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結局、勝ち続けるアメリカ経済 一人負けする中国経済 (講談社+α新書)
結局、勝ち続けるアメリカ経済 一人負けする中国経済 (講談社+α新書)
武者 陵司
講談社 2017-08-18

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色々と物議をかもすことが多いトランプ政権のアメリカが今後さらに繁栄し、前のオバマ政権の弱腰に調子に乗って覇権への意欲を隠さなくなった中国がアメリカからさまざまな種類の制裁をくらって大変なことになるという見立てで今後の世界情勢を予想・解説している作品。

トランプは関係の悪いマスコミから保護主義や孤立主義のレッテルを貼られることが多いが、アメリカを強い「帝国」として再興させようという志向からの政策になっていると語っている。
そして支持層はこれまでオバマ政権での政策で割を食ってきたと感じる中西部・白人・ブルーカラーなどが多く、トランプが過激な表現を多用するのはこうした層が分かりやすい言葉を使った結果であり、必ずしも言葉通りの政策になるわけでもないという。

財政や金融においては過去の財政赤字が解消されてきたことなどもあってドル高が基調になるとの見立てをしていて、これにより他の国では米ドルの不足に悩まされるであろうというようなことが書かれている。
特にダメージを受けそうなのが中国で、貯めていた外貨がさまざまな理由で急激に流出している上、現在の保有する分も放出が出来ない種類のものも多いという。

中国は不公正な貿易のやり方や財産権の軽視、フリーライドなどもアメリカから問題視されていて、日本が80年代から90年代にかけてアメリカから受けたような圧力をかけられるのではないかという話もなされている。

日本はどうなるのか?という話では、これまでアメリカに要求に応じて購入し続けてきた米国債がドル高で値上がりすることや、中国への敵対をする関係からアメリカから好意的な扱いが期待されること、「失われた20年」と呼ばれた時代の揺り戻しなどもあって景気がよくなるとの見方がなされている。

経済的な話で理解できたかどうか自信がないところもあるが、少なくとも日本に関しては楽観的な方向で書かれているのは読んでいて気分がよく、知らなかった観点からの話を興味深く読むことができた。





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