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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2019/06/29『朝3分の寝たまま操体法』
2019/06/28『後藤武士の10分で読めるあの国の歴史』
2019/06/27『ついてないとき心が晴れるスヌーピー』
2019/06/26『生命保険はヒドい。騙しだ』
2019/06/25『アインシュタインの言葉 エッセンシャル版』
2019/06/24『日経エンタテインメント! HKT48 Special 2019』
2019/06/23『「移民」で読み解く世界史』
2019/06/22『乙女の絵画案内 「かわいい」を見つけると名画がもっとわかる』
2019/06/21『同性にモテる技術』
2019/06/20『「うつ」は食べ物が原因だった!』
2019/06/19『超訳 老子の言葉 「穏やかに」「したたかに」生きる極意』
2019/06/18『笑う日本史』
2019/06/17『がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!』
2019/06/16『機動戦士ガンダム4コマ最前線』
2019/06/15『9割の腰痛は自分で治せる』
2019/06/14『組織サバイバルの教科書 韓非子』
2019/06/13『世界史一気読み 宗教改革から現代まで』
2019/06/12『松下幸之助 パワーワード ― 強いリーダーをつくる114の金言』
2019/06/11『Barレモン・ハート (2)』
2019/06/10『業界地図の見方が変わる! 無名でもすごい超優良企業』
2019/06/09『孫子の至言:あらゆる困難に打ち勝つための「人生の戦略書」』
2019/06/08『それでも強い日本経済! 世界は新冷戦へ突入』
2019/06/07『貞観政要』
2019/06/06『トリコ 1』
2019/06/05『1分間ピケティ 「21世紀の資本論」を理解する77の理論』
2019/06/04『眠れないほど面白い「秘密結社」の謎』
2019/06/03『2019年 アメリカはどこまで中国を崩壊させるか: そして日本が歩む繁栄の道』
2019/06/02『始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎』
2019/06/01『少年アシベ(1)』


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寝転がったり床に座った状態から体のゆがみをチェックしたり、ゆがみを修正して体本来の治癒力によって痛みやこりなどを軽減する方法を解説している作品。

著者はサンフレッチェ広島やヴィッセル神戸といったJリーグのチーム、三菱重工広島のような社会人野球のチーム、そして広島カープの佐々岡真司投手(当時:現在は投手コーチ)などのトレーナーを務め、不調に陥っていた佐々岡投手の復活にも貢献したことが書かれている。

著者がこの道に進んだきっかけは、元々サラリーマンだったが胃腸の弱さに悩んでいたのがこのタイプの施術によって症状が劇的に改善したことで、本で学んだり先生に就いたりして現在の方法にたどり着いたそうである。

体のある部分が痛いとかこったとかなるのは、必ずしもその部分だけの問題ではなく、体全体から見てゆがみがその場所に発生したという考え方で書かれている。

そのため、肩、腰、股関節、膝といった部位ごとのほぐし方も一応紹介してはいるものの、体全体が相互に関連していること、体に無理のある生活を続けると特定の場所に問題が出ること、そのため全体的にゆがみを直す必要があること、そして自らの体と対話して不調の予兆を知ることなどを強調している。

著者の方針には佐々岡投手みたいに受け入れて症状の改善に成功した人と、あくまで現在の痛みや不調をすぐに治療してもらうことにこだわって受け入れなかった人がいて、後者の気持ちも必ずしも分からないではないので複雑な気持ちにもなった。

本書で書かれている操体法はベッドの上でも実践しやすいものだったので、ちょくちょくやってみようと思った。
ただ、この手の本を読んでいくとどんどんルーティンが増えていくような気がしないでもない・・・







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著者がセレクトした50か国の歴史を、1か国につき10分程度で読めるように構成されている作品。

日本と関係が深い国、ヨーロッパ・中南米、アジア・オセアニア、中東・アフリカの4分で大別されている。
選ばれている国は大半が納得できて数か国くらいに疑問に感じたり、この国が入っていないのはどうなの?という感想を受けたが、サッカー日本代表のスタメンみたいに誰が選んでもいくらかは納得が得られないものなのだろう。

入っていてもいいのでは?と思った国は、モンゴル、インドネシア、旧ユーゴスラビア諸国、パキスタンなどだが、旧ユーゴスラビア諸国などは限られたページで書こうとすると雑になるから入れなかったのだろうという推測もした。
逆に失礼ながら外してもいいのでは?と思った国は、モナコとかバーレーンあたりになる。

広い領土を支配した栄光の時代、侵略を受けたり植民地化された屈辱の時代などがそれぞれあり、現在では大国というイメージがないスウェーデン、デンマーク、ポーランド(とリトアニア)、オーストリアなどが中世に覇権を争っていたことには歴史の流れを感じる。
各国民では最大領土を基準に考える人が多いだろうから、なかなか争いごとはなくならないのだろう。

ヨーロッパでは婚姻政策が多いこともあってか、同君連合という形での国家乗っ取りが行われたり、王家の嫡流が途絶えたことで数か国の干渉による継承戦争が発生したり、スウェーデンの議会がナポレオンとの関係を考慮してナポレオンの部下であるベルナデット(つまりフランス人)を国王に迎えて現在の王室になっているなど、万世一系とされる日本から見るとすごい歴史が紹介されているのも印象に残る。

著者が最初の「この本の使い方」でも書いているように、読んでいくうちにそれぞれの国のイメージや歴史の流れ、パターンを何となく知ることができ、興味深く読むことができた。






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関連タグ : 後藤武士,


ついてないとき心が晴れるスヌーピー(祥伝社新書272)
チャールズ M.シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
祥伝社 2012/4/3



スヌーピーとチャーリー・ブラウンで知られるシュルツの4コマ漫画「ピーナッツ」を、詩人の谷川俊太郎が日本語訳をつけている作品。
このシリーズが新聞で連載されていたものということを初めて知った。

日本とアメリカでの感性の違いもあってか、単にシュルツがスベったのかは分からないが、必ずしも面白い回が多いというわけでもないが、時々皮肉が効いたやり取りがなされているところが面白い。

すぐに続けてシリーズの他の作品を読むところまではいかないが、この有名なシリーズがどんな感じの漫画で登場するキャラクターや関係性を知ることができたのが良かった。




気持ちが楽になるスヌーピー(祥伝社新書236)
チャールズ M. シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
祥伝社 2011/4/2


励まされたいときのスヌーピー(祥伝社新書)
チャールズ M. シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
祥伝社 2013/11/2


いつもいっしょのスヌーピー (祥伝社新書)
チャールズ M.シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (翻訳)
祥伝社 2018/10/1


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生命保険の契約のヒドさに気づき、生命保険業界がいかに問題の多い契約で契約者に損をさせ続けてきたかや、契約していた日本生命にクレームを入れたり契約の根拠に関する説明を求めた経緯など、自身の実体験を語っている作品。
著者は外資系銀行に勤務していた経歴があったり金融に関する著作も多く出していることから、「私がバカでした」と自虐的に書いている。

著者が本書を書くきっかけとなったのは契約していた生命保険の更新時期になり、月額の支払いがそれまでの5万6000円から16万3000円と3倍に上がることや、元々の主契約部分が100万円しかなくて契約をやめても保険金はほとんど支払われないことが分かり、その理不尽さに激怒したことで、きちんと情報を集めていなかったこともあるが生命保険の契約が複雑になっていることも理解できる。

生命保険で使われる言葉も「更新型」、「下取り」、「特約」みたいな得なのか損なのかが分かりにくいものが多く、極力「掛け捨て」みたいな言葉を使用しなかったり、都合の悪いことを理解しづらいように説明したり記載することが多いことは、何冊か関連した本を読んで理解できてきた。

そのため以前契約していた**生命も数年前に解約し、勤務先が契約している団体保険と全労済を少しずつだけにしたことで、月々の支払いを1万円以上減らしたことを思い出した。

生命保険業界がこのようなひどい契約をやりだしたのはバブル崩壊などで利ザヤが稼げなくなったことがあるようで、これは複雑な金融商品を売りつけるようになった証券業界や、手数料稼ぎに注力している銀行業界と同じような構図なのだろう。

本書を読んで最も参考になったのは、県民共済が契約者への還元率が90%以上で一般の生命保険ではなくこちらを選ぶのがいいみたいなことで、もう少し保障が必要と感じたら県民共済への加入を検討する。

著者が日本生命のお客様係に対して要求した説明や、それに対してお客様係の担当者がのらりくらりとかわそうとする話がリアルに書かれていて、この業界もまたとんでもないところだと感じた。
著者がこの年になるまでこのあたりの問題が分からなかったのは興味がなかったこともあるだろうが、性格的に友達があまりできなかったからでは?という感想も持ったりした。
というか、著者みたいに稼いでいないので生命保険に5万も支払えない。

著者はいずれ問題点に気づいた高齢者たちの怒りが爆発することを予想しているが、これに関してはそれほど可能性はないようにも感じている。なぜなら、新聞やテレビの報道に扇動されやすい層と同じだろうから・・・

改めての生保業界のヤバさや、県民共済の良心的な経営を知ることができ、思っていた以上に興味深い内容だった。







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