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読んだ本の感想をつづったブログです。



日付記事タイトル                                      
2020/01/30『リーダーのための「孫子の兵法」超入門』
2020/01/29『夢をかなえる人の考え方』
2020/01/28『誰も触れない 不動産投資の不都合な真実』
2020/01/27『ダイヤのA(1)』
2020/01/26『教養としての「ローマ史」の読み方』
2020/01/25『北斎 冨嶽三十六景の旅 天才絵師が描いた風景を歩く』
2020/01/24『戦いの日本史 武士の時代を読み直す』
2020/01/23『ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1)』
2020/01/22『WORST 1』
2020/01/21『それは誤解だ戦国武将!』
2020/01/20『藤子不二雄A&西原理恵子の人生ことわざ面白“漫”辞典』
2020/01/19『ゼロからわかる北欧神話』
2020/01/18『もっと「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉ゴールド』
2020/01/17『第3次スーパーロボット大戦α-終焉の銀河へ-コミックアンソロジー超激編』
2020/01/16『逆説の世界史 3 ギリシア神話と多神教文明の衝突』
2020/01/15『帰ってきたヒトラー 下』
2020/01/14『帰ってきたヒトラー 上』
2020/01/13『科学がSFを超える日―萌え萌え未来科学講座』
2020/01/12『ヘタリア Axis Powers』
2020/01/11『こんなに面白いとは思わなかった! 関ヶ原の戦い』
2020/01/10『1日3分からはじめる! 姿勢改善メソッドで「元気な身体」を手に入れる』
2020/01/09『「暗示」のパワーで人生を変える! 成功と強運を引き寄せる50の心理技術』
2020/01/08『株とお金の未来を読む! (資産はこの「黄金株」で殖やしなさい)』
2020/01/07『鬼滅の刃 1』
2020/01/06『地形と水脈で読み解く! 新しい日本史』
2020/01/05『視力回復のカギは脳の刺激にあった―“視力革命”の新理論とその実践トレーニング法』
2020/01/04『自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術』
2020/01/03『インドが変える世界地図 モディの衝撃』
2020/01/02『FOR REAL-戻らない瞬間、残されるもの。』
2020/01/01『30の都市からよむ世界史』



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内藤 誼人 (著)
水王舎 (2018/12/17)


心理学者の内藤誼人氏が、『リーダーのための『貞観政要』超入門』と同様な形で、『孫子』を現代で応用しやすい形で意訳・解説している作品。

『孫子』に書かれている、「兵糧は敵地で略奪すればいい」という趣旨の言葉は「他社などで利用されている考え方や手法は問題にならないレベルでどんどんパクる」とか、「戦いの地には先に到着しておく」だと「遅れた方は心理的に劣位に立つことになるので、先に待ち合わせにくること」など、かなり思い切った意訳が的確に感じてしまうところが面白い。

感じとしては以前読んだ鹿島茂著『社長のためのマキアヴェリ入門』と通じるものがある。

著者も書いているように、古代は戦いで兵の士気が現在以上に重要だったために心理的な働きかけが多く書かれているのだろうという話が印象に残る。
『孫子』は2000年以上経っても基本的にはあまり変わっていない心理を踏まえて書かれていたために、これだけ長年にわたって影響力を持つ古典となったのだろう。

内藤氏と『孫子』の組み合わせが面白く、本書もまた一気に読み進めることができた。






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関連タグ : 内藤誼人, 孫子,


ジム・ドノヴァン (著), 弓場隆 (翻訳), 桜田直美 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018/2/25)


以前読んだ『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 決定版』『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』の著者による、やりたいことやなりたい自分といった目標を設定し、そのために何をしていくのがいいかを77項目にわたって語っている作品。

目標を持って・・・というのをはっきりとやるのはあまり得意ではないが、ディスカヴァー11から出ている外国人の自己啓発書は割と読んでいるので、本書もその流れで読んだ。

読んでいて印象に残ったのは、自分で解決可能なことと解決できないことを区別することや、「人知を尽くして天命を待つ」みたいな形で世の中の動きに身を任せること、だからといって運命や他力にばかりあてにしないことなど、悩み過ぎずに目的に対して集中するにはどうするのがいいかという部分で、知ってはいても改めて本で読むと再認識させてくれる効果がある。

また、「いつか〇〇する」みたいに思うのではなく、すぐにやろうとすれば手段や適切な目標も考えるようになるみたいなことが書かれている部分については、少し前に読んだホリエモンの本の内容に通じているところもちょっと面白い。

著者はこの手の自己啓発書を読むことを勧めていて、どれくらい実践するか・実践できるかはともかくとして、これからも読んでいこうとの思いを強く持つようになった。






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八木 剛 (著)
幻冬舎 (2016/1/30)


タイトルにある通り、不動産投資を始める人々が必ずしも知っているわけではない不動産投資における注意すべきポイントを、具体的な計算や、関係者の利害によって投資家の不利益になる言動をする場合があるエピソードなども含めて解説している作品。

著者は不動産業界で長年勤めて独立した人物であり、問題点を熟知している一方、これらに対しての対策をきちんと実施すれば8割~9割くらいの物件は利益を上げることが期待できることを書いていて、単純に「不動産投資は恐ろしい」だけの話になっていないところは好感が持てる。

注意すべきポイントとしては、販売業者や管理会社といった不動産業者の見極め、空室への対策、経年劣化に対するメンテナンス、融資を仰ぐことになる銀行や銀行員の事情、節税対策をする場合の税制の複雑さなど多岐にわたり、不動産投資は「投資」というよりも「事業」の性質が強いことを認識させられる。

特に印象に残ったのがサブリース(マンションなどの管理を管理会社に任せる手法)を利用する場合にハズレの管理会社を選んでしまうと大変な目に遭うという話のところで、この業界はレオパレスや大東建託、かぼちゃの馬車などを思い浮かべても、知名度や事業規模にかかわらず不誠実な対応、法的に問題がある対応をする業者が多いようである。

コマーシャルや勧誘では手間をかけずに儲かるかのような美辞麗句が語られがちだが、本書を読むと不動産投資はそのような生易しいものではないことが分かり、私は手を出すのをやめておこうとの思いを強くした。

比較的気軽に不動産に投資したい場合は、REITとか関係企業の株式くらいにとどめておくのがよさそうである。






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寺嶋 裕二 (著)
講談社 (2006/9/15)


田舎の中学から東京の強豪校にスカウトされて野球留学することにあった少年・沢村栄純がピッチャーとして成長を遂げ活躍していく野球漫画の第1巻。

統廃合でなくなる中学で最後の夏が終わった栄純は、その日の投球を見ていた東京の強豪校・青道高校の副部長の高島から誘いを受け、青道高校の野球部の練習を見に行くことになった。
そこで1年生ながら名の知れた捕手・御幸とたまたまバッテリーを組むこととなり、その時の印象が強かったために入学を決めることとなる。

そこからは強豪校らしく、強面の監督やら個性豊かな上級生やらが登場し、栄純とぶつかり合いながら成長していくことを予感させる描写が続き、期待させてくれる。
王道の野球漫画で続きも面白そうなので、もう少し読んでみようと思っている。






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