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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2019/05/30『マネー川柳 ---鏡見て サイフも覗く 試着室』
2019/05/29『「宗教」で読み解く現代ニュースの真相』
2019/05/28『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』
2019/05/27『Barレモン・ハート (1)』
2019/05/26『「宗教」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』
2019/05/25『倉山満が読み解く 太平記の時代―最強の日本人論・逞しい室町の人々』
2019/05/24『お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力・・・・・・はこう「動いた」』
2019/05/23『コンテンポラリー・クラシックス 韓非子 人を動かす原理』
2019/05/22『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』
2019/05/21『日本株で成功するバフェット流投資術』
2019/05/20『[新訳]貞観政要 組織のリーダーにとっていちばん大切なこと』
2019/05/19『定本 徳川家康』
2019/05/18『ユダヤ商人と貨幣・金融の世界史』
2019/05/17『沢村さん家の久しぶりの旅行』
2019/05/16『小休止のすすめ』
2019/05/15『2019年表と裏で読み解く日本経済―米中覇権戦争が生むポスト平成の正体』
2019/05/14『またもや山田全自動でござる』
2019/05/13『これだけは知っておきたい! 日本人のための世界の宗教入門』
2019/05/12『透明な色』
2019/05/11『田中角栄 魂の言葉88』
2019/05/10『「民族」を知れば、世界史の流れが見通せる』
2019/05/09『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』
2019/05/08『なぜ、地形と地理がわかると戦国時代がこんなに面白くなるのか』
2019/05/07『山田全自動でござる』
2019/05/06『渡邉哲也のポジショントーク未来予測法 「経済の先行き」「世の中の動向」がなぜこれほど明確にわかるのか』
2019/05/05『迷路の外には何がある? ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語』
2019/05/04『合戦の日本史』
2019/05/03『大家さんと僕』
2019/05/02『知識ゼロからのビジネス韓非子』
2019/05/01『ゴーン・ショック! 事件の背後にある国家戦略と世界経済の行方』


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オリックスが2004年から募集してきたマネー川柳の10年分の中から、比較的古びていなくて面白いものを約200句収録している作品。

時代の時事ネタが関連して解説が必要なものがあったり、いまいち内容が伝わりづらいものがあるのはまあ理解できるが、風刺の仕方が雑に感じたり、感じたことや経験したことをそのまま書いているように見えるものなど、面白いと感じるものが少なかった。

オリックスの担当者や川柳家の尾藤一泉氏のセンスが、私と合わないということや、年代が高くて感性が合わないことなどが原因なのかもしれない。
どんな感じのがいいのかと聞かれても答えられないが、本書は私にとってはハズレということになる。




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世界各地における紛争や対立の原因の1つとなっている宗教的な経緯を、世界史や地政学、経済、民族や部族などの観点とも合わせて紹介・解説している作品。

宗教や宗派、民族や部族ごとの対立もあるが、それぞれのグループ内部でも急進派と穏健派、他のどのグループと協力するかなどでも派閥が分かれているケースも書かれていて、ニュースなどで報道される以上に複雑で分かりにくいことがいくつも書かれている。

日本では報道されることが少ない中央アフリカでのフツ族とツチ族の対立を起因として8ヵ国が関わった「アフリカ大戦」や、南スーダンでのイスラム教徒とキリスト教徒の対立、中米におけるカトリック、プロテスタント、解放の神学派(カトリック系だがヴァチカンは非公認)のキリスト教三派の三つ巴の争いなど、知らなかったことが多くて暗たんとした気持ちにもなる。

著者が末尾で見解のコメントをしているところが微妙に偉そうに感じるところもないではないが、紹介という観点からはまずまず興味深く読むことができたかもしれない。






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関連タグ : 関真興,


父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
ヤニス・バルファキス (著), 関 美和 (翻訳)
ダイヤモンド社 2019/3/7



ギリシア経済危機の時期に財務大臣としても活躍した経済学者による、娘に語る形式で書かれた経済読み物。

できるだけ堅い言葉を使用しないようにしつつ、経験価値から商品価値への転換、格差の発生と拡大、金融システムや技術の進歩が雇用に及ぼした影響などを時代を追って語っている。

「民主化VS商品化」みたいな対立軸で考えたり、生産手段や通貨の民主化を主張するなど、やや共産主義よりというか現代の資本主義へのアンチ的な考え方と感じる部分が多く、一定の層から評判がいい理由が分かった気がした。

理想は理想として、実現は石破茂氏がよく語るように、「これから皆さんで考えていきましょう」というところなのだろう。

印象に残るところも多いが、あまり好きな作品ではなかった。






NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ
ジェレミー・ハイマンズ (著), ヘンリー・ティムズ (著), 神崎朗子 (翻訳)
ダイヤモンド社 2018/12/6


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バーを舞台とした30年以上続く長寿漫画の第1巻。
先日読んだ『知識ゼロからのビジネス韓非子』の挿絵に使用されていたのに関心を持ち、読んでみた。

主人公は酒に関する知識や情熱が並外れていてコレクションもしているマスターで、これに酒の味が分からないのに常連という口ひげがトレードマークのライターである松ちゃん(松田さん)、トレンチコートにサングラスをしている謎の男・メガネさんとの掛け合いになっていて、それ以外の登場人物はほとんどが1話限りのゲストとなっている。

私も松ちゃんと同様に酒の知識や味覚に疎いことは自覚しているものの、話自体は上品で収まりのいい展開をしているので酒飲みでなくても楽しめる。

本書の初版が出たのが1986年で30年以上前だが、ある回で初期のマッキントッシュが登場したところ以外はあまり古びていないように感じられる。

長い期間愛され続けてきた作品であることが、理解できた。






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