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孔子、老子、韓非子から孫子、尉繚子まで 知っていると役立つ「東洋思想」の授業
孔子、老子、韓非子から孫子、尉繚子まで 知っていると役立つ「東洋思想」の授業
熊谷 充晃
日本実業出版社 2016-11-17

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中国の春秋戦国時代に活躍した諸子百家から、孔子、孟子、荀子、老子、荘子、韓非子、孫子、呉子、尉繚子の思想を分かりやすく解説している作品。

それぞれ文献の来歴や構成、著者とされる人物の業績、ポイントとなる言葉の解説、故事成語となった言葉などが書かれている。
この中では特に、著者とされる人物についての話が充実しているように感じた。

知っている話も多いが、春秋時代に活躍した人物(孔子や孫子)とその後の戦国時代に活躍した人物(荀子や韓非子)では経済の発達や国際政治が複雑になったこともあり、より政治的な話が多くなっているという傾向を指摘しているのはなるほどと思った。

この手の作品では扱われることが少ない荀子や尉繚子についてそれなりにページが割かれているのも好感が持てる部分となっている。

それぞれの書物が江戸時代や明治時代に及ぼした影響についても書かれていて、いかに時代を通用する思想となっているかを再認識することにもなった。

ところどころでケアレスミスと思われる記述が散見されるのはマイナスポイントだが、それ以外は入門書としてまずまずの内容になっていると思う。






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