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読んだ本の感想をつづったブログです。



鷲宮だいじん (著), Nardack (イラスト)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016/1/9)


小笠原諸島の端っこの島に突然エルフの国が出現し、そこに住む男子高校生がエルフの王女とくっついて領主として活動しなければならなくなるというストーリーのライトノベル。

主人公の由太は亡くなった父が村の公務員だったためか周りの村人にあれこれ雑用を頼まれるというキャラクターとなっている。
由太はある日、幼馴染でコスプレ好きな三咲から頼まれてコスプレ用の剣を海沿いで作っていたところ、突然濃霧が発生してそこにはエルフの国・ユングリングが出現する。

ユングリングは異世界で迫害を受けたために女王が魔法で小笠原諸島に転移させたというのが実態で、現れた王女のアクセリアとやりとりをしたところ、あるミスから嫁に押しかけられてしまう。

ユングリングの出現には日本政府もどのように扱っていいのかもめた末、とりあえず非公式の形で総務省から臨時職員の美羽が派遣されてきたり、ユングリングの水不足や食糧不足といった問題に直面してさまざまなやり取りがなされていく。

由太のまわりに個性豊かな美女・美少女が集まって展開するという話で、読みやすくはあるがそれだけでもある。
時間つぶしに1回読む分にはいいと思う。

このところ続けてライトノベルを読んできた感想として、読みやすいのは異世界とかファンタジーの設定が一般的に定着していて、世界観のところを理解する手間がかからないためではないか?と思っている。
これがSFの場合、設定を理解するのに序盤で少し読むのに時間がかかることがあるので、このあたりに人気の差の原因がありそうである。




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