FC2ブログ
読んだ本の感想をつづったブログです。



神野 正史 (監修), 造事務所 (編集)
日本経済新聞出版社 (2019/11/2)


バビロンやテオティワカン(アステカ帝国の都市)、アンコールのように現在は遺跡しか残っていない都市、当時の繁栄まではいかなくても観光地として栄えている都市、現在まで繁栄が続く都市など、30の都市を選んでその歴史を紹介している作品。

一昨年に読んだ出口治明著『グローバル時代の必須教養 「都市」の世界史』で扱われて本書で出てこない都市はカイロとベルリンで、人によって選択が違ってくるのが興味深い。

アムステルダムが「アムステル川」のダムに由来するなどの都市名の由来や、都市の計画や建造に活躍した人物の話、歴史上の事件とのつながり、旧市街と再開発地区の関係、構造からくる渋滞などの都市問題など幅広い話が扱われていて、歴史の本というよりは地理の本という印象が強い。

社会科や地理ではインドのデリー(オールドデリー)とニューデリーは別物みたいに習ったような記憶があるが、現在はデリーという1つの都市でまとまって扱われているなど、知らなかった知識に驚いたりもした。

これも一昨年に読んだ『30の都市からよむ日本史』の世界史版という感じだが、日本史に比べて面白さの点でいまいちに感じたのは、扱われている都市についての予備知識が少ないためだろう。

世界史の本を読むにしても、世界のニュースを知って物事を考えるにしても役立ちそうな話が多く扱われていて、興味深い内容だと思う。






にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト