読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2018/05/30『徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網』
2018/05/29『華僑の大富豪が教えてくれた「中国古典」勝者のずるい戦略: 欲しい「答え」はここにある』
2018/05/28『キン肉マン 40』
2018/05/27『中国奇譚―中国昔話大集〈4〉』
2018/05/26『知れば知るほど面白い!「その後」の関ヶ原』
2018/05/25『チャールズ・エリスのインデックス投資入門』
2018/05/24『5分で「やる気」が出る賢者の言葉 「プチ鬱」から抜け出す33の技術』
2018/05/22『京都ぎらい』
2018/05/21『キン肉マン 39』
2018/05/20『世界の歴史がわかる本<古代四大文明~中世ヨーロッパ>篇』
2018/05/17『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』
2018/05/16『怪盗ニック全仕事5』
2018/05/15『地域批評シリーズ9 これでいいのか福岡県福岡市 コンパクトシティはパンク寸前!?』
2018/05/14『キン肉マン 38』
2018/05/13『「日本の歴史」4江戸篇 世界一の都市 江戸の繁栄』
2018/05/12『日本の難題: 長谷川慶太郎の大局を読む 緊急版』
2018/05/10『ウォーレン・バフェット 賢者の教え―世界一投資家思考の習慣』
2018/05/09『彷徨える艦隊〈7〉戦艦ドレッドノート』
2018/05/08『キン肉マン 37』
2018/05/07『世界史を変えた39の「道」』
2018/05/06『ポスト平成ですごいことになる日本経済2.0: 2020年までに生じる世界のリスクと新たな秩序』
2018/05/05『最終解答 日本古代史 - 神武東征から邪馬台国、日韓関係の起源まで』
2018/05/03『どう生きるか、どう死ぬか「セネカの智慧」』
2018/05/02『1日外出録ハンチョウ(1)』
2018/05/01『福岡市が地方最強の都市になった理由』


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徳川家康の詰め将棋大坂城包囲網 (集英社新書 476D)
徳川家康の詰め将棋大坂城包囲網 (集英社新書 476D)
安部 龍太郎
集英社 2009-01-16

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安部龍太郎による、家康が関ヶ原の合戦後から大阪夏の陣の間にかけて豊臣家を包囲するために諸大名に築城させたり改修させたりした西日本の城郭群を訪れて歴史を語っている紀行文。

扱われているのは当時はどれも交通の要地だった伏見城(家康)、姫路城(池田輝政)、今治城(藤堂高虎)、甘崎城(高虎)、下津井城(池田長政)、彦根城(井伊直政)、丹波篠山城(松平康重)、名古屋城(徳川義直)、伊勢亀山城(松平忠明)、伊勢安濃津城(高虎)、伊賀上野城(高虎)の11で、それぞれ著者がその場所を訪れている。

家康は関ヶ原の合戦後すぐに実権を握ったように思われがちだが、西日本における大名の配置には豊臣家(実権を持つのはおそらく淀殿)に気兼ねしながらやらなければならなかったらしく、しばらくは親藩や譜代の大名を封じることができなかったと書かれていて少し驚く。

家康はそれではと、輝政(娘婿)や高虎(腹心)といった親しい外様大名たちの領地に堅固な城を築かせている。
仮想敵となるのは毛利や島津、そして豊臣系の福島正則、加藤清正、加藤嘉明といったあたりだったと思われる。
特に清正は熊本城、嘉明は松山城と家康から見て目障りなくらい巨大な城を築いていることも念頭にあったのではないかと思っている。

その後は譜代大名の井伊直政や松平康重、松平忠明ら、そして息子の徳川義直と、自らにより近い大名を配置していっている。

それらの城の築城に当たっては藤堂高虎や小堀遠州、中井正清といった大名や建築家の話が書かれていたり、家康が豊臣家とスペインやポルトガルといったカトリックの勢力との結びつきを警戒していたらしい話など、興味深い話が多い。

ただ、本書も先日読んだ『日本「古街道」探訪 東北から九州まで、歴史ロマン23選』と同様に「材料はいいが処理の仕方が残念」という弱点がある。

紀行文にしてはエピソードが少なくてつまらないし、歴史読み物としては著者が訪れた話が余計に感じたりと、中途半端な印象が強い。
場所についても簡単なイラストだけではいまいち伝わりづらい。

後半で述べた不満点はあるものの、甘崎城とか下津井城などは本書を読むまでおそらく知ることはなかったと思われるマニアックな知識を得ることができ、興味深く読むことができた。
本文で少し書かれている、近江の膳所城とか豊後の岡城などについても読んでみたいところである。





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関連タグ : 安部龍太郎,

華僑の大富豪が教えてくれた「中国古典」勝者のずるい戦略: 欲しい「答え」はここにある (知的生きかた文庫)
華僑の大富豪が教えてくれた「中国古典」勝者のずるい戦略: 欲しい「答え」はここにある (知的生きかた文庫)
大城 太
三笠書房 2017-01-23

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厚黒学 (徳間文庫カレッジ)


華僑の大富豪に師事して成功を収めた実業家による、成功している華僑が中国の古典から得ている考え方の一部を紹介している作品。
以前よりかなり気になっていて、読んでみると気になっていただけのことはあった。

扱われている中国の古典は『論語』や『荀子』、『韓非子』など比較的メジャーなものが多いのだが、それらの言葉から導き出している教訓が、これまで読んできた類書と一線を画している。

「ずるいことは賢いこと」とか「いいずるさは、自分にも他人にも有益」といった趣旨の言葉が語られているのがまず強く印象に残り、解説を読んでいくと納得させられていく。

また、敵は作らずに競合者とは協力関係を結ぶことを試みることや、周囲から悪目立ちして嫉妬されない方法、変なプライドを持たないことなど、正々堂々とは異なるかもしれないがやっておくといい影響があることがいくつも書かれている。

多くの中国人がマスターしている考え方とは思っていないが、(出身の中国から見た)海外で仲間も少なくて風習や考え方が異なる社会で成功を収めるためにあみ出した考え方として大いに参考になる。

著者の他の作品も読んでみたいし、折に触れて本書を読み返してもみる。






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キン肉マン 40 (ジャンプコミックス)キン肉マン 40 (ジャンプコミックス)

ゆでたまご
集英社 2012-09-04

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キン肉マンシリーズにおける完璧・無量大数軍との戦い編での第3作。
前半は7人の悪魔超人の1人であるアトランティスと完璧超人のマーリンマンとの一戦、後半がキン肉マンVS完璧超人・ピークア・ブーの戦いが収録されている。

前半はどちらも水棲超人同士の戦いなので少し単調な気もするが、アトランティスもまた悪魔としての矜持と以前のロビンマスクとの一戦への思いなどが伝わってくる描写がなされているのがいい。

そして後半のキン肉マンとピークア・ブーとの戦いがさらに面白い。
赤ちゃん状態だったのが対戦相手の技をどんどん習得して追い詰めていくピークア・ブーの設定がなかなか考えられていて、その後の展開への伏線にもなっている。

先日TSUTAYAでレンタルしたのが本作までだったので、続編もしばらくしてから読んでみようと思っている。





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中国奇譚 (アルファポリス文庫)
中国奇譚 (アルファポリス文庫)
話 梅子
アルファポリス 2009-10-22

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中国の伝奇小説を様々な原典から集めたアンソロジーである、『游仙枕―中国昔話大集』のシリーズ第4作。

第3作の『中国百物語―中国昔話大集〈3〉』はいまいちだったような記憶があるが、本作はなかなか面白い話が多かった。
第3作ではネタ切れなのか?と思っていたら、編者が好む順番と私のそれが違っているということなのだろう。

恩返し話や復讐話、思いを抱えての転生など、さまざまな怪奇話を楽しむことができる。
人間臭い言動をする幽鬼やローカルな神が、中国らしい。

ローカルな神や霊と仲良くなった後、それらが少々調子に乗った言動が鬱陶しくなり、自ら去っていった話や、道士などに頼んで退治してもらうなど、関係が悪くなった後のトラブルの話は人間同士と似ていると感じた。

中には幽鬼が本当に復讐する相手はこの人ではないのでは?というケースもあり、このあたりも人間臭い。

著者はあとがきで多くの人から「中国語が堪能なんですね」と言われ、「私が読んでいるのは漢文でして」と答えていることが書かれている。漢文はパターンに慣れればそう難しいものではないとも語っていて、興味深い話だった。

本作でも中国の怪奇話を楽しむことができて良かった。
このシリーズでは第2作が未読なので、これもいずれ読んでみたい。





大器晩成―中国昔話大集〈2〉 (アルファポリス文庫)大器晩成―中国昔話大集〈2〉 (アルファポリス文庫)

話 梅子
アルファポリス 2008-01-01

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