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読んだ本の感想をつづったブログです。


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久住 昌之 (著), 谷口 ジロー (イラスト)
扶桑社 (2020/5/31)


先日読んだ『孤独のグルメ1』の続編。

ペルー料理店やパリのアルジェリア料理店のような国際色豊かな回や、静岡での汁おでん、鳥取市役所のスラーメン(うどんのスープ+ラーメン)などの地方ならではの食事、私も以前行ったことがある東大の学食など、幅広い回が扱われている。

前作で出てきた五郎の武闘派な一面は本書でも出てきて、酒が飲めない部下にアルハラを働く客に注意し、逆切れしてきた客をのしてしまうという大立ち回りが描かれているのもポイントとなっている。
食べる場所の雰囲気をあくまでこだわりたいという五郎の思いが伝わってきてしまう。

末尾では、2017年に逝去した作画担当の谷口ジロー氏へのインタビューや、壇蜜による解説文も収録されていてこれらも面白い。





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野地 秩嘉 (著)
新潮社 (2020/7/17)


トヨタが実施してきた「カイゼン」について、そのポイントや事例、どう応用できそうかなどを解説している作品。

在庫を適正な量だけ保管すること、会議の時間や回数を減らすこと、少ない人数で生産性を上げる方法など、やりたいと考えている企業は当然多いが、実施にはいくつもハードルがあるし、手段と目的をはき違えるとかえって生産性を下げる恐れもあったりする。

また、根性論で対応しようとする企業も多いが、トヨタでやってきたのは「走らない」という言葉にあるように、従業員の負担で実現しようとするものではなく、あくまで仕組みで対応しようとしてきたことが力説されている。

作業の流れを図解して無駄になってそうなポイントを探したり、作業する際に物を取り出したり移動したりする部分でいかに無駄を省くかといったところが書かれていて、参考になる。





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井上 香緒里 (著)
技術評論社 (2019/9/13)


一般的に初めての人が手に取ることが多そうな、VBAの入門書。
職場でVBAを作ることが増えたため、基礎を確認する意味から図書館で借りて読んだ。

当然ながら既に知っていることが多いとはいえ、SubとFunctionの違いについて確認するきっかけになったり、面倒で避けてきたフォームを呼び出しての処理などを改めて知ったりと、それなりに有益な読書となった。

初めての人にとって、わりと分かりやすい作品だと思う。





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遠藤 洋 (著)
ダイヤモンド社 (2019/12/19)


時価総額300億円未満の小型株を厳選して購入し、徹底してチェックして売却する形での投資方法を紹介している作品。
この手の選別する能力には自信がないので縁がない方法と思いつつ、図書館にあったので借りて読んでみた。

たとえ1銘柄だけでも多分情報収集はそこまでやらないだろうと自分自身で分かっているが、若い会社、創業者やIR担当者が大株主の会社など、選定する際のポイントや、身近なところから今後来るかもしれない会社を探したり、ニュースから傾向を読むなど、参考になる話がそれなりにあってためになった。

自分の考えと合うところばかりでもないが、1つの考え方であると思いながら読んでいった。





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