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読んだ本の感想をつづったブログです。



今野 敏 (著)
中央公論新社 (2020/5/19)


小さな組が他業種に手を出す阿岐本組シリーズの第5作。
今回も永神のオジキから話が持ち込まれるところから話が始まり、北千住の映画館が閉館を検討しているという件に首を突っ込むことになる。

その映画館についてはファンクラブがクラウドファンディングなどで存続を訴える運動がなされている一方、嫌がらせもなされていることが判明する。

また、この地域のマル暴担当刑事の甘糟(あまかす)の上司である係長が交代となり、阿岐本組に対する締め付けを強化している話も並行して描かれている。

映画がテーマに扱われているだけあり、阿岐本と日村が映画館で映画を鑑賞するシーンでは、高倉健主演の任侠もの映画が上映され、映画をあまり見ない日村も大いに影響を受けるシーンが印象に残る。

今作もまた阿岐本組の面々がそれぞれの魅力を出していて、特にテツと稔が重要なところで大活躍していて、楽しく読むことができた。
マル暴担当刑事なのにヘタレた言動が多い甘糟のキャラクターもまた、癒しになっている。

映画と言えば昨年、『任侠学園』が西島秀俊主演で実写版映画になったことを知るのが遅れて映画館で観ることができなかったので、DVDあるいはブルーレイで観てみようかと考えている。




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