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読んだ本の感想をつづったブログです。



知識ゼロからの論語入門
谷沢 永一 古谷 三敏
幻冬舎



文芸評論家の谷沢永一が『論語』の言葉から人生論やビジネス論を語った文章と、バーを舞台とした漫画『Barレモン・ハート』のキャラクターによる挿絵で構成された作品。

訳文の時点でかなり谷沢氏による解説というか意見が書かれていて、さらに現代だとこうなるとか、昔に比べて・・・みたいな語りが書かれていて、『論語』で扱われていた言葉の趣旨からはみ出しているところも多く、「入門」というタイトルにはそぐわないような気がする。

谷沢氏の文章だけだったら主張のくどさにより読むのがキツかったと思うが、『レモン・ハート』の挿絵がくどさを緩和してくれる働きを果たしている。
ただ、私が『レモン・ハート』を読んでいてその魅力を感じていたためかもしれず、未読の人からするとそれでもいまいちな感じを受けるかもしれない。

これまで読んだ谷沢氏の作品は当たり外れが大きいように思え、本書も文章だけだとハズレに入ると思う。
なぜこうなるかというと、谷沢氏は自由に書いていい場合は駄作『聖徳太子はいなかった』みたいにダラダラと自己主張を書いていく人で、どれだけ編集者がコントロールできたかにより作品の出来不出来が出たためではないか?と思っている。






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