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江戸始図でわかった「江戸城」の真実 (宝島社新書)
江戸始図でわかった「江戸城」の真実 (宝島社新書)
千田 嘉博 森岡 知範
宝島社 2017-05-26

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家康が関ヶ原の合戦後に天下普請として諸大名に築かせた初期の江戸城について、構造や特徴を解説している作品。

江戸城の天守閣は3度建造されていて、初期の頃の図面が詳細が分かっていないところが多かったが、2017年の2月に松江市が発表した「江戸始図」の発見によって判明し、それを語っている。

天守閣に複数の小天守を組み合わせた連立式の天守や、複数の枡形門や丸馬出といった兵を進出させる建造物、外様大名の屋敷から見るとより大きく見えるように計算された石垣の配置など、近世の城の長所を取り入れた形で攻撃・防御ともに優れた上に諸大名に反抗する気をなくさせるような大軍事要塞としての性格が分かってくる。

また、秀吉の時代まで主流だった「黒い城」ではなく、漆喰を多用した美しくて平和をイメージさせる「白い城」ということや、敗戦時の脱出ルートとされてきた半蔵門がそうではないことの説明、江戸の都市計画やインフラ整備など、下部構造の話がいくつも書かれている。

東京となるまでにも何度も変遷を繰り返してきた江戸城や江戸の街について、興味深く読むことができた。





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