、アメリカに対する関心が深まった。






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