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読んだ本の感想をつづったブログです。


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「お金」で読み解く世界史 (SB新書)
「お金」で読み解く世界史 (SB新書)
関 眞興
SBクリエイティブ 2017-04-07

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「お金」ということで通貨の使用や金融、貿易といった観点から世界史のトピックを解説している作品。
時代としては古代文明における通貨の使用から、フランス革命の時期あたりまでを扱っている。

ユーラシアの東西で金と銀で評価が異なったり、バイキングやイスラム商人による交易範囲の広さ、両替商から銀行、中央銀行と金融業が発展していく様子など、普段は政治や戦争から見ることが多い世界史の話が興味深い。

世界のさまざまな地域で話が飛んだり、あまり予備知識がなくてピンとこない地域や時代の歴史のところで理解がついていかないところなどがあったりもしたが、このあたりは関連したところの本を読んでから本書を読み返すのがいいのだろう。





いまの世界をつくった世界史の大事件30いまの世界をつくった世界史の大事件30

関 眞興
宝島社 2016-09-07

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私の嫌いな10の言葉 (新潮文庫)
私の嫌いな10の言葉 (新潮文庫)
中島 義道
新潮社 2003-02-28

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攻撃的な哲学者による、日本人がしばしば言いがちで著者が嫌いな言葉を10挙げ、その理由と背景を語っている作品。
挙げられた言葉は以下で、確かに言われたら不愉快になるものがほとんどである。
  1. 相手の気持ちを考えろよ!
  2. ひとりで生きているんじゃないからな!
  3. おまえのためを思って言ってるんだぞ!
  4. もっと素直になれよ!
  5. 一度頭を下げれば済むことじゃないか!
  6. 謝れよ!
  7. 弁解するな!
  8. 胸に手を当ててよく考えてみろ!
  9. みんなが厭な気分になるじゃないか!
  10. 自分の好きなことがかならず何かあるはずだ!
嫌いな理由に価値観の押し付けやなあなあで済ませようとする考え、逃げ道を作ろうとする意図、オブラートに包んだつもりの上から目線などのようなことが書かれていて、共感できるところが多い。

こうした言葉を言っている人に対して同じ言葉を返したらその人は驚き激怒するとあり、一方通行な言い方なのだと改めて感じるとともに、相手によっては同じ言葉を返せばダメージを与えられるのかもしれないと思ったりもした。

振り返ると関係がよくないorよくなかった人からしばしばこのような言葉を言われたような気がする。

これらに加えて私が嫌いな言葉は、「共通の知人を褒めるふりをして、けなしてくる言葉」である。
「・・はすごいんだぞ」「・・はこうしたところがいいんだぞ」など、別にその人がやったことでもないのに私に対して自慢するかのような言い方をされると、かなり腹が立った。

著者のように全てまっこうから対立するようなことを言うと疲れて仕方がないので、ある程度のスルーの仕方を観につけることは重要とも思う。
できればスマートに相手をやり込めることができるとなおいいのだが・・・

こうした言葉は言われた人のプライドを傷つけるところがあるので、使っていないつもりだが改めて無自覚に類似の言葉を使っていないか気をつけてみる。





中国文明の歴史〈2〉春秋戦国 (中公文庫)
中国文明の歴史〈2〉春秋戦国 (中公文庫)
貝塚 茂樹 (編集)
中央公論新社 2000-03-01

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中国文明の歴史を概説したシリーズの第2巻で、中国史上で最も華やかだった時代の1つと思われる春秋・戦国時代を扱っている。

斉の桓公や晋の文公といった覇者、孔子や孫子などの諸子百家、張儀や蘇秦による合従連衡の駆け引きなど、個性豊かな君主や家臣、論客たちの活躍がこの時代の特徴だが、それ以外の社会や経済、産業といった歴史読み物や歴史小説であまり扱われない分野に言及されているところがポイントが高い。

孔子をはじめとする儒教の価値観だと理想の時代だった西周の封建的な秩序が崩れていく嘆かわしい時代ということになるが、西周の理想はフィクションという趣旨のことを語ったり、都市国家だった頃は君主と貴族のみで全てを決められていたのが領域国家になるにつれてその下に士大夫階級が出現して無視できなくなったという見立てが書かれているのが興味深い。

経済や産業については鉄が普及して農具に利用できるようになったことや、治水や灌漑の技術が発達したことで生産高が上がったこと、商業の発達といった社会変化についても書かれていて、これを「矛盾」や「孟母三遷」といったエピソードと組み合わせて解説しているのはうまいと感じた。

この時代を扱っている『春秋左氏伝』や『史記』、『戦国策』などの現代語訳を読んでいて人物のエピソードが面白い一方で時系列についての理解が追いついていないことを自覚しているが、本書では史書によって人物の活躍時期に差があったり、創作と思われるエピソードがあるなどの部分についても考察されている。
特に外交の分野で活躍した張儀と蘇秦の2人の場合、似たような外交をした人々の事跡も彼らがやったこととされたこともあるようで、このあたりは陳舜臣の『中国の歴史(二) 』にも似たことが書かれていたように思う。

中国文明の歴史ということで、この時代の政治史や人物伝、思想書などからこぼれ落ちる部分がフォローされているところがいい部分で、興味深く読むことができた。






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殿といっしょ 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
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大羽 快
メディアファクトリー 2008-06-23

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戦国武将を題材とした4コマ漫画の第2巻。

第1巻に登場していたキャラクターに加え、切腹や謀略のネタを使う平手政秀、もっともらしいことを言ってすぐに眠ろうとする朝倉義景、かぶき者を気取るがいい人であることを隠せない前田慶次など、新たな戦国武将が登場する。

ネタによって好き嫌いが出てきて、好きなのは信長と関係者のネタ、お笑い好きの秀吉、爽やかな雰囲気でダメ出しをしまくる直江兼続、萌えキャラの長宗我部元親などで、あまり好きでないのは伊達政宗の眼帯ネタ、若き日の武田晴信(信玄)と山本勘助のやり取り、真田信之が昌幸や幸村に振り回される回といったところである。
後者がいまいちと感じるのは、似たネタを繰り返してくどくなったためかと思う。

島津義弘がキャラの薄さに悩んだり、今川義元が息子の氏真からモテないといじられて否定に躍起となるなど、既存のキャラクターにも新たな性格を持たせているところには工夫が感じられていい。





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