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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2019/01/30『なるべく働きたくない人のためのお金の話』
2019/01/29『徳川家康の江戸プロジェクト』
2019/01/28『松下幸之助 人生をひらく言葉』
2019/01/26『撰銭とビタ一文の戦国史』
2019/01/25『いつも楽に生きている人の考え方』
2019/01/24(『日本人が知らされてこなかった「江戸」 世界が認める「徳川日本」の社会と精神』
2019/01/23『中国古典 リーダーの心得帖 名著から選んだ一〇〇の至言』
2019/01/22『1分間スティーブ・ジョブズ 人生に革命を起こす77の原則』
2019/01/21『ブラタモリ 16 富士山・三保松原 高野山 宝塚 有馬温泉』
2019/01/20『嫌われないコツ』
2019/01/19『超訳聖書 生きる知恵 エッセンシャル版』
2019/01/17『バトルスタディーズ(1)』
2019/01/16『投資賢者の心理学』
2019/01/15『ブラタモリ 15 名古屋 岐阜 彦根』
2019/01/14『戦国武将 魂がふるえる名言100』
2019/01/13『人の上に立つ前に読んでおきたい! 中国古典』
2019/01/12『1分間武士道 差がつくビジネス教養1』
2019/01/11『マイナス金利にも負けない究極の分散投資術』
2019/01/10『偉人はそこまで言ってない。 歴史的名言の意外なウラ側』
2019/01/09『任侠浴場』
2019/01/08『最強の家訓 仕事と人生に効く言葉』
2019/01/07『百億の昼と千億の夜』 (秋田文庫)
2019/01/06『タビリエ 大阪』
2019/01/05『リーダーに絶対役立つ韓非子』
2019/01/04『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ! 2019年中国の真実』
2019/01/03『超訳 君主論―マキャベリに学ぶ帝王学―』
2019/01/02『お金3.6 2028年―これから10年稼げる人の条件』
2019/01/01『60分で名著快読 論語』


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東京郊外の国分寺市にある家賃2万円台のアパート在住、週休5日の労働、年収100万円以下という形で20代から「隠居」生活をしていた人物による、お金や幸福、人生などについて語っている作品。
現在は国分寺市のアパートを引き払って台湾で同じような生活を営んでいるという。

著者は杉並区で家賃7万円のシェアハウスに住んでいたころは家賃と生活費のためにアルバイトに忙殺されて消耗し、この生活から抜け出すために変化を求めて行動していった結果が、隠居生活になったことを語っている。
あくまで結果的にそうなったわけで、隠居を目指したわけではないことを強調している。

ちょっと真似をするのは難しいが、そういった生き方もあるのだと視野を広げてくれる。
お金について擬人的に接するようになったり、自分がどうありたいのかという視点からの行動、やりたいことではなくてやりたくないことから変化をつけてみることなど、参考になる意見もけっこうあった。






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1月にドラマとして放送された『家康、江戸を建てる』の原作者で、『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞した作家による、『家康、江戸を建てる』の副読本みたいな位置づけで書かれている作品。

『江戸始図でわかった「江戸城」の真実』を書いた千田嘉博教授と対談し、平和の城というイメージで江戸城を書いた後に大軍事要塞としての江戸城の一面が分かって困っていると冗談を言った話が面白かったり、小説では語れなかったことを語っていたりして、家康や江戸についてのことを知ることができる。

不明なことが多くて小説では書けなかった玉川上水や、明治以降の東京へつながる話、インフラ建設が戦争への対策か災害への対策かで重点が変わってくること、ヨーロッパの大都市みたいな旧市街が存在しない東京の特異性などにも話が及び、興味深く読むことができた。






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松下幸之助によるさまざまな言葉を、そのエピソードとともに解説している作品。
著者は松下電器入社後にPHP研究所に移り、松下とともに活動してきた人物である。

人のやる気をそぐことを言わないこと、ほめることの大切さ、見方を変えて問題を解決することなど、ごもっともな言葉が分かりやすくかつ、具体的なエピソードとともに書かれている。

多くの苦労を重ねて成功につなげてきただけあって、人の機微に触れるようなことを多く語っていると感じた。
以前よりもさらに松下幸之助のことを知ることができ、偉大さを感じることができた。






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中世から近世にかけての銅銭という形での通貨の事情を解説している作品。

下に挙げる関連記事で紹介した本にも書いてあったが、平安時代から戦国時代にかけては日本の中央政府が通貨を発行せず、結果として通貨の供給が需要を大きく下回るデフレの状態にあったことが書かれている。
その一例として、銅銭を紐でくくった形で地中に埋めて貯蔵したものが発掘される話をしていて、これは現代で言えばタンス預金のようなものである。

平清盛や足利義満などが中国から銅銭を輸入していたことは歴史の教科書や本で出てくるが、実はこれらでも需要に対しては全然足りず、民間で中国の銅銭を模倣した銅銭やさらには刻印すらない銅銭など、後に「びた」と呼ばれる銅銭が多く製造されて普及したことが書かれている。

さまざまな民間業者が独自に銅銭を作っていたわけで、種類や品質もバラバラとなり、種類ごとに価値に差をつけて品質がいいものは受け取り、品質が悪いものは受け取りを渋ったり支払いに先に当てるといった、「撰銭」(えりぜに)がなされて交換レートが形成されている話につながっていく。

東アジア全体で見ると明が海禁で民間貿易を禁止したために密貿易が盛んに行われていたことや、銅銭の材料である銅の供給事情、国別での銅銭の価値の違いもあり、銅銭が不足しているはずの日本から琉球や東南アジアに銅銭を輸出した話も出てくるのには驚かされた。
これは、食糧不足で飢饉が発生しているのに外貨を稼ぐために食糧を輸出している国があることと似たようなものかと思う。

戦国大名たちや信長・秀吉・家康といった権力者たちもこうした銅銭の流通には手を焼いたみたいで、必ずしも一貫した法令になっていないなど、後世で思われているほど事前に計画したように経済政策を立てたわけではなく、現実にあった政策を取った結果がその後の経済につながったことが強調されている。
「皆が笑って暮らせるような世の中に」みたいなセリフは、あくまで歴史ドラマだけの話だと切って捨てていたのには笑ってしまった。

詳細な話まではついていくのが少し手間がかかるのでやや斜め読みになった部分もあるが、テーマ自体は知らない話も多く、刺激を受ける内容だったと思う。






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