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読んだ本の感想をつづったブログです。


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港瀬 つかさ (著), シソ (イラスト)
KADOKAWA (2017/7/10)


家事が大好きな男子高校生が異世界転生するライトノベルの第1巻。
料理や裁縫、かわいいものが大好きという男子高校生の悠利は突然異世界に飛ばされ、料理、家事、家事などの高い能力の上に強大な鑑定能力、そして持ち物が魔道具に変わっていることに驚く。

そして悠利ほどではないが高い鑑定能力を持つアリーが率いる冒険者のパーティを助けたり、食材の不足で困っていた見習の少年を助けて料理を作ったことでその料理能力を知られ、かけがえのないメンバーとして活動していくことになる。

この異世界は魔法はないが魔道具は存在していて、世界に存在しなかった料理を作って驚かれるシーンが毎回のように出てきて、『異世界食堂』などのような感じの作品になっている。
また、アリーは悠利のありえないレベルの能力に頭を悩ませるところも面白い。

すごい能力を持つ一方であまりに警戒心がない悠利のキャラクターが面白いのもあり、安心して読むことができる。
『異世界食堂』などのように読み切りの形で続けられていて、10巻以上出ている人気作なのも分かる。





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関連タグ : 港瀬つかさ,


志村 けん (著)
青志社 (2020/8/7)


昨年逝去した志村けんが、著作やインタビューなどで語っている160の言葉を紹介している作品。

生い立ちや芸名の由来、ドリフターズでの活躍、変なおじさんやバカ殿などのキャラクターへの思い、作りこんだ笑いへの情熱などが語られていて、知らない話も多くて読ませる内容となっている。

あくまでやりたいのはコントで、これまであまり受けてこなかった俳優としての仕事も始めていた時期に亡くなったため、どのような活躍をしていたのかを見ることができないのが実に残念だと思う。

笑いが古いとかマンネリなどと呼ばれることもあったが、年代を問わず分かる笑い、外国人にも理解できる笑いを追求していたというのは改めてすごいことだと感じた。





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小林 誉 (著)
アルファポリス (2016/10/1)


異世界転生もののライトノベルの第1巻。
サラリーマンだった主人公は飲み会の帰り道にマンホールから転落したことで「下位世界」という剣と魔法の異世界に転生することになり、「経験値アップ」のスキルもつけてもらった。
そして、15歳の少年・エストとして活動を始めることとなる。

この経験値アップのスキルによって急速にレベルアップした後、奴隷となっていた猫耳の少女・クレアや冒険者のアミルとレレーナ、ダークエルフのディアベルと犬耳の少女シャリーらを仲間にして、ダンジョンでモンスターなどとの戦いに挑んでいく。

主人公が敵との戦いで頭脳的な戦い方をするところは少し変わっているが、それ以外についてはわりと王道な設定とストーリー展開になっていて、意外性は少ないが安心して楽しむことができる。





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咲く桜 (著), 藻 (イラスト)
双葉社 (2020/7/30)


多趣味な会社員だった男が事故に遭い、異世界で農家の息子として転生するライトノベルの第1巻。

主人公はアウルという少年に転生するが、なるべく楽をして暮らしたい志向があるが、それを実現するために作物を育てたり、魔法を学んだり、モンスターなどを倒して利用するなど、なんだかんだで働いていく様が面白い。

しかもアウルには「器用貧乏」というスキルがある上に転生前の多趣味が合わさり、クッキー、ベーコン、化粧品など異世界に存在しなかったものを次々と生み出してしまい、出入りの商人には秘密にするよう頼んでもどうしても秘密が漏れ、貴族などがアウルの身辺を探るようになっていく。

話自体はよくある異世界転生ものなのだが、文章やセリフのやり取りがテンポが良くて面白いので、思っていた以上に楽しく読み進んでいくことができる。





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