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読んだ本の感想をつづったブログです。


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本田 直之 (著)
大和書房 (2012/12/12)


以前読んで参考になった『レバレッジ・リーディング』『レバレッジ時間術』の著者による、面倒くさがりの人が大きな面倒くささを避けるために小さな面倒くさいことを実施することを勧めている作品。

単純に面倒くさがって小さなことをなおざりにすると、後で大きな面倒くささとなって返ってくることを語っていて、過去に経験したことを考えると納得しやすい内容となっている。

具体的には、遅刻しないように時間に余裕を持って行動すること、マニュアルを熟読しておくこと、睡眠時間を削らないこと、予約や事前調査の重要性などで、面倒だがやらなければ後で大きなツケとなってくることが分かる。

基本的だが分かりやすくて重要な内容が書かれていて、再認識させられることが多かった。




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天酒之瓢 (著), 黒銀 (イラスト)
主婦の友社 (2015/3/30)


異世界転生+ファンタジー+ロボットものというライトノベルシリーズの第5巻。

前作で発生したジャロウデク王国とクシェペルカ王国の戦争において、クシェペルカに味方したエルが率いる銀鳳騎士団が、回復した東側の領土を拠点として残る西側のジャロウデクが占領した地域への侵攻作戦を描いている。

エルが登場するイカルガをはじめとした銀鳳騎士団の幻晶騎士たちによって大打撃を受けたジャロウデク軍だったが、クシェペルカ全土をほぼ占領するのに貢献した飛行船を開発した天才技術者のオラシオが、飛竜戦艦という新兵器を建造し、老練の将軍であるドロテオがこれを操縦して暴れまわるシーンが多く出てくる。
この飛竜戦艦は雷による防御、火を吐く攻撃、高速での飛行など規格外の技術が多く使われていて、立ち直りつつあったかに見えたクシェペルカ軍を圧倒している。

また、ドロテオの養子で剣での戦いにあくまでこだわるグスターボや、今回の戦争のきっかけとなった幻晶騎士の強奪イベントを実行したケルヒルヒ(イメージとしては『機動戦士ガンダム0083のシーマ・ガラハウに近い)といった敵方の人物も専用機を駆って銀鳳騎士団に挑んでいる。

本書に登場する飛竜戦艦や、グスターボが乗る剣だらけの幻晶騎士・ソードマンといった描くのが大変そうな機体が挿絵で描かれていないのは、コミックやアニメになる前で具体的な図案ができていなかったためなのか?などと読みながら考えていた。

本作ではこれまで戦うことがあまりなかったフレメヴィーラ王国の王子・エムリスと、その乗機である「金獅子」も戦う機会があり、豪快なエムリスのキャラクターを楽しむことができたり、クシェペルカの女王となったエレオノーラの騎士として張り切るキッドの活躍も見逃せない。

もちろん主人公たるエルと乗機・イカルガも大活躍していて、ロボットもの作品らしさを楽しめる。
改めて、面白いシリーズだと再認識した。




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小林 有吾 (著), 上野 直彦 (企画・原案)
小学館 (2015/4/30)


プロサッカークラブのユースチームを舞台としたサッカー漫画の第1巻。
第2巻まで読んだ。

主人公はアフロっぽい髪型がトレードマークの中学三年生・青井葦人(あおいあしと)で、愛媛に暮らす葦人はサッカーの実力はあるがお山の大将気質で、ワンマンチームとなることを認めてもらったチームメイトとともに試合を勝ち進むが、ある事件を起こして挫折を経験する。

それを見ていた東京のクラブチームでユース監督を務める福田は葦人の視野の広さや敵味方の位置関係の把握能力を見抜き、自分のユースチームへのセレクション試験を受けてみないかと打診することで話が展開していく。

話の展開からすると競技は異なるものの、少し前に読んだ『ダイヤのA(1)』と始まりが似ている。

葦人や福田のキャラクターの濃さがその後への展開を期待させてくれる内容となっていて、もう少し読んでみようと思わせてくれる。




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秋月 達郎 (著)
新潮社 (2015/12/23)


池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公で火付盗賊改方頭として有名な長谷川平蔵宣以(のぶため)の父親で、火付盗賊改方頭から京都西町奉行になった長谷川平蔵宣雄(のぶお)を主人公とした時代小説で、3中編が収録されている。

着任の時にはお忍びで京都に入ってきたり、ふらりと茶店や商店に出かけるなど、実際は難しかったと思われる行動が出てくるのは時代小説ならではの形で、個性豊かな与力や同心たちを従えて任務に当たっている。

枡屋の隠居・茂右衛門こと、鮮やかな鶏の絵で有名な絵師・伊藤若冲が登場する作品もあり、平蔵と若冲が親しく会話しているシーンでは有名人同士でテンションが上がった。
また、京の商人で、石門心学で知られる石田梅岩の弟子に学んでいる者が出てくるなど、知っている歴史上の人物が出てくるのは楽しい。

テンポよく話が進み、ざっくばらんな話し方をする平蔵のキャラクターにも合っているので、気軽に読むことができた。




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