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読んだ本の感想をつづったブログです。


人類5000年史I: 紀元前の世界 (ちくま新書)
人類5000年史I: 紀元前の世界 (ちくま新書)
出口 治明
筑摩書房 2017-11-08

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ライフネット生命の会長による、人類の歴史5000年を5冊で解説していくシリーズの第1巻。
本作では人類の発生やグレート・ジャーニーといった頃から知の爆発の時代(諸子百家やギリシアの哲学者、ブッダなどが登場した頃)までを扱っている。

著者の他の作品と比較するとやや固めの記述となっている。
教科書に近い書き方を意識しているように感じるので、気楽に読むよりも真面目に学ぶような読み方となる。

時代ごとに区切ってさまざまな地域を扱う形となっていて、ギリシアのポリスと諸子百家、ローマと漢といった風に同時代に別の地域で起こっていた出来事を意識できるところがいい。

最新の研究結果や著者の考察も入っていて、例えば中国の古代史における歴史書の記述では部族抗争の背景などを推察しているところなどが興味深かった。

地域としてはメソポタミアやエジプト、小アジアといったオリエントにおける、アッシリアやバビロニア、ヒッタイト、アケメネス朝ペルシア、「海の民」など、多くの国や集団が登場するところはなかなか理解が進まないが、はまったら面白いのだろう。

しっかりした内容の作品で、興味深かったと思う。






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関連タグ : 出口治明, ,

元刑事が徹底検証! 刑事ドラマのリアル (文庫ぎんが堂)
元刑事が徹底検証! 刑事ドラマのリアル (文庫ぎんが堂)
小川泰平
イースト・プレス 2016-04-10

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神奈川県警で捜査三課(窃盗犯担当)などを長く担当した犯罪ジャーナリストによる、刑事ドラマと実際の警察での捜査や取り調べ、警官の私生活などについての相違を解説している作品。

扱われている刑事ドラマは『相棒』や『踊る大捜査線』、『ハンチョウ』、『臨場』、『科捜研の女』などで、右京さんや青島、安積班長、倉石、鑑識の米沢さん、スリーアミーゴスといったキャラクターが何かをしたりしなかったりしたシーンを具体的に例として挙げているので分かりやすい。

例えば本庁と所轄のいがみ合いはフィクションでそんなことをすれば捜査が進まないと書いていたり、刑事ドラマだと逮捕で終わるが実際は逮捕した後にやることが多いというリアルな話、経費の扱いや職場の人間関係など、著者が経験したエピソードを交えた話が多く書かれている。

著者はフィクションとしての刑事ドラマもそれはそれで楽しいとしていて、リアルさばかりを求めるのならば『警察24時』のようなドキュメンタリーを観ればいいと語っているのは納得しやすい。

各章の末尾では著者が選ぶ刑事ドラマのランキングも収録していて、読むとより刑事ドラマを楽しむことができると思う。






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江戸の都市力: 地形と経済で読みとく ((ちくま新書 1219))
江戸の都市力: 地形と経済で読みとく ((ちくま新書 1219))
鈴木 浩三
筑摩書房 2016-11-08

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家康、江戸を建てる
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新訳 明日の田園都市


家康が整備を始めた江戸について、インフラ建設や経済政策、法律などの観点から解説している作品。

まずは古くから港湾や河川によって物流の拠点としてそこそこ栄えていた江戸だが、低湿地が多くて人口が増えなかったことが書かれている。

その後家康が江戸に入ってから小名木川開削や平川付け替えのような河川や運河による物流網を建設したり、日比谷入り江の干拓などによって基盤を構築している。

その中で古来から江戸前島の領有権を鎌倉の円覚寺から横領したり、町年寄として金沢(前田家)から大商人を引き抜いたりと、徳川家にとって知られると不都合な歴史も書かれている。

家康が関ヶ原の合戦で天下を取ってからは、江戸城の普請や城下町の建設、江戸湾に流れ込んでいた利根川を太平洋側への付け替え工事など、諸大名へ命じた天下普請も含めて大々的な都市建設をしていったことが書かれている。

他にも度重なる火事が景気回復の役割を果たしていたり、現代よりもセーフティネットが整備されていた可能性があるなど、ソフト面を含めた江戸時代の政策が書かれている。

例えば享保・寛政・天保の三大改革などでは何度も贅沢禁止令のような経済の原理を無視した法令が出されたが、何度も出されたということは守られなかったことを意味していて、経済や庶民についてさまざまなことを考えさせられる。

少し構成や文章に読みにくさを感じたが、興味深い内容が書かれていてなかなか良かったと思う。





江戸商人の経営(ビジネス)戦略 (日経ビジネス人文庫)江戸商人の経営(ビジネス)戦略 (日経ビジネス人文庫)

鈴木 浩三
日本経済新聞出版社 2013-03-02

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銀行員しか知らない 無理なく1000万円貯める技術 (宝島SUGOI文庫)
銀行員しか知らない 無理なく1000万円貯める技術 (宝島SUGOI文庫)
長岐 隆弘 .
宝島社 2016-04-06

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元銀行員による、自身の経験を踏まえてのお金の使い方、貯め方、増やし方を解説している作品。
ブックオフに108円で販売されていたものを購入した。

基本的には下記に挙げた著者の作品と重なる部分も多く、前半は使うところ・貯めるところ・目標や計画を立てて実行するところなどが書かれていて、参考になる。

セールやポイント、セットメニューなど、お得そうな情報によってついついお金を使ってしまう話には思い当たることがあり、改めて目的を持ったお金の使い方を心がけようと思った。

また、健康や日頃の行動、考え方などの重要性を語っているのもいい。

後半では積み立て投資と不動産投資によるお金の増やし方を解説している。

著者は海外のオフショア口座を解説して海外の金融商品への投資を勧めているが、少しハードルが高い。
また、積み立ての意義は分かったが、積み立ての対象に向いた金融商品についての話ももう少しあった方がいい。

不動産に関しては物件選びその他で調べるべきことが多い一方、うまくいけば安定した収入が得られることが書かれている。
(ハードルが高くて実行に移しづらいが)
また、ワンルームマンションへの投資はやってはいけないと注意しているところは気に留めておく。

少しくせのある内容だが、参考になる。






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怪盗ニック全仕事(1) (創元推理文庫)
怪盗ニック全仕事(1) (創元推理文庫)
エドワード・D・ホック (著), 木村 二郎 (翻訳)
東京創元社 2014-11-28

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タラント氏の事件簿[完全版] (創元推理文庫)


価値が全くないもの、あるいはほとんど価値がないものを専門に盗む怪盗ニックを主人公としたシリーズの第1作。
シリーズ全作品を時系列で収録していき、最終的には全6冊になる。

初期の作品が扱われているので、ハヤカワ文庫から出ていた『怪盗ニック登場』『怪盗ニックの事件簿』に収録されている作品と重なると思っていたが、意外と初めて読む作品が多かった。

初期であるためニックは30代後半くらいで、恋人のグロリアにも職業を隠していることが書かれていて、その後の作品を既に読んでいると時代の流れを楽しむことができる。

本作でニックが盗みを依頼されているのは虎、ビルについている真鍮の文字、野球チーム、プールの水、湖の怪獣などで、意外な方法で盗んでいる。
必ずしも派手な手法を使っているわけでもないところが、改めていいところだと思う。

ニックを追いかけるウェストン刑事も2作で登場していて、ニックを追い詰めるが諸般の事情で逮捕できないところもお約束である。

全作品を扱う都合上から出来不出来はあるだろうが、初期の作品なので面白い作品が多いと思う。






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