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読んだ本の感想をつづったブログです。



本田宗一郎 100の言葉 (宝島SUGOI文庫)
別冊宝島編集部 (編集)
宝島社 (2017-04-06)



本田宗一郎の言葉を100選び、多くの写真とともに見開き2ページの構成で解説している作品。
『1分間本田宗一郎 常識を打ち破る人生哲学77』で初めて本田のことを知り、本書も読んでみた。

特に若い頃の本田は血の気が多くて大声で怒鳴ったり工具投げるような感じだったらしいが、その怒りを引きずらなかったという話は、松下幸之助にも通じている。
40代の頃の本田の写真が掲載されているが、後年の好々爺然とした感じとは違ってかなり怖そうに見える。

本書でまず印象に残ったのは、芸術とデザインの違いについての言葉で、時代を越えて通用するが認められるまで時間がかかるので商売に向かないのが芸術で、その時代の流行を捉えたものがデザインという感じのことを言っている。
どちらがいいというものではなく、企業ではデザインが求められるということを言いたいのだろう。
他のところで、本田が技術者は人情の機微にも通じておくべきだということを語っていることとも通じているのが面白い。

他にも西郷隆盛は青年たちを多く死なせたために英雄として認められないということや、コンビを組んだ藤沢武夫とは退任の時に「まあまあだったな」と言い合った話、画家のシャガールやF1ドライバーのアイルトン・セナとの交流などにまつわるエピソードなども扱われていて、興味深く読むことができた。






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