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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2018/12/27『逆転の大中国史 ユーラシアの視点から』
2018/12/02『学校では教えてくれない世界史の授業』
2018/11/11『経済で読み解く織田信長 「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察する』
2018/11/05『継続捜査ゼミ』
2018/11/04『砂糖の世界史』
2018/10/29『信長の忍び 1』
2018/10/11『大日本帝国の経済戦略』
2018/10/08『最強マフィアの仕事術』
2018/09/22『The World Standard』
2018/09/18『もうひとつの応仁の乱 享徳の乱・長享の乱: 関東の戦国動乱を読む』
2018/09/11『日本史のツボ』
2018/09/09『教科書にないお金の増やし方・守り方 行動経済学で解決する50のムダづかい』
2018/09/08『陰謀の日本中世史』
2018/09/04『明治維新で変わらなかった日本の核心』
2018/08/26『60分で名著快読 マキアヴェッリ『君主論』』
2018/08/18『最高の戦略教科書 孫子』
2018/08/09『毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資』
2018/07/11『天下分け目の関ヶ原の合戦はなかった: 一次史料が伝える“通説を根底から覆す"真実とは』
2018/07/08『逆転の世界史 覇権争奪の5000年』
2018/07/02『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』
2018/05/29『華僑の大富豪が教えてくれた「中国古典」勝者のずるい戦略: 欲しい「答え」はここにある』
2018/05/17『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』
2018/05/06『ポスト平成ですごいことになる日本経済2.0: 2020年までに生じる世界のリスクと新たな秩序』
2018/05/02『1日外出録ハンチョウ(1)』
2018/03/22『繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史』
2018/03/15『経済は地理から学べ!』
2018/02/06『大間違いの織田信長』
2018/01/28『5』
2018/01/17『明治維新 1858-1881』
2018/01/08『制服の芽』


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日付記事タイトル                                      
2018/12/27『逆転の大中国史 ユーラシアの視点から』
2018/12/25『超訳孫子の兵法』
2018/12/24『はじめての人のための3000円投資生活』
2018/12/23『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』
2018/12/22『一流の投資家は「世界史」で儲ける 「歴史」から未来を予測する技術』
2018/12/20『覚悟が決まる 人生が変わる 戦国武将の言葉』
2018/12/18『「道」で謎解き合戦秘史 信長・秀吉・家康の天下取り』
2018/12/15『[新訳]菜根譚―先行き不透明の時代を生き抜く40歳からの処世術』
2018/12/13『近江戦国の道』
2018/12/11『本当は世界がうらやむ最強の日本経済 ― データで読む、好都合な近未来!』
2018/12/09『マンガで攻略! はじめての織田信長』
2018/12/08『弱者の最高戦略書 孫子ノート』
2018/12/06『本能寺の変 生きていた光秀』
2018/12/04『現代語訳 意志の力』
2018/12/02『学校では教えてくれない世界史の授業』


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中国やユーラシアの歴史をシナ人の視点ではなく、遊牧民の視点から語っている作品。
著者は内モンゴル自治区出身のモンゴル系で、シナ人とモンゴル人やウイグル人、チベット人などは元々たどってきた歴史が異なっている別の民族と主張し、遊牧民の王朝をシナの地方政権くらいに扱う中国の史書に不満があることを語っている。

古くは黄河文明や長江文明とは別に南シベリアからユーラシアの草原一帯に広がった冶金文明の話から、スキタイ、匈奴、テュルク(突厥)、ウイグル、キタイ(契丹・遼)、タングート(西夏・大夏)、モンゴル(元)、女真(金・後金・大清・満州)といった遊牧民の王朝の文化や統治システム、後世に残した影響などを紹介している。

漢民族の王朝とされる場合がある隋や唐も王家は鮮卑系で開かれた文化だったことや、テュルクやウイグルとの交流が多かったことも書かれている。

遊牧民の王朝では多様な宗教や民族を受け入れて文化が花開くことが多く、明のように漢族が中華思想を前面に出した国家になると宗教や少数民族を弾圧するなどギスギスした傾向が出てくることも語られ、納得しやすい。

現代の中共による一党独裁は当然後者の中華思想を前面に出した国家に当たり、その上に道教や儒教が天の思想がなくて現実主義すぎることの問題点、共産主義や資本主義の暗黒面も合わさり、かなり問題のある体制であることが伝わってくる。

著者は漢族が広い領土を支配するとそのような傾向になるので、宋代くらいの国家サイズが適当だとしている話も興味深い。

事例の紹介などで伝わりづらいところも少しあったが、論旨や文章は明快で分かりやすく、新たな視点で東アジアを考えるきっかけとなる作品だと思う。






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『孫子』に書かれている内容をかなり現代的なものに即した形で訳し、具体的な例も交えて解説している作品。

天候や地形のように、当時のままに訳するしかないと思われているところも、例えばビジネスや人間関係などで発生しうる環境に読み替えて解説しているところがなかなかすごいと感じた。

また、古代ローマ帝国や『三国志』、日本の戦国時代、現代のアップルやマイクロソフトといった企業など豊富な例を挙げていて、具体的に理解しやすく書かれている。

勝算がないのに戦ってはいけないことや、戦うとさまざまなリソースを消費するためにできるだけ短期間に終わらせるべきこと、戦わずに勝つことがベストであることなど、『孫子』のエッセンスがよく出ているように思った。

「正」と「奇」の話で名案は敵も思いついて実施したり対策を立てたりする場合もあるため、その裏をかくという話のところでは、先日読んだ『覚悟が決まる 人生が変わる 戦国武将の言葉』で上杉謙信が「上策は敵も考えていると思うので、あえて下策を採用する」という意味のことを語った話を思い起こした。
また、ノムさんの本でも裏のかきあいをする話にも通じているかと思う。

体裁がちょっと派手で読む前は少し偏見を持ったが、思った以上にしっかりした内容で、ためになった。
著者は他に何冊かの古典を超訳した本を出しているので、これらも読んでみようと思っている。





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関連タグ : 孫子,




リスクを過剰に考えないで済むだろうという考えから算出された、3000円からコツコツと投資を始めていく方法や、元手を貯めるために節約する方法、手数料やリスクが高めの金融商品に手を出さないための考え方などを解説している作品。

初めての人に対してかなり分かりやすく書かれていて、売れ行きがいいのも何となく理解できた。
その都合上、この手の分野についての知識がある程度以上ある人にはあまり向かない。

ただ、「ふるさと納税では5自治体までなら確定申告は不要」とか「不動産投資で成功する人は100人に1人くらい」など、知らなかったり裏話的なトピックで参考になるものも書かれていたりしたので、それなりに読んだ価値はあった。

ETFでのおすすめ商品で海外株式に海外ETFが書かれていて「いきなりそのチョイスはないだろう」と思うなどの微妙な部分もないではないが、概ねまとまった内容となっている良書であると思う。






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