fc2ブログ
読んだ本の感想をつづったブログです。


税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ - サラリーマン最強の蓄財術 (中公新書ラクレ)
税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ - サラリーマン最強の蓄財術 (中公新書ラクレ)
大村 大次郎
中央公論新社 2015-12-09

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
税務署員だけのヒミツの節税術 - あらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】 (中公新書ラクレ)
サラリーマンの9割は税金を取り戻せる - あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】 (中公新書ラクレ)
あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)
税務署が嫌がる「税金0円」の裏ワザ (双葉新書)
あらゆる領収書は経費で落とせる (中公新書ラクレ)
知らないと損する給与明細 (小学館新書)
知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)
金持ちのヤバい資産形成術 (中公新書ラクレ)
起業のためのお金の教科書
税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」 (角川oneテーマ21)


元税務署員による、貯蓄や節税、投資といった蓄財方法を解説している作品。
財形貯蓄、貯蓄性の保険、ふるさと納税、不動産投資など、職業柄もあって節税につながる方法が多い。

知らなくてなるほどと思ったのは財形貯蓄についてで、住宅購入の際に貯蓄額の10倍までの融資が受けられるとあり、以前知人に聞いたことがある話と一致していた。

節税をするには副業をして経費を計上することと不動産投資が効果的なことが分かるが、どちらもそれなりに準備や学習、リスクテイクが必要なわけで、誰でもできるものではないが参考にはなる。

関心のない分野を読み飛ばした分、先日読んだ著者の『お金に好かれる極意』には負けるが、まずまず興味深く読んだ。






にほんブログ村 本ブログへ

関連タグ : 大村大次郎・武田知弘,

戦国夜話 (新潮新書)
戦国夜話 (新潮新書)
本郷 和人
新潮社 2016-04-15

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
戦国武将の明暗 (新潮新書)
真説・戦国武将の素顔 (宝島社新書)
戦国武将の選択 (産経セレクト)
格差と序列の日本史 (新潮新書)
天皇はなぜ生き残ったか (新潮新書)
大江戸御家相続 家を続けることはなぜ難しいか (朝日新書)
天皇はなぜ万世一系なのか (文春新書)
戦国武将の病(やまい)が歴史を動かした (PHP新書)
徳川がつくった先進国日本 (文春文庫)
戦国武将の実力 - 111人の通信簿 (中公新書 2343)


東大の史料編纂所教授による、関ヶ原の合戦の時期を中心に戦国武将たちに関するトリビアを語っている作品。
話が細切れになっているのは、週刊新潮に連載していたものを書籍化した事情による。

細川氏、前田氏、上杉氏を中心に、多くの戦国武将についてのあまり知られていない話や異説、著者の考えなどがざっくばらんに書かれている。

細川家では田辺城の開城交渉で細川幽斎が見せた深謀遠慮や広報の巧みさ(「古今伝授」って本当に重要だったのか?という疑問も含め)、細川忠興がガラシャ夫人の死(自分の意思で家臣に殺されたと美談にされているが、忠興が家臣に殺すよう指示していた可能性もある)や後継者の廃嫡(忠隆→忠利)に見られるかなりの気象の激しさなどが印象に残る。

前田家では利家夫人のまつが自ら徳川への人質になったというこれまた美談が語られがちだが、実はまつが豊臣派、息子の利長が徳川派だったのでは?と考察しているのが目を引く。
重臣の中でも村井、奥村らが豊臣派、横山、長らが徳川派だったなど、家中のまとまりの悪さが関ヶ原で活躍できなかった要因という話が興味深い。

上杉家では「直江状」や『天地人』で知名度が高い執政の直江山城守兼続の話が多い。
まず兼続の名が有名だが「重光」と改名していたことに驚かされ、一時期養子になった本多政重(本多正信の次男)の話や兼続のライバルとされる藤田信吉の話、そして安房の里見氏と『南総里見八犬伝』に脱線したりと、多くのネタが扱われている。

著者が勤める東大の史料編纂所に関して、史料を全てはネットで公開できない理由として、原本の保持者が公開を認めていないことがある(これはそれぞれの事情があるわけで尊重する)など、歴史学者としての立場からの意見が書かれているのも読みごたえがある。

気軽に読めるようにエッセイっぽく書かれている割に、充実した内容だったと思う。






にほんブログ村 本ブログへ

関連タグ : 本郷和人,

世界が再び日本を見倣う日 「トランプ砲」は恐れる必要なし
世界が再び日本を見倣う日 「トランプ砲」は恐れる必要なし
長谷川 慶太郎
PHP研究所 2017-03-11

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
トランプ幻想に翻弄される日本 :長谷川慶太郎の「投資の王道」
大転換 : 長谷川慶太郎の大局を読む緊急版
トランプ新大統領誕生で世界はこうなる
韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧
ついに日本繁栄の時代がやって来た (WAC BUNKO 249)
なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか
決裂する世界で始まる金融制裁戦争: 米中朝の衝突で急変するアジア 共謀罪・マイナンバーで叩き潰される者たち
希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟: フェイク・ニュースの裏側にある真実
日本人だけがなぜ日本の凄さに気づかないのか
米国混乱の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる: 保護主義化する世界で高まる「中華帝国」への敵意と嫌悪


今年の3月に発売された、長谷川慶太郎による世界や日本の政治や経済を解説している作品。
この時点ではアメリカでトランプ政権が発足してさほど時期が経っておらず、韓国で文在寅、フランスでマクロンがまだ大統領になっていなかった頃で、時間の流れを感じる。

デフレが定着した世界においていち早くデフレに対応する体制を構築できた日本が世界をリードするという基調は他の作品と重なるが、本書では著者が80年代に書いた『「情報化社会」の本当の読み方』で述べたことが現実になっていることを紹介していて、その先見性に驚かされる。

冷戦が終結した後の9.11やイラク戦争、ゼロ年代の金融バブルなどはインフレに戻そうとのあがきと取れなくもないし、現在はさらにその手のネタがなくなってきたということなのだろう。

中国とロシアに拒否権があるために機能しない国連に代わってG7とNATOによる新秩序が構築されつつあることや、日米がロシアに比較的融和的なのは中国をまず叩くという戦略によるものであること、北朝鮮が水害に弱いことなど、独自のルートから得たと思われる話は既に知っているものでも興味深く読むことができる。





トランプ幻想に翻弄される日本 :長谷川慶太郎の「投資の王道」トランプ幻想に翻弄される日本 :長谷川慶太郎の「投資の王道」

長谷川慶太郎
徳間書店 2017-05-23

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

にほんブログ村 本ブログへ

関連タグ : 長谷川慶太郎,

「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」
「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」
山田真哉 花輪陽子
祥伝社 2013-12-04

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
NISAにゅうもん ~5分でわかるもん 100万円を2倍にするもん~
山田先生とマネー番組をはじめたら、株で300万円儲かった
新装版世界一感動する会計の本です【簿記・経理入門】
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)
結婚指輪は経費ですか? 東京芸能会計事務所 (角川文庫)
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
賢人の簿記・会計術
あいるさん、これは経費ですか? 東京芸能会計事務所 (角川文庫)
ど素人が始めるiDeCo (個人型確定拠出年金) の本


ニコニコ動画で放送されていた生放送番組から、評判が良かった回を書籍化している作品。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』などの著作で知られる公認会計士の山田真哉氏と、FPの花輪陽子氏が解説し、東大卒・社会学者・やおい研究家・自宅警備員という変な肩書きの金田淳子氏が聞き役として話を進めていく。

扱われているテーマは給与明細の読み方、消費税増税への対応、カードについてで、特に給与明細の読み方についての話が参考になった。
税金や社会保険料の算出方法や控除の種類、確定申告のすすめなど、現在関心があるテーマだっただけに身を入れて読んだ。
他の本でも書かれていたが確定申告は思ったよりも簡単とされるので、トライしたい。

消費税増税の話は放送当時に8%へ上げる前だったという背景があったためのもので、10%に上がる際には役立つかもしれないが、すぐに利用できる情報でもないので少し斜め読みになった。
ただし家賃が消費税の対象にならないことや、名前だけ知っている軽減税率の解説はためになる。

カードについてはクレジットカードやポイントカードの種類や業界勢力図、そしてカード現金化やリボ払いの恐ろしさについて書かれているのが非常に有益な情報となった。
リボ払いは月々の支払額が決まっているだけで利息がどんどん増えていくわけで、まさに「朝三暮四」の故事成語が当てはまる話である。
カード会社から中国の故事でバカにされた猿と同様に見られるのは悔しいので、簡単にリボ払いをするわけにはいかない。

クレジットカードの種類では楽天カードが広く使われていることは予想通りだったが、ポケットカード社が発行しているP-oneカードでは買ったものが1%割引になると書かれていて、作ってみようかと思ってしまっている。
また、保険料や通信費の中から、銀行の口座振替からカード払いに変更することも改めて検討してみたい。

身近なところからお金に関して役立つ情報が分かりやすく書かれていて、思っていた以上に有益な作品だった。






にほんブログ村 本ブログへ

気づいたら先頭に立っていた日本経済 (新潮新書)
気づいたら先頭に立っていた日本経済 (新潮新書)
吉崎 達彦
新潮社 2016-12-15

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
勇敢な日本経済論 (講談社現代新書)
トランプは市場に何をもたらすか!?
バブル:日本迷走の原点
大転換 : 長谷川慶太郎の大局を読む緊急版
なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか
日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか? ― 大新聞・テレビが明かさない マネーの真実19
米中の危険なゲームが始まった
デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論
アメリカと中国
貧者の一票 グローバル経済の崩壊と連鎖する無血革命


双日系列のシンクタンクに所属するエコノミストによる、「遊民経済学」という観点から日本経済をエッセイ風に語っている作品。

タイトルに書かれているのは、欧米など他国も日本と同じようなデフレが定着する現象に見舞われていて、先駆けてこの現象に適応しようとしている日本が注目されているという文脈で書かれている。

これまでの経済学では生活や産業に関わるものを多く取り上げてきたが、それらが満たされた状態になると次は何を目指すか?というところから観光やエンターテイメントに関する産業を扱うという流れから、遊民経済学という話につなげている。

他がまねできない観光資源を利用した産業、著者が趣味とする競馬のようなギャンブル、現在はまっていて毎月のように行っているラーメン二郎など、著者が経験した身近な話から経済の話に展開している。
日下公人の著作で書かれていることと通じているようにも感じる。

軽妙な文体で書かれていて読みやすく、まあまあ楽しめたと思う。





にほんブログ村 本ブログへ