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現代語訳 論語 (ちくま新書)
現代語訳 論語 (ちくま新書)
齋藤 孝
筑摩書房 2010-12-08

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齋藤孝による、『論語』を現代語訳した作品。
「すっと読めて」「完全にわかる」ことを意識し、白文や読み下し文、解説などはなく、現代語訳のみの構成で書かれている。

用語や背景が分かりにくいところは現代語訳の本分の中に違和感が出ない程度に書かれていて、中国の春秋時代の予備知識があまりなくても読みやすいものとなっている。

文体についてもかなり平易なものとなっていて、孔子が御者を務める弟子のレベルの低い質問に少しいらだったり、多弁な傾向のある司馬牛にやんわりと諭したりと、やり取りの感じがよく出ているように思う。

その分、孔子や儒教では弱いとされていると思われる、政治や礼楽以外の職業の人への敬意があまり感じられないところや、秩序にこだわりすぎるところなども出ていて、『論語』のいい部分もいまいちな部分も出ているようだった。

下に挙げる関連記事で取り上げた作品と同等くらいに、『論語』を現代語訳した作品として優れていると思う。
そこから先は、訳し方や文体の好みということになる。






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