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読んだ本の感想をつづったブログです。





アメリカ、中国、EU、ロシア、中東、日本など、昨今の政治・経済の情勢分析と今後の見通しを語っている作品。
アメリカが中国に仕掛けた経済戦争が、中国に効果的なダメージを与えていくであろうことが書かれている。

こうした背景には中国がGoogleやAppleのような外国企業をを国内から締め出す一方で、ファーウェイのような中華系企業の進出を図る一方的なやり方が反発を受けていると解説されている。

そして中国は日本にすり寄ってきているが、安倍首相が習近平と会談した少し後に(中国のライバル国の1つである)インドのモディ首相と会談するなど、きっちり嫌がらせをしているのは頼もしい。

中国が進めている一帯一路戦略にも触れられていて、例えば米軍がアフガニスタンに現在も進駐しているのは、中央アジアの要地を抑えて一帯一路を牽制していると解説され、なるほどと思った。
そして中国が借金のカタに領土や港湾の使用権を取るような強引なやりかたが多くの反発を招き、マレーシアのマハティールのように親中政権が倒れて反中政権が誕生している話につながっている。

残念な話題ばかりな韓国については日米とも見放しつつあり、フィリピンで米軍基地を復活し、台湾と沖縄の基地と合わせて中国を包囲する形になるという。
日本はその韓国に対しては、関税よりも金融制裁やビザなし渡航の廃止などが効果的だとしていて、近年関係が悪くなっているのは、韓国の利用価値が低下して日本が遠慮する必要がなくなったためのようである。
私は安倍政権がまだ制裁措置をあまり実施していないのは、選挙用に取っているのかもしれないと思っている。

アメリカが北朝鮮を中国やロシアから手を出させないようにしている話など、報道であまり語られない話が多く出ていて、興味深く読むことができた。








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