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読んだ本の感想をつづったブログです。


見抜く経済学
見抜く経済学渡邉 哲也
かんき出版 2014-02-19

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日本経済の行方について、しっかりした論拠からポジティブな展望を語ることの多い経済評論家による、偏向報道などに惑わされずに多くの情報から経済の本質を探るための手法を解説している作品。

日本では特に、いつの時代でも悲観的な報道ばかりがなされる傾向にあるが、これは外れれば「我々が警鐘を鳴らしたから回避できた」と言えるし、当たれば「だから言ったのに・・・」と、責任を追求されずに済むからとあり、確かにそうした面はあると感じる。

また、とりあえず政府のやることに反対する左派的なメディアが多い背景には、団塊の世代で学生運動をやっていた人たちが一般企業から排除され、マスコミ業界に多く就職したことがあるというのも納得しやすい。
これはマルクス主義の経済学や歴史学がいまだに生き残っているアカデミズムの世界でもそうだと思う。

さらに、マスコミや経済評論家などが一次情報に当たることを怠って中には正反対のニュアンスで解説していることも多いと書かれていて、偏向しているだけでなく不勉強もひどいのかと呆れてしまった。

そして裏を取るための情報源を持つことの重要性を語り、例えば内閣府が出している白書等(経済財政白書、世界経済の潮流、地域の経済等)や、経済レポート専門ニュースが紹介されていて、参考にしようと思った。

加計学園の異常な報道を見てもいたずらに不安を煽ったり疑心暗鬼にさせるような情報は多く、多少なりとも情報の真偽を見極められるようになりたいと思った。
本質的で時間が経っても通用する内容だと思う。






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関連タグ : 渡邉哲也,

中国文明の歴史〈1〉中国文化の成立 (中公文庫)
中国文明の歴史〈1〉中国文化の成立 (中公文庫)
水野 清一 (編集)
中央公論新社 2001-01-01

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中国の歴史を概説したシリーズの第1巻で、人とサルの関係から話が始まり、西周の滅亡に至るまでを扱っている。
人とサルの関係とか北京原人の話、農耕社会の成立といった、スケールの大きいところから話が始まっているので少し面食らったし、あまり関心のないところは斜め読みになった。

文献でたどれない時代からなので、はじめは考古学上の発掘結果などからの話が多く、途中から三皇五帝のような神話、そして夏・殷・周の各王朝の話に続いていく。

学者の文章なので少し固い感じはあるものの、地図や写真、図などがけっこう用いられていて、しっかりした内容だとは思う。
ただ、社会制度や風習などについての話が多くて人物が前面に出てくることが少ないように感じ、読んでいてしばしばきつくなることもあった。

中国史について最初に読むのであれば作家の陳舜臣が書いた『中国の歴史(一) 』(中国歴史シリーズ)の方が読みやすいと思う。






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宇宙空間での暮らし方 (同文新書―非日常実用講座)宇宙空間での暮らし方 (同文新書―非日常実用講座)

非日常研究会
同文書院 2000-06

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宇宙に行く方法から宇宙空間で生活するうえで発生するさまざまな問題、人工衛星やロケットの技術動向などを、少しふざけ気味な感じで解説している作品。

ロケット、宇宙ステーション、テラフォーミング、宇宙エレベーターなど、実現性や時期はともかくとして宇宙に関する技術が幅広く扱われている印象がある。

ベースはお遊びの雰囲気だが、紹介されているデータはしっかりしている内容なのがいい対比をなしている。

ただ、発行が2000年と期間が経っているので技術的に少し古びていたり、文体のセンスが現在では少し厳しい部分があったりもした。

TSUTAYAに108円で販売されていたのをあまり期待せずに購入して読んだのだが、元々の期待値が低かったのでさほどがっかりもしていない。





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お金に好かれる極意 (祥伝社新書)
お金に好かれる極意 (祥伝社新書)
大村大次郎
祥伝社 2015-06-01

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元国税調査官による、お金に好かれ、お金に強くなるためのヒントが書かれている作品。

前半では考え方や行動に関する話が多く、お金持ちは誠実さと狡猾さを併せ持つこと、情報を得てすぐに活かすことの重要さ、お金に関して偏見を持たずにマメに行動することなど、国税調査官として払う税金を少しでも少なくしようと努力するお金持ちの方々とのやり取りから得られた教訓が書かれていて興味深い。

そして中盤から後半にかけて、あまり知られていないが使い方によっては費用を大きく節約したり節税になるような、国や自治体、公共団体などによるサービスや制度に関する話が書かれていて、さらに具体的で役立つ内容となっている。

この中では特に、中小企業に勤務するサラリーマンの福利厚生を目的とした「中小企業勤労者福祉サービスセンター」という機関の話が強く印象に残った。
勤務先はおそらく入っていないので、組合を通して会社に加入するよう要求してみようかと真剣に検討している。

金銭的に助かる情報や手法は探せばあるものだということが分かり、非常にためになる内容だったと思う。






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関連タグ : 大村大次郎・武田知弘,

カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話
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木暮太一
サンマーク出版 2016-02-01

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漫画『カイジ』シリーズを用いて、何となくの思い込みや周囲から受ける圧力などをはねのけ、自分が求めるものに対して賢くしたたかに行動するためのヒントを語っている作品。

ノイジーマイノリティを気にしては何もできないことや、クレームには過大な期待による部分も大きいので「相手の期待値を調整する」重要性、受信力よりも発信力を伸ばすべきこと、ルールは全てが説明されるわけではないこと、自分を安売りしてはいけないこと、無用な怒りがチャンスを失う原因となることなど、心に刺さる話が多く書かれている。

積極的な行動をしづらい背景として経済や社会の話もされており、武士へのあこがれがお金の話をしたがらない(けど内心では興味深々な)日本人の行動につながっているとの考察や、経済発展が必要な理由は自分が必要とされているという欲求を満たすための雇用を創出するためという考え(共産主義ではこれが欠落している)、契約や夢といったブラック資本主義者たちがよく用いる手口など、率直で分かりやすく書かれている。

体育会系的な単なる精神論は嫌いだが、本書では多くのことを考慮した上での精神論といった感じがあって受け入れやすい。
一度通読するだけではもったいない内容なので、時々読み返したいと思う。






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