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誰も教えてくれない 真実の世界史講義 古代編
誰も教えてくれない 真実の世界史講義 古代編
倉山 満
PHP研究所 2017-02-10

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現在日本で教えられている世界史はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国といった国々の視点ばかりが前面に出ているとして、より幅広い観点から過激な書き方で古代史を語っている作品。

オリエント、北アフリカ、ペルシア、アジアのステップ地帯、イスラム圏といった地域を過小評価というか、意図的に貶める風潮があると語っている。

一方で古代ギリシアのポリス、ローマ帝国、フランク王国などは過大評価だとしている。
古代から中世にかけてヨーロッパの勢力がアジアの勢力に大勝利を収めたのはアレクサンドロス大王の時の1回だけで、数少ない勝利を課題に宣伝していると評価している。
それ以外はローマ帝国でカエサルでさえパルティア(ペルシア系)に勝利することができなかったことを挙げている。

表現として面白かったのが、ヨーロッパ諸国にとってオスマン帝国は急に現れた怖い奴、そしてペルシアは昔から存在し続けてきたもっと怖い奴というもので、現代と大きく印象が異なっている。

中国についても遊牧民の王朝から侵略されたりカツアゲされたりと、散々な書かれ方をされている。
そして(王朝成立→功臣の粛清→外征で兵を減らす→皇帝のやりたい放題→側近たちのやりたい放題→農民反乱の頻発→地方軍閥による首都制圧)という7段階によるパターンが繰り返されているという話が面白い。

また、隋の煬帝が元々は明帝という諡号だったのが唐によって悪のイメージをつけられた話は知らなかったので、勝者によって歴史が書かれるということを改めて認識することができる。

歴史はさまざまな見方をすることができることを認識できる1冊で、くせが強いが興味深く読むことができた。






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