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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2018/11/27『リスクゼロで小さく起業 会社を辞めずに「あと5万円! 」稼ぐ』
2018/11/26『エムエス 継続捜査ゼミ2』
2018/11/25『最もシンプルな世界史のつかみ方 メソポタミア文明から現代まで――世界を動かす軸が見えてくる』
2018/11/23『ルイス・フロイスが見た 異聞・織田信長』
2018/11/21『光秀からの遺言: 本能寺の変436年後の発見』
2018/11/18『物流は世界史をどう変えたのか』
2018/11/17『信長の忍び 3』
2018/11/15(『明智光秀 残虐と謀略 一級史料で読み解く』
2018/11/14『清須会議 秀吉天下取りへの調略戦』
2018/11/13『ブラタモリ 13 京都(清水寺・祇園) 黒部ダム 立山』
2018/11/11『経済で読み解く織田信長 「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察する』
2018/11/10『信長の忍び 2』
2018/11/08『戦乱と民衆』
2018/11/07『習近平の真意: 異形の大国を操る』
2018/11/06『ブラタモリ 14 箱根 箱根関所 鹿児島 弘前 十和田湖・奥入瀬』
2018/11/05『継続捜査ゼミ』
2018/11/04『砂糖の世界史』
2018/11/03『「折れない心」をつくる『菜根譚』の知恵: 仕事、人間関係……人生を支えてくれる、至高の中国古典』
2018/11/02『知略を養う 戦争と外交の世界史』


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本書では会社を辞めて起業する、というリスクの高い方法ではなく、あくまで「給料プラス5万円」を目安としたローリスクな形での副業の方法を解説・推奨している。

多くの人は特に稼げるような特技も知識もないと思っているし、私もそう思っているが、実際には他人からするとすごく助かるような能力や知識があると語っていて、その見つけ方から話をしている。

仕事をしていたりプライベートでの身近な人々とのやり取りで感謝された経験を思い出すのがポイントのようである。

そして「ココナラ」のようにインターネット上のサービスで売り出す方法が書かれている。「ココナラ」では似顔絵や翻訳、占いなど細かな依頼事がフリーマーケットのように販売されており、ほとんど知らなかった分野の話なので非常に新鮮に受け止めた。

売り出すだけでお客さんがすぐにつくわけはないので、ブログなどのSNSを用いた宣伝方法、価格競争にならないような値段の設定、お客さんになる方の選び方、副業が本業やプライベートを圧迫しすぎないようにコントロールするためのコツ・・・と、実践的なアドバイスが多く書かれている。

やってみるとやれるかもしれない、と思わせてくれる内容で、まずはサービスや自己分析をやってみようと思った。
自分で思っているよりも、他人のために役に立てるのかもしれない。







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エムエス 継続捜査ゼミ2
Posted with Amakuri
今野 敏
講談社 2018/10/18


ノンキャリアの警察官を退官して女子大の教授に転身した人物が、ゼミの女子大生たちとともに未解決事件の捜査を行う警察小説『継続捜査ゼミ』シリーズの第2作。

本作では冤罪事件を扱うこととしたゼミ一同だったが、小早川自身が学内で発生したミスコン反対派のリーダーが遭った傷害事件の被疑者になってしまい、その対応がメインとなってしまう。
この点で、ゼミで選んだ事件と身近な事件との対比が前回と異なっている。

最初に学内を訪れた目黒署の地域課巡査部長・菅井の横柄さに小早川が腹を立てて反抗的な態度を取ったことで、強行犯係長の大滝からも「事件の前に被害者に会った人物が他に出てこない」こともあって執拗に小早川を追及してくるシーンが多い。
このあたりを読むと、警察組織の怖ろしさが伝わってくる。

ゼミで選んだ事件でも、第一発見者や最初に到着した捜査員の印象が大きく影響を与えることや、起訴されるかどうかの判断基準、起訴されてからも弁護側とのやり取りによってはひっくり返される場合があるなど、冤罪かどうかの判断が難しいことやその判断が多くの人々に大きな影響を与えること、一歩間違うことで正義に反してしまうことなどがよく描かれていると思う。

前作でも登場した警察官として安斎や保科、丸山なども引き続き活躍しているが、今回は小早川が被疑者ということで行動に制約が出ていることもあり、わりとシリアスな感じに描かれている。

梓、蘭子、麻由美、蓮、楓の5人のゼミ生もそれぞれ持ち味を生かして小早川の冤罪を晴らそうと活躍していて、ここも見所となっている。
このシリーズは3もありそうだと思っているので、期待して待つ。





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世界史を人物よりも大きな流れ、例えば帝国の覇権や経済などから分かりやすく解説している作品。

メソポタミアのアッシリアあたりから始まった帝国のシステムが時代を経るごとに洗練されていく過程や、世俗と宗教の対立が続いて結局は世俗の王が宗教指導者に優越した中世、日本銀を利用して覇権を握ったオランダが石見銀山の枯渇などによる日本の銀禁輸で覇権を失う過程、江戸時代にナポレオンによるロシア遠征がなければロシアによる侵略を受けていた可能性があったことなど、専門用語をあまり使用せずに分かりやすく書かれている。

自由貿易と保護貿易のせめぎ合いや、貿易をスーパーや商店街に例えて説明しているところ、ロシア共産党は借りたものを返さない政権としている話など、印象に残る部分も多い。

なかなか参考になる1冊だったと思う。






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布教活動で日本を訪れて信長と出会ったルイス・フロイスが残した詳細な記録である『日本史』に描かれる信長の描写などを解説している作品。

信長を描いた記録には家臣である太田牛一の『信長公記』もあるが、家臣という立場上のバイアスがかかっている。
一方でフロイスの『日本史』もまた別種のバイアスがかかっているとはいえ、風景や服装といった当時の日本人の記録では書かれていない描写もあり、その貴重さが分かってくる。

フロイスが出会った信長は自らお膳を運んでくることもあったそうで、これは現在のIT企業の社長が自分でコピーをとったり電話をかけたりすることと似ていると書かれていて、確かにそうだと思った。
昨年のNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』でも市川海老蔵が演じる信長が阿部サダヲ演じる家康に自ら膳を運んできてもてなすシーンを思い出したりもした。

フロイスの記録は上司から「長すぎる」と指摘を受けたほどだったそうで、フロイスが現代に生まれていたら作家やエッセイスト、ジャーナリストなどとして成功していたのではないかとも思った。

諸大名についてのことも書かれていて、キリシタン大名だった高山右近や黒田官兵衛、小西行長、蒲生氏郷、大友宗麟らに好意的で、キリスト教に敵対的だった毛利元就、龍造寺隆信、本願寺顕如などには手厳しいのは立場上当然と感じた。

後にバテレン追放令を出した秀吉や、信長に謀反した明智光秀にもけっこう悪意のある書かれ方だったり、豊臣秀次は善良さと残虐さの二面性があると書いているなど、興味深い部分が多い。

分かりやすく書かれていて、まずまず楽しむことができた。






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